先日再調整してかなり切れることが分かった深雪で今までと違う仕上げ研ぎを。
まずは切れ止んだ刃の裏を焼成ダイヤ8000番の上に10000番のパウダーをなすって少々裏を研いでいきます。
裏の状態は、
こんな感じ。
そして切れ刃を2000番でわずかに刃返りが感じられるまで研いでいきます。
2000番での切れ刃の様子は、
この様に。
そしてつなぎに丹波の青砥で20から30ストローク程。
この青砥ですが、青砥の中では締まっている方ですがやはり柔らかい。
研いだ刃の先端がダレているようです。
人造砥の傷はあっという間に消えるんですがねえ。
ここまではいつもの研ぎ。
ここからが今回の思い付き その1(笑)。
まずはそれなりに硬く細かい大突の合わせ砥をアトマでこすってたっぷり砥糞を出します。
そしてたっぷり砥糞の載った大突をさらに固いマルカの浅葱に擦りつけます。
こうすることで天然の砥粒を刃を当てる前に細かくさせる作戦です。
その状態の砥石の上に洗剤を一滴たらして、
こんな状態で研ぎ上がり。
裏の状態は、
細かく研げているようですが、切れ刃が・・、
先端潰れてる。
ただ、二段研ぎした部分を見るとそれなりに細かい砥粒で研磨はされているようです。
(大きめの傷は落とし切れていない中砥の傷?潰れきっていない砥粒?気になります)
一先ず引いてみますが、
重い。刃先の厚さを感じます。
頑張って薄くしても、
これが限界。
やはりあれだけ白く見えた刃先はかなり潰れが出ていたようです。
砥粒の潰し方自体は悪くない方法だとは思うんだけど、青砥でのダレが影響大なのかな?
今度は2000番の後に人造6000番でやってみます。
しかしなかなか面白いぞこの研ぎ方。
地金を突っかけることの多いこの浅葱でかなり滑らかに研げるし。
刃先の潰れは手の加減も大いに影響あるでしょうから、もう少し詰めていきたいな。
まずは切れ止んだ刃の裏を焼成ダイヤ8000番の上に10000番のパウダーをなすって少々裏を研いでいきます。
裏の状態は、
こんな感じ。
そして切れ刃を2000番でわずかに刃返りが感じられるまで研いでいきます。
2000番での切れ刃の様子は、
この様に。
そしてつなぎに丹波の青砥で20から30ストローク程。
この青砥ですが、青砥の中では締まっている方ですがやはり柔らかい。
研いだ刃の先端がダレているようです。
人造砥の傷はあっという間に消えるんですがねえ。
ここまではいつもの研ぎ。
ここからが今回の思い付き その1(笑)。
まずはそれなりに硬く細かい大突の合わせ砥をアトマでこすってたっぷり砥糞を出します。
そしてたっぷり砥糞の載った大突をさらに固いマルカの浅葱に擦りつけます。
こうすることで天然の砥粒を刃を当てる前に細かくさせる作戦です。
その状態の砥石の上に洗剤を一滴たらして、
こんな状態で研ぎ上がり。
裏の状態は、
細かく研げているようですが、切れ刃が・・、
先端潰れてる。
ただ、二段研ぎした部分を見るとそれなりに細かい砥粒で研磨はされているようです。
(大きめの傷は落とし切れていない中砥の傷?潰れきっていない砥粒?気になります)
一先ず引いてみますが、
重い。刃先の厚さを感じます。
頑張って薄くしても、
これが限界。
やはりあれだけ白く見えた刃先はかなり潰れが出ていたようです。
砥粒の潰し方自体は悪くない方法だとは思うんだけど、青砥でのダレが影響大なのかな?
今度は2000番の後に人造6000番でやってみます。
しかしなかなか面白いぞこの研ぎ方。
地金を突っかけることの多いこの浅葱でかなり滑らかに研げるし。
刃先の潰れは手の加減も大いに影響あるでしょうから、もう少し詰めていきたいな。
写真を見る限り切れ刃で終わっていて2段研ぎの角度のぶれが先端の潰れになっているように見えはするんですが、、、。ちょっとはっきりしないですね、もちろん青砥でのダレも考えられます。
砥粒を硬い砥石同士で摺り合わせて砕いてしまうというやり方は大正解なんですが理想的には大きさが同じだとなおさらいい。それとそのふたつの砥石の平面精度がどれだけ正確か?によってどれだけ細かく砕かれるか?も決まるんだろうと思います。その番手はおそらく#30000に匹敵すると思います。シャプトンに#3000というのがあるけれど、あれはアルミナが主体でしょうから鋭く研げ過ぎるし固定砥粒なのでクタクタの先端には過酷すぎる。天然で#30000に匹敵する細かさなんていう砥石はこの世に存在しないでしょう。そこがいいわけです。(その良さは長くなるので別な機会に説明します)
それからトクソラップの方法ですね。刃物ではなく砥石で前もって砕いてしまったわけですから異常に細かいわけで、従って研ぐ面積は極小じゃないと無理がある。切れ刃側は2段で極小にできるけれど裏は精度の高い、ほんとの糸裏じゃないとダメなんですわね。
そして最低の手数で能率良く、確実にラップできること。また、裏も切れ刃も極小面積にすると1ミリ動かしただけで先端の状況が変わります。最後の研ぎ上げる段階では数ミリ単位で裏、切れ刃を当てて返りがどちらにも残らない状況を作れればその刃先はまるでゼロに見えるはずです。
慣れないうちは9ミリ当てて顕微鏡で見る、というくらいの観察を続ければ道は必ず開けます。遠回りのようでそれが一番の近道です。
がんばって!
(メール下さい。kunimoto-t@lime.plala.or.jp )
いつも的外れの考え方をしてしまう自分も、今回は判りやすいヒントのお蔭で その1 で正解できました(笑)。
正直自信は無かったですが。
砥粒の細かさと研磨力の弱さを考えると、下研ぎまでの精度の重要さが実感できます。
最後の数ミリの攻防以前に、下研ぎの精度が足りていないようです。
深雪の研ぎ直し、記事にしましたのでご覧ください!