6 vini Francia x Italia alla cieca
(一応)ブラインドテイスティング
ブルゴーニュ 3種
イタリア 3種
某団体がオーガナイズする試飲会に時々行くようになった。ブラインドでの試飲をたまにやるので、ブラインドには興味があるため、機会があれば参加する。
ブラインドでの試飲は賛成派反対派、好きな人嫌いな人、いろいろいる。
たとえば、尊敬するアルマンドは、ブラインドではなくラベルを見ての試飲の方がいいと思っているし、逆に友人のルカは賛成派で、ブラインドでの試飲会をわりと頻繁に行っている。
しかし、ブラインドの試飲会は、どうしても集まりが悪い。
アルマンドは、ラベルを見た上で、つまりワインのインフォメーションを正しく理解した上での試飲の方が良い試飲ができると思っている。
ところが、アルマンドのレベルならいいし、それができるが、一般の人はラベルに左右されすぎる。有名ワイン、高級ワインだと飲む前から(笑)これおいしい、となってしまう。
逆にワインが何かわからないと、たいていの人は不安になる。間違えたくないという心理は当然で、それをどうやって克服するか。ある程度のレベルになると、間違えるわけにもいかないのが怖い。(冷や汗~)
さて、昨日の試飲会はワインが何かある程度わかっていた。(実際には試飲会申し込み時点のインフォメーションとはだいぶ違ったが。。。)
フランスはブルゴーニュで白1種、赤2種。地域のインフォメーションもあり。
イタリアは白1種はアルト・アディジェで当然シャルドネ。
赤2種は、トレンティーノのピノ・ネーロと「ingannareだます」ためにネッビオーロ1種。ネッビオーロはバローロで、これも地域のインフォメーションあり。
こうなるとある程度パズルのようなもので、全くなにも知らない場合よりはるかに簡単である。(ほっ!)
さて、白2種はイタリアかフランスかをあてる(理解するという意味)だけだから簡単。
ここでいつも思うのは「大体同じ値段」のフランスワインとイタリアワインを飲み比べると、イタリアワインの方が一般においしいということである。
フランスワインの方が高いから、同じくらいの値段だとどうしても品質が下がる。そうなると味の好みは置いておいて、品質はイタリアワインの方が良くなってしまう。
今回の2種は、インパクトの強い(強すぎ)のイタリアワイン、単品で飲んだらいいのだが、その後のフランスワインの優しさと爽やかさが心地よく、味の好みはこちら。しかし、品質はイタリアの方が上だと思った。
赤4種は、さて、どこかにネッビオーロが混じっているわけである。まず、これを理解しないと話にならない。
1種はデカンタしてあり、まだ若いものと結構ヴィンテージが入っているものとがあり、かなりバラバラの雰囲気。本当は、同じかほとんど違わないヴィンテージだとより違いがわかって嬉しいのだけど、と思ったり。
ただここでご愛嬌。このグループはこういうところが「抜けて」いるのよね~
ブラインドとは言ってもボトルをアルミホイルで包んであるだけだから、形がわかり、おおよそわかってしまうのでした。
ということで、ある程度はわかってしまい、これじゃあ本当のブラインドにはならない。。。それでも1種はデカンタしてあってボトルが見えなかったこと、ブルゴーニュとバローロのボトルは同じなで肩で似ているので、間違えた人もいるよう。
ということで、ご愛嬌もあり、楽しめたブラインド試飲会でした。
赤4種は値段に大きな格差があったのだが、意外と、イタリアのピノ・ネーロが心地よかったりもして。ブラインドだと、思わぬ発見が多いところが面白い。
6種のワインは以下。
Chardonnay Kreuth 2014 Terlano 香りのインパクトが非常によく、とても華やか。柑橘より熟した白いフルーツの方が強いくらい。味にも強さがあり、塩味が濃く、ダイナミックな感じ。一般に受けるね~というタイプ。++++
Pouilly Fuisse 2011 Louis Max 香りが最初やや弱く、優しい感じの中にさわやかさがある。香りはとても良いが味の方は残念ながらやや物足りなさを感じる。+++(+)
Trentino Pinot Nero 2014 Istituto Agrario San Michele all'Adige 色が素晴らしく魅力的。フルーツの香り、花の香りが心地よい。イタリアのピノ・ネーロ~ +++
Barolo La Serra 2008 Marcarini これだけ他と違うのでネッビオーロだとわかる。血の香り、生肉、タバコやスパイス、リコリース、ジネープロなどなど複雑。タンニンは存在感を残し、だいぶ柔らかくなっている。++++(+)
Volnay 1er cru Les Champans 2008 Domaine Joseph Voillot 黒いフルーツの香りに始まり、バルサム臭、クミン、灰やコショウ、ミントの香りもよぎる。結構ボディがあり、程よい酸味が心地よく、余韻にスパイスが綺麗に残る。++++(+)
Chapelle-Chambertin Grand cru 2001 Domaine Rossignol-Trapet オレンジ、バルサム臭、グラフィティ、ユーカリ、ミント、クミン、ジネープロ、スパイス、革などなどかなり複雑。タンニン繊細、ボディ申し分なく、持続性も良い。+++++
(一応)ブラインドテイスティング
ブルゴーニュ 3種
イタリア 3種
某団体がオーガナイズする試飲会に時々行くようになった。ブラインドでの試飲をたまにやるので、ブラインドには興味があるため、機会があれば参加する。
ブラインドでの試飲は賛成派反対派、好きな人嫌いな人、いろいろいる。
たとえば、尊敬するアルマンドは、ブラインドではなくラベルを見ての試飲の方がいいと思っているし、逆に友人のルカは賛成派で、ブラインドでの試飲会をわりと頻繁に行っている。
しかし、ブラインドの試飲会は、どうしても集まりが悪い。
アルマンドは、ラベルを見た上で、つまりワインのインフォメーションを正しく理解した上での試飲の方が良い試飲ができると思っている。
ところが、アルマンドのレベルならいいし、それができるが、一般の人はラベルに左右されすぎる。有名ワイン、高級ワインだと飲む前から(笑)これおいしい、となってしまう。
逆にワインが何かわからないと、たいていの人は不安になる。間違えたくないという心理は当然で、それをどうやって克服するか。ある程度のレベルになると、間違えるわけにもいかないのが怖い。(冷や汗~)
さて、昨日の試飲会はワインが何かある程度わかっていた。(実際には試飲会申し込み時点のインフォメーションとはだいぶ違ったが。。。)
フランスはブルゴーニュで白1種、赤2種。地域のインフォメーションもあり。
イタリアは白1種はアルト・アディジェで当然シャルドネ。
赤2種は、トレンティーノのピノ・ネーロと「ingannareだます」ためにネッビオーロ1種。ネッビオーロはバローロで、これも地域のインフォメーションあり。
こうなるとある程度パズルのようなもので、全くなにも知らない場合よりはるかに簡単である。(ほっ!)
さて、白2種はイタリアかフランスかをあてる(理解するという意味)だけだから簡単。
ここでいつも思うのは「大体同じ値段」のフランスワインとイタリアワインを飲み比べると、イタリアワインの方が一般においしいということである。
フランスワインの方が高いから、同じくらいの値段だとどうしても品質が下がる。そうなると味の好みは置いておいて、品質はイタリアワインの方が良くなってしまう。
今回の2種は、インパクトの強い(強すぎ)のイタリアワイン、単品で飲んだらいいのだが、その後のフランスワインの優しさと爽やかさが心地よく、味の好みはこちら。しかし、品質はイタリアの方が上だと思った。
赤4種は、さて、どこかにネッビオーロが混じっているわけである。まず、これを理解しないと話にならない。
1種はデカンタしてあり、まだ若いものと結構ヴィンテージが入っているものとがあり、かなりバラバラの雰囲気。本当は、同じかほとんど違わないヴィンテージだとより違いがわかって嬉しいのだけど、と思ったり。
ただここでご愛嬌。このグループはこういうところが「抜けて」いるのよね~
ブラインドとは言ってもボトルをアルミホイルで包んであるだけだから、形がわかり、おおよそわかってしまうのでした。
ということで、ある程度はわかってしまい、これじゃあ本当のブラインドにはならない。。。それでも1種はデカンタしてあってボトルが見えなかったこと、ブルゴーニュとバローロのボトルは同じなで肩で似ているので、間違えた人もいるよう。
ということで、ご愛嬌もあり、楽しめたブラインド試飲会でした。
赤4種は値段に大きな格差があったのだが、意外と、イタリアのピノ・ネーロが心地よかったりもして。ブラインドだと、思わぬ発見が多いところが面白い。
6種のワインは以下。
Chardonnay Kreuth 2014 Terlano 香りのインパクトが非常によく、とても華やか。柑橘より熟した白いフルーツの方が強いくらい。味にも強さがあり、塩味が濃く、ダイナミックな感じ。一般に受けるね~というタイプ。++++
Pouilly Fuisse 2011 Louis Max 香りが最初やや弱く、優しい感じの中にさわやかさがある。香りはとても良いが味の方は残念ながらやや物足りなさを感じる。+++(+)
Trentino Pinot Nero 2014 Istituto Agrario San Michele all'Adige 色が素晴らしく魅力的。フルーツの香り、花の香りが心地よい。イタリアのピノ・ネーロ~ +++
Barolo La Serra 2008 Marcarini これだけ他と違うのでネッビオーロだとわかる。血の香り、生肉、タバコやスパイス、リコリース、ジネープロなどなど複雑。タンニンは存在感を残し、だいぶ柔らかくなっている。++++(+)
Volnay 1er cru Les Champans 2008 Domaine Joseph Voillot 黒いフルーツの香りに始まり、バルサム臭、クミン、灰やコショウ、ミントの香りもよぎる。結構ボディがあり、程よい酸味が心地よく、余韻にスパイスが綺麗に残る。++++(+)
Chapelle-Chambertin Grand cru 2001 Domaine Rossignol-Trapet オレンジ、バルサム臭、グラフィティ、ユーカリ、ミント、クミン、ジネープロ、スパイス、革などなどかなり複雑。タンニン繊細、ボディ申し分なく、持続性も良い。+++++