うららかdiary

思いのままに綴ります☆

地球

2006-06-20 21:04:04 | Weblog
あちこちで環境問題がとり上げられていますね。

以前、フィリピンにあるダンプサイト(最終ゴミ捨て場)を訪問したことがあります。
そこにはスカベンジャー(ダンプサイトから瓶などのゴミを拾い、換金して収入を得る人々)がいます。

そこはもう、到着する前からすごいニオイがしていました。
咳はでるわ、喉はちりちりしてくるわで。
有害物質を発しているのだそうです。

貧富の差の激しいフィリピンでは、それを仕事として生活している人もいるのです。

ゴミの山、ほんとに大きな山です。
ところどころ発火しているときいていましたが、

「ホントに発火してる。煙がのぼってる☆」
ゴミの重みで圧がかかり、自然発火するのだそうです。

そこでは大人にまぎれて子どもまでが換金できそうなものを拾い集めています。
ゴミ山ですから、ガラスの割れたのや、わけ分からないものであふれており
足場が悪いのです。

そんなところを素足で歩く人もいました。
靴を買うためのお金がないからです。
でも、足を怪我しても医療をうけることはできません。

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そんなダンプサイトの一角に、とあるNPOがやっている学校がありました。
幼稚園と小学校が一緒になったような、ダンプサイトで暮らす子ども達の学校です。

私はそこを見学させてもらいました。
子どもたちが顔を輝かせて遊んだり学んだりしている姿がありました。
私は特に教育の何かができるわけでもないので、
子ども達と「高い高い」のジャンプ版(?)のようなことして遊んだのですが、
これがとても大うけで、すぐに囲まれてしまいました。

我も我もと体当たりしてくるので、さすがに危なく感じ
「イサ イサ ラ(一人ずつね)」と言うと
きちんと順番待ちしてくれました。キラキラした瞳をして。

その子ども達の笑顔は、かけがえのない宝のようでした。

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環境問題をとりあげ、啓発活動をしている人、

平和をさけぶ人

素晴らしいですね。

でも、自分が、同じことをして輝けるのか?
と思うこともあります。

例えば、私は平和学を学んでいましたが
自分に合った「平和」へのアプローチが見つけられなくて、無力に感じることがありました。

外部のワークショップなど、いろんな平和問題の活動をみましたが
「ここはすごいことをしているけど、私は、なんか違う」
という気持ちがありました。

それは、『批判』がきつかったんだろうなと、今は思います。

自分の主張を通すために、何かがいけないと言ったり、他者を批判する。
それがとてもいやでした。
「何が平和だ」と思っていました。

平和だ平和だと言っていながら、自分はどうなの?
あなたは、あなたの周りは平和なの?と。

活動を通して、成果をあげ、人の役にたっている活動はたくさんあります。
そこに情熱を傾けている人々がいます。
胸が熱くなることもあります。
そういったことができる人は必要です。
まとめて、みんなを引っ張っていく役割の人。

ただ。
私はそのやり方を好まない、というものが多かったというだけ。
私は、このやり方はイヤだと。


地球温暖化がすすんでいます。
人々の心が冷たくなればなるほど、地球は熱くなっていきます。

何かをする前に、まず自分だと思うのです。
自分の心は大丈夫かなと問うてみます。

人々が優しい気持ちでいれば、地球の熱も下がるのではないでしょうか。
地球はきっと怒っている…。
地球は自分の身をもって知らせようとしています。

とりあえず、私は、自分のことをしっかりやりたいと思います。
いらない感情を流して軽くすれば、
この地球で、とりあえず私一人分は軽くなる…。

みんなが自分のことを真剣に思って、優しくなれたならどんなにか素晴らしいでしょう。

この地球が、いつまでも輝ける瑠璃色の星でいられますように。

コメント (8)
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