うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

ムカデ人間

2012年03月20日 | 日記
 俺は個人的に人に無理矢理なにかをさせられるというシチュエーションが苦手で、世のAVには「レイプもの」みたいなジャンルもありますが、到底興奮はできないどころか見続けることすらできません。

 で、今回取り上げるのは脅威の悪趣味映画「ムカデ人間」。2010の映画。

 人間の口と肛門を縫い合わせて”ムカデ人間”を造りたいという暗い欲望をもった外科医(シャム双生児の分離手術の権威という設定)が迷い込んできた3人の人間を実験台にそれを実行してしまう…という内容。


 ということでまぁ観ません。絶対に。
 世の中には面白いが目を背けたくなるような映画とか、トラウマになるような映画体験とかそういう類のものもあるわけです。以前記事にした「メランコリア」のトリアー監督の「ドッグヴィル」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も相当後味は悪かったし、できれば途中で退出したかった…
 しかし本作は俺的には「面白くもないし観たくもない映画」という珍しいジャンルに属しています。ブラックジョークでもなくただ悪趣味という内容で予告編を観ただけで十分でした。これは「恐怖」や「悲惨さ」というより「憎悪」や「嫌悪感」という感情。

 監督・脚本・製作・編集をトム・シックスという人がやっているのでつまりはこの人の映画ってわけですが、こういう話を思いついて映画にしようとしたってこと自体でこの監督のことをけっこう嫌いになっているくらいです。ひどいキャラを生み出したりひどい映画を作ったからといってその監督を普通は嫌いになったりはしないんですが、この人だけはちょっと例外。


 まさに「蛇蝎のごとくに」嫌っているこの映画。一生観ないでしょう。興味のある方はぜひ見てみてください。すでにDVD化済みです。

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