お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

フクロウとミミズクと…?

2009-07-16 | about 英語の絵本

Those Outrageous Owls

子どものころ住んでいた家の裏庭に大きな洞のある木があって、そこに毎年フクロウのカップルが来て子育てしていました。たぶん毎年同じカップルが来ていたのではないかと思うのですが・・・。フクロウって一夫一婦のカップリングなのかしら?事典を見ると、一度に3-4羽ずつ孵化すると書かれていますが、私の家に来ていたフクロウのカップルはほぼ毎年一人っ子を大事に育てていたような記憶があります。

この雛が実にかわいい!のです。全身がグレーがかった白の羽毛で覆われていて、まるで丸い毛糸玉みたい。これが、ちょっと大きくなると巣から出て(出されて?)木の枝に止まって日がな一日親が餌を運んでくるのを待っているのですが、実は、この頃の雛は、歩けるけれど、まだ飛べないんです。だから(だと思うのですが、つまり、落ちても大丈夫なように)、よく子どもの私でも手が届きそうな低い枝に止まっていました。残念ながら私は見たことがありませんが、雛がまだ飛べないうちに巣などから落ちると、頑丈な爪で幹をよじ登って枝や巣に戻るのだそうです。

フクロウもペンギンと並んで人気のある鳥です。子どものお話や絵本にもよく登場します。このブログでもフクロウが主人公のかわいい絵本を一冊ご紹介しました。(Owl Babies: 2008年11月18日

その人気者、フクロウの生態を丹念な写真で追い、生態をイラスト付きで解説した本が"These Outrageous Owls"です。

フクロウの耳は顔の横に開いている穴で羽毛に覆われていて見えないとか、耳のように見えるのは毛が立っているにすぎないとか。メモ耳も素晴らしく発達しているとか。首はぐるぐると驚く程よく回るとか。興味深い生態や行動のあれこれが解説されています。自分で読むのは小学校の1-2年生くらいからでしょうか。でも、読んでもらうのは2歳くらいからでも大丈夫です。

ちなみに、日本語ではフクロウとミミズクを呼び分けているのですが、英語ではどちらもOwlです。小さなころから、ミミズクはミミズを食べる(肉食)からミミズクだとか、耳があるからミミズクだとか(これはシマフクロウのことをさしています)、いろいろ俗説を聞いて育ってきましたが、今回調べてみたら、実はフクロウとミミズクにはほとんど違いがなく(考えてみればもともとそれぞれの定義もはっきりしないのですが)、学問分類上は同じと考えてよいそうです。



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