箱入り娘

小さい時に病気をしたので、
大事に大事に育てわがままになってしまった、うりつ
父はと言えば、
足が汚れると抱っこしてぬかるみを歩く。

ワンちゃんが仲良くしようと、
うりつをクンクンしていると、必死で守る。

私はと言えば、毎日毎日、馬車馬のように働いた。
ハウスを奇麗にし、掃除機をかけ、スチームクリーナーで床を殺菌。
バイオウィルクリアでさらに除菌。
マットやタオルもせっせと洗濯。

撮影中、「私はここです」と割込むうりつ。

たくさん遊んであげると良いと言われ、
朝から晩まで遊んであげた。
初めてづくしで情報は全部受け入れていた。
気がつけば体重は４kg減「顔色悪いよ」と言われる始末。
大切な、大切な娘ですから、私が長生きしないといけません。
だから、少しづつ手抜きを覚え、体重もしっかり元に戻りました。

箱入り娘？の姪っ子も、今日大学を卒業しました。
この春から自立するようです。
子の居ない私が、年齢を確認する瞬間です。

「子は、ここに居ます」