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【岡山大学ヘルスイノベーション】Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)Vol.112発行

2023-04-05 18:00:45 | 医療系
岡山大学の強みのひとつである医療系およびその関係分野のイノベーション成果を、より世界の多くの一般の方々に目にして頂くために、国際情報発信Webレター「Okayama University Medical Research Updates」Vol.112を2023年3月27日に発行しました!
 
 
2023(令和5)年 4月 4日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



◆Female squirting(女性の潮吹き現象)の謎の解明へ
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区)は、2023年3月27日、岡山大学の強みのひとつである医療系分野の研究開発の成果について、革新的な技術に橋渡すことのできる基礎研究や臨床現場、医療イノベーションなどに結びつく成果などを英語で世界の一般のみなさんなどに届けるWebレター「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」のVol.112を発行しました。

 本号では、岡山大学泌尿器科同門会に所属するみやびウロギネクリニック(岡山市北区)の井上雅院長と本学学術研究院医歯薬学域(医)泌尿器病態学分野の荒木元朗教授らの「Female squirtingの謎の解明へ」の研究成果を紹介しています。

 性交時のSquirting(女性の潮吹き現象)は、オーガズムの前、もしくは最中に腟前壁を刺激することにより、女性の尿道から液体が排出される現象です。排出される液体の成分は、尿であるという説と、スキーン腺と呼ばれる尿道周囲腺からの分泌液であるという2つの説がありますが、はっきりとは解明されていませんでした。

 みやびウロギネクリニックの井上院長と荒木教授らのグループは、研究に同意を得た一般女性を対象に、膀胱内へ無害であるインジゴカルミン色素を含む食塩水を注入し、その後に性的刺激により潮吹き現象を誘発して動画に記録。噴出された液体を分析した結果、主成分が尿であることを突きとめました。また、液体中のPSA濃度が尿と比較して高かったことから、スキーン腺からの分泌物も含まれていることが示されました。

 本研究は、女性の潮吹き現象を可視化し、動画で直接的に証明した世界初の報告となります。
 



本号で紹介した研究成果を担当したみやびウロギネクリニックの井上雅院長と岡山大学学術研究院医歯薬学域泌尿器病態学分野の荒木元朗教授(右)

本号で紹介した研究成果を担当したみやびウロギネクリニックの井上雅院長と岡山大学学術研究院医歯薬学域泌尿器病態学分野の荒木元朗教授(右)



◆論文情報
 論文名: Enhanced visualization of female squirting
     (邦題:女性の潮吹き現象の解明)
 掲載誌: International Journal of Urology
 著 者: Miyabi Inoue, Yuki Sekiguchi, Noriko Ninomiya, Tomoko Kobayashi, Motoo Araki
 D O I : 10.1111/iju.15004
 U R L: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/iju.15004


◆研究者
 みやびウロギネクリニック(岡山市北区)院長 井上 雅
 女性医療クリニックLUNA(横浜市中区)理事長 関口由紀
 二宮レディースクリニック(大阪市中央区)院長 二宮典子
 岡山中央病院、岡山大額学術研究院医歯薬学域(医)助教 小林知子
 岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)教授 荒木元朗
 


◆Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)
 2012年より岡山大学では、研究成果や知的財産、技術移転活動などを英語で情報発信するWebマガジン「Okayama University e-Bulletin」を年3~4回発行して来ました。またAAAS(American Association for the Advancement of Science)が提供する、世界最大規模のオンラインニュースサービス「EurekAlert!」を利用し、世界の大学・研究機関の研究者やマスコミ関係者などにニュースやトピックスを交えて配信し、岡山大学の海外への情報発信の強化と国際的知名度の向上などを推進しています。
 OU-MRUは、e-Bulletinの姉妹誌として、岡山大学の強みある医療系分野とその融合分野などの更なる増強と本学研究者が同分野で発表したイノベーティブな研究成果を世界にタイムリーに発信するために発行しています。
 岡山大学は、2013年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示すリサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学を構築し、「岡山から世界に新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学」となるため、強みある医療系分野やその関係する分野の国際的な情報発信を 力強く推進しています。今後も本学から生み出される成果を産学官民共創のオープンイノベーションの加速や社会、医療現場やヘルスケアに活かせる革新的技術、健康維持増進により早く届けられるように研究開発を推進していきます。
 なお、本号で取り上げた学術研究院医歯薬学域(医)泌尿器病態学分野の荒木元朗教授らとの共同研究等も随時、受け付けています。ご興味ご関心のある際は、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。


◆OU-MRUバックナンバー(Vol.102~Vol.111)
・Vol.102:Controlled cell death by irradiation with light (学術研究院医歯薬学域(薬)須藤雄気教授)
 http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11087.html
・Vol.103:High-quality growth (学術研究院自然科学学域(工)鈴木弘朗助教)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11455.html
・Vol.104:The determinants of persistent and severe COVID-19 revealed (異分野基礎科学研究所 墨智成准教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11473.html
・Vol.105:The dynamics of skin regeneration revealed (異分野融合先端研究コア 佐藤伸准教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11519.html
・Vol.106:The skin electrically modelled (学術研究院保健学域 中村隆夫教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11558.html
・Vol.107:COVID-19 mRNA vaccines and fever: A possible new link (学術研究院医歯薬学域(医)頼藤貴志教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11607.html
・Vol.108:Track changes: A new test to study cancer progression (学術研究院ヘルスシステム統合科学学域(工)二見淳一郎教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11645.html
・Vol.109:Track changes: Eye scratching mechanisms in rats (学術研究院自然科学学域(牛窓臨海) 坂本浩隆准教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11750.html
・Vol.110:Respiratory infections and asthma: The COVID-19 connection (学術研究院医歯薬学域(医)松本尚美助教)
 http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11762.html
・Vol.111:Antibiotics use in cataract surgery  (学術研究院ヘルスシステム統合科学学域(医)松尾俊彦教授)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id11927.html


◆参 考
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学医学部
 https://oumed.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 泌尿器病態学分野
 https://www.uro.okayama-u.ac.jp/
・みやびウロギネクリニック
 https://www.miyabiurogyne.com/


◆参考情報
・「Okayama University Medical Research Updates(OU-MRU)」バックナンバー
 https://www.okayama-u.ac.jp/eng/research/ou-mru.html
・岡山大学国際Webマガジン「Okayama University e-Bulletin」
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/kouhou/ebulletin/
・EurekAlert!
 https://www.eurekalert.org/

 

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)泌尿器病態学分野 教授 荒木元朗
 (岡山大学病院泌尿器科)
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7287
 https://www.uro.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年4月期共創活動パートナー募集中:
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 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001337.000072793.html

 


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アンドロゲン受容体の重複進化による、“かたちと繁殖行動”の多様化〔九州大学、京都大学、基礎生物学研究所、福井県立大学、岡山大学、広島大学、東京理科大学、横浜市立大学〕

2023-04-05 17:57:07 | 理工農系

〜魚類のオスの装飾的なかたちや求愛行動を爆発的に進化させた起爆剤を解明〜

 

九州大学、京都大学、基礎生物学研究所、福井県立大学、岡山大学、広島大学、東京理科大学、横浜市立大学の共同研究成果プレスリリースです。
 
 
2023(令和5)年 4月 4日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/ 
 



<発表のポイント>
  • 男性ホルモン(アンドロゲン)による求愛行動や装飾的な見た目の性差は多彩な繁殖戦略を可能にし、生物の多様化をもたらした重要な原動力であると考えられる。しかし、その獲得の詳細な仕組みは未だよくわかってはいなかった。
  • 全ゲノム重複により2つに増えたアンドロゲン受容体遺伝子が、突然変異を蓄積して変化した結果、祖先遺伝子が持っていた精子形成の仕事を捨て、かつ2つの遺伝子コピーの間で他の仕事の分担を進めて特殊化していったことが明らかとなった。また、このことが真骨魚類の美しく長いヒレや華麗な交尾ダンスの進化につながり、多様化と繁栄をもたらしたことが示唆された。
  • 魚のかたちの美しさや行動の多様性とアンドロゲン受容体の進化との関連が明らかになったことにより、地球上に織りなす生命の多様な美しさの謎についての普遍的な理解や、性疾患の発生機序の解明に繋がる可能性がある。


◆概 要
 オスに特徴的な求愛行動、装飾的なかたち、派手な婚姻色の獲得進化は、多彩な繁殖戦略を可能とし、真骨魚類の爆発的な種分化と繁栄をもたらした重要な要因と考えられます。この進化には、約3億年前に真骨魚類の共通祖先で起きた全ゲノム重複が大きく貢献したことが予想されています。全ゲノム重複は、真骨魚類の美しさや多様化にどのような影響を与えたのでしょうか? 重複した遺伝子の新たな役割の獲得や役割分担の道筋には謎が多く残されています。

 九州大学大学院農学研究院 国際農業教育・研究推進センター、農学研究院水族分子発生学研究室の荻野由紀子准教授を中心とする、京都大学 安齋賢特定准教授、基礎生物学研究所 渡辺英治准教授、亀井保博RMC教授、成瀬清特任教授、福井県立大学 八杉公基准教授、岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所 片山侑駿助教(研究当時)、坂本浩隆准教授、広島大学 荻野肇教授、東京理科大学 宮川信一准教授、横浜市立大学 佐藤友美教授、井口泰泉特任教授らの研究グループは、真骨魚類の系統で特異的に起きた全ゲノム重複により、男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を遺伝子発現に変換するアンドロゲン受容体遺伝子のコピー数が2つに増えたことに着目し、メダカ(図1)における2つの遺伝子コピーの役割について変異体を用いて詳しく比較しました。その結果、アンドロゲン受容体遺伝子が精子形成の役割を別の遺伝子に任せて、オスに特徴的な“かたち、体色、繁殖行動”に役割分担を進めて特殊化していったことを世界で初めて明らかにしました(図2)。

 アンドロゲン受容体遺伝子を1コピーしか持たない哺乳類などの動物では、脳や外生殖器の性分化、精巣機能の維持、精子形成など多岐にわたる役割が1つの遺伝子で担われています。このような場合、ある役割にとって有利な変化が、他の役割には必ずしも有利とならないため、遺伝子機能の変化は強く抑制されている(保存的である)と考えられます。真骨魚類ではコピー数が増えたことに加え、精子形成の役割を喪失したことがアンドロゲン受容体遺伝子にのしかかっていた進化の抑制を緩和し、アンドロゲン受容体の役割の急速な多様化を促した可能性が示唆されます。

 これまで、重複した遺伝子群は、祖先的な役割を保ちながら、役割を新たに獲得、あるいは分担することにより、より複雑な仕組みを作り上げると理解されてきました。今回の発見により、祖先遺伝子が体の中で担っていた役割を大胆に捨てて、かつコピー数を増やして仕事の分担を進めて特殊化していったことにより、真骨魚類の多様化と繁栄をもたらした美しく長いヒレや華麗な交尾ダンスが獲得されたと考えられます。魚の美しさや行動の多様化と全ゲノム重複による性ホルモン受容体遺伝子の重複進化との関連性を詳細に示した最初の例であり、生物の性的特徴の多様化とゲノム進化の関係を探る上で大きな一歩となる研究です。

 本研究成果は2023年3月14日にNature Communications誌(Nature Publishing Group、イギリス)にオンライン公開されました。
 




◆論文情報
 掲載誌:Nature Communications
 タイトル:Evolutionary differentiation of androgen receptor is responsible for sexual characteristic development in a teleost fish.
 著者名:Yukiko Ogino*, Satoshi Ansai, Eiji Watanabe, Masaki Yasugi, Yukitoshi Katayama, Hirotaka Sakamoto, Keigo Okamoto, Kataaki Okubo, Yasuhiro Yamamoto, Ikuyo Hara, Touko Yamazaki, Ai Kato, Yasuhiro Kamei, Kiyoshi Naruse, Kohei Ohta, Hajime Ogino, Tatsuya Sakamoto, Shinichi Miyagawa, Tomomi Sato, Gen Yamada, Michael E. Baker, Taisen Iguchi
 D O I:10.1038/s41467-023-37026-6
 U R L:https://www.nature.com/articles/s41467-023-37026-6


◆謝 辞
 本研究は JSPS 科研費 (P15K07138, JP19K06741, JP20H04928, JP16H06280, JP19H03049, JP22H00386)、基礎生物学研究所共同利用研究、環境省、アステラス病態代謝研究会、内藤記念科学振興財団、九州大学「女性枠設定による教員採用・養成システム」、「女性研究者養成システム」の助成を受けたものです。


◆詳しい研究内容について
 アンドロゲン受容体の重複進化による、“かたちと繁殖行動”の多様化〜魚類のオスの装飾的なかたちや求愛行動を爆発的に進化させた起爆剤を解明〜
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20230327-1.pdf


◆本件問い合わせ先
<研究に関すること>
 九州⼤学大学院農学研究院 荻野 由紀子(オギノ ユキコ)
 TEL:092-802-4766

<報道に関すること>
 九州大学 広報室
 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139

 京都大学 総務部広報課国際広報室
 TEL:075-753-5729 FAX:075-753-2094

 基礎生物学研究所 広報室
 TEL:0564-55-7628 FAX:0564-55-7597

 福井県立大学 小浜キャンパス企画サービス室
 TEL:0770-52-6300 FAX:0770-52-6003

 岡山大学 総務・企画部広報課
 TEL:086-251-8415 FAX:086-251-7294

 広島大学 広報室
 TEL:082-424-6762 FAX:082-424-6040

 東京理科大学 経営企画部 広報課
 TEL:03-5228-8107

 横浜市立大学 広報課
 TEL:045-787-2414

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

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 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
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 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
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 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001324.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】死んだふりに見られた緯度クライン ~北の虫は死んだふりをよく行う~

2023-04-05 17:55:24 | 理工農系

2023(令和5)年 4月 4日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • クワガタムシなど多くの昆虫は、刺激を受けると死んだように動かなくなる「死んだふり行動」を示します。
  • ファーブルとダーウィンが、昆虫の死んだふり行動に興味を持って以来、この不思議な行動は世界の誰も十分なデータで研究していませんでしたが、死んだふりが天敵を回避するのに有効な戦略であることを世界に先駆けて示した岡山大学の研究チームは、昆虫の死んだふり行動は緯度で変化すること(緯度クライン)を発見しました。
  • 本研究では、日本各地に設置されているコイン精米機から採集されたコクヌストモドキを用いて、採集地の緯度と死んだふりの関係を調査したところ、高緯度(北)の個体は低緯度(南)の個体よりも、死んだふりを高頻度で長い時間行うことが明らかになりました。
  • 本研究は昆虫の死んだふりの進化は緯度の影響を受けていることを示唆した世界で初めての報告となりました。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区)学術研究院環境生命科学学域の松村健太郎研究助教と宮竹貴久教授は、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)という昆虫を用いて、生息地の緯度と死んだふり行動の関係を調査しました。日本各地に設置されたコイン精米機から採集したコクヌストモドキの死んだふり行動を調べたところ、高緯度(北)の個体は低緯度(南)の個体よりも、死んだふりを高頻度で長い時間行うことが明らかになりました。

 この研究結果は、2023年3月29日、英国王立協会の国際雑誌「Biology Letters」のResearch Articleとして掲載されました。

 死んだふりは、昆虫や哺乳類を問わず多くの動物で見られる一般的な捕食回避行動として知られていますが、その頻度や持続時間に緯度クラインが見られることを示したのは本研究が世界で初めてとなりました。
 



◆松村健太郎研究助教からのひとこと
 時折見かけるコイン精米機の床や壁をじっくりと観察されたことはありますか?そこには、体は小さいですが、様々な昆虫達が生息しています。今回私達は、その一種であるコクヌストモドキを対象として日本各地のコイン精米機を巡って昆虫採集を行い、死んだふり行動の緯度クラインを明らかにしました。身近な所で生息している地味な昆虫からでも、世界を驚かす発見があると私は思っています。
 

松村健太郎研究助教

松村健太郎研究助教



◆論文情報
 論文名:Latitudinal cline of death-feigning behaviour in a beetle (Tribolium castaneum)
 邦題名「コクヌストモドキにおける死んだふり行動の緯度クライン」
 掲載誌:Biology Letters
 著 者:Kentarou Matsumura, Takahisa Miyatake
 DOI:10.1098/rsbl.2023.0028
 URL:https://royalsocietypublishing.org/doi/full/10.1098/rsbl.2023.0028


◆研究資金
 本研究は独立行政法人日本学術振興会(JSPS)「科学研究費」(20J00383, 26291091, 16K14810, 17H05976, 18H02510, 21H02568)の支援を受けて実施しました。


◆詳しい研究内容について
 死んだふりに見られた緯度クライン~北の虫は死んだふりをよく行う~
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20230329-1.pdf


◆参 考
・岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 昆虫生態学研究室(松村健太郎研究助教)
 https://sites.google.com/view/matsuken817/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0


◆参考情報
・【岡山大学】松村健太郎研究助教「2022年度日本動物行動学会賞」受賞
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001080.000072793.html

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)



◆本件問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 研究助教 松村健太郎
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8339
 FAX:086-251-8388
 https://sites.google.com/view/matsuken817/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001324.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001335.000072793.html


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【岡山大学】岡山大学病院 医療系オープンイノベーション・プログラム「第7回BIZEN活動発信会」〔4/11 火,オンライン〕

2023-04-05 17:53:32 | イベント開催案内

2023(令和5)年 4月 3日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、2020年度に内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択され、
 ・マネジメントの強化と高度専門人材の充実
 ・教育研究の価値や既存ネットワークや研究基盤プラットフォームを「収益の価値」に転換
 ・ビジネスに直結している医療系活動を強化した「収益の増強」を推進
 ・出遅れているスタートアップやベンチャーとの協働活動の「流れ」をつくり「収益の芽」を育てる
の4つ計画方針の主眼点のもと、各種の取り組みを全学を挙げて実施しています。

 これらの取り組みのひとつとして、岡山大学病院(岡山市北区)を中心とした医療系における「オープンイノベーションラボの設置と研究開発支援」として産学共創活動の促進を展開する《BIZEN-プロジェクト(BIZEN=Business Innovation Zone for Entrepreneurship)》を実施しています。

 今回、国立研究開発法人日本医療研究開発機構「次世代医療機器連携拠点整備等事業」「地域連携自立化推進事業」合同企画として、2023年4月11日(火)に「第7回BIZEN活動発信会」を開催します。

 BIZENラボ入居者、BIZEN会員およびエキスパートにつきましては、現地参加ですが、その他の方々はオンラインでの参加となります。ご興味ご関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。
 



【日 時】
 2023年 4月 11日(火) 17:00~18:45

【場 所】
 オンライン(一般の方)
 〔岡山大学病院 鹿田会館 2階 BIZENフリースペース(会員、入居者、関係者のみ)〕

【プログラム】
 シンポジウム
 「SaMD 開発に必要な医療情報と法規制の理解」
  MC 岡山大学病院 新医療研究開発センター 講師  内田大輔

 発表
 「(仮)SaMD 規制概略について」
 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 プログラム医療機器審査室 審査専門員  加藤健太郎

 「医療機器開発で使用するデータの種類と倫理指針・薬事等との位置づけ」
 大原記念倉敷中央医療機構 臨床医学 支援センター フェロー 藤原崇志

 「岡山大学病院での医療情報の取扱いルールと研究開発への利活用」
 岡山大学病院病院長補佐 新医療研究開発センター 教授 櫻井淳

 ディスカッション
 発表者2名(藤原、櫻井)に加え岡山大学病院新医療研究開発センター 助教 伊東孝

【対象者】
 企業関係者、研究者、医療従事者

【参加費用】
 無 料

【お申込み方法】
 下記のGoogleフォームからお申込みください。
 (締切日:2023年4月9日(日)17:00)
 https://forms.gle/PYusPr834TmXBo337

【ポスター】
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/event/flyer20230411.pdf



○BIZEN-プロジェクト(BIZEN=Business Innovation Zone for Entrepreneurship)
 BIZEN-プロジェクトは、「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核拠点病院」、「橋渡し研究支援拠点」として、多様的・総合的な活動に取り組む岡山大学病院において、医療人材を育てると同時に、外部企業等と協働して、医療イノベーションを推進していくものです。
 BIZEN-プロジェクトには、産学共創と異分野融合によるイノベーション創出を図る「場」として、企業ラボ「BIZENラボ」が設けられており、大学病院に直結した場での産学共創活動等が精力的に実施されています。2021年12月のBIZENラボのオープン以来、多くの企業等にご利用頂いております。企業様からのご相談等は随時、受けつけております。お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/
 



〇紹介動画
 (YouTube 5:09)
 https://youtu.be/HbenhqyOaxg

 


◆参 考
・医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・ 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学研究推進機構
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択 イノベーションエコシステムの構築を加速
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9724.html
・【岡山大学】文部科学省令和3年度「国立大学経営改革促進事業」に採択 ~イノベーション・エコシステム構築に向けた大学収入構造改革を推進~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000072793.html
・【岡山大学】医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」が活動開始!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000072793.html
・【岡山大学】医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」ホームページを開設&個別説明会を開催します
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院医療系オープンイノベーション・プログラム「BIZEN-プロジェクト」BIZENラボ 満員御礼
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000632.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院 医療系オープンイノベーション・プログラム「第4回BIZEN活動発信会」の内容動画を期間限定で公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000968.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院 医療系オープンイノベーション・プログラム「第6回BIZEN活動発信会」の内容動画を期間限定で公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001267.000072793.html

 

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学病院が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学病院 研究推進課 BIZEN運営事務局(担当:工藤)
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7983
 E-mail:byouin-kensui◎adm.okayama-u.ac.jp
         ※◎を@に置き換えて下さい。
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/bizen/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001324.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

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【岡山大学】山田大祐助教に岡山大学「研究准教授」の称号を付与しました

2023-04-05 17:51:38 | 研究全般

2023(令和5)年 4月 4日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/

 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区)は、2023年2月24日に学術研究院医歯薬学域の山田大祐助教を研究准教授に選任し、3月22日に本学津島キャンパスの学長室で称号付与式を開催しました。

 付与式では、那須保友前理事(研究担当)・副学長の立ち合いのもと、槇野博史前学長から山田助教に研究准教授の認定証が手渡されました。

 山田研究准教授は、様々な細胞に分化する能力を持った「ヒト多能性幹細胞」から手足の元である「肢芽間葉系細胞」を誘導・拡大培養する技術を確立し、様々な研究を行っています。「肢芽間葉系細胞」は四肢(手足)骨格を構成する多くの細胞種(軟骨細胞、骨芽細胞、腱・靭帯細胞、真皮線維芽細胞など)に分化できる細胞群で、運動器(骨、筋肉、関節、神経など)の再生医療研究や試験管内での病気の詳しい解析や薬剤の探索を行う研究に重要な細胞腫です。

 また、山田研究准教授は、この細胞腫に由来するヒト肉腫(骨や筋肉、脂肪、神経などにできる悪性腫瘍)に関する研究も行っており、将来的には再生医療やヒト肉腫の新規治療方法の確立など、様々な進展が期待されています。

 本情報は、2023年3月29日に岡山大学ホームページで公開されました。


〇【岡山大学】ヒト多能性幹細胞から手足の元である肢芽間葉系細胞の誘導・拡大培養に成功 ~軟骨再生医療やiPS細胞を用いた創薬研究への応用に期待~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000072793.html

 

左から槇野前学長、山田研究准教授、那須前理事

左から槇野前学長、山田研究准教授、那須前理事



〇研究准教授制度について
 岡山大学では、研究力強化促進と若手研究者育成などの観点から、優れた研究業績を有する研究者の全学を挙げた支援を実施しています。その支援のひとつとして、「准教授」が独立した研究代表者(PI:Principal Investigator)として活躍することを促進するため、「研究教授」の称号と研究費配分や研究活動の充実などのインセンティブを付与する「研究教授」制度を2018年度から実施しています。
 また、2020年4月からは、講師と助教を対象とした「研究准教授」制度を実施しています。


〇これまでに研究准教授の称号を付与された者(所属は付与時のもの)
 黄 鵬 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
 高橋 賢 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
 松本 佳則 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
 HARA EMILIO SATOSHI 大学院医歯薬学総合研究科(歯学系)
 片岡 隆浩 大学院保健学研究科
 宮本 祐樹 異分野基礎科学研究所
 枝園 忠彦 岡山大学病院
 大橋 圭明 岡山大学病院
 鈴木 越治 大学院医歯薬学総合研究科(医学系)
 渡邉 貴一 学術研究院自然科学学域(工学系)
 楊 家家 学術研究院ヘルスシステム統合科学学域
 淺田 騰 岡山大学病院
 竹田 哲也 学術研究院医歯薬学域(医学系)
 千住 洋介 異分野基礎科学研究所
 藤原 英晃 岡山大学病院
 森 裕樹 異分野基礎科学研究所
 

【参考】岡山大学における大学院生・若手研究者等支援の取組例

参考】岡山大学における大学院生・若手研究者等支援の取組例



◆参 考
・岡山大学 学術研究院医歯薬学域(医学系) 組織機能修復学分野
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/syuufuku/
・岡山大学医学部医学科
 https://oumed.okayama-u.ac.jp/med/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/

 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
<山田大祐研究准教授に関する件>
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医) 研究准教授  山田大祐
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス 管理棟7階
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/syuufuku/

<研究教授・研究准教授制度に関する件>
 岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)室
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8405
 E-mail:ura-info◎okayama-u.ac.jp
               ※◎を@に置き換えて下さい
 http://ura.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2023年4月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001324.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001334.000072793.html


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