お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

「そして父になる」米国上陸:日本 in American Media 014

2014-02-09 | from Silicon Valley


 題66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した、是枝裕和監督の映画「そして父になる」が米国で公開されることになり、雑誌ニューヨーカー( "The New Yorker" )の1月27日号に紹介されています。

 映画の英文のタイトルは "Like Father Like Son" 、ニューヨーカーの記事のタイトルは "Love At First Sight" (一目惚れ)。好意的なレビューです。

 アメリカではまだDVDがでていないので、本だけ読みました。

そして父になる Blu-rayスタンダード・エディション
アミューズソフトエンタテインメント


 是枝監督の作品は、第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞した映画「誰も知らない」も、"Nobody Knows" のタイトルで公開され、ビデオ配信されていて、アメリカでもよく知られています。

 
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世界を驚かせた小保方博士の発見: 日本in American Media 013

2014-01-31 | from Silicon Valley


 世界中が日本の科学者の発見に驚きました。わざわざ言うまでもありませんね。雑誌 "Nature" に掲載された小保方晴子博士のSTAP研究です。

 アメリカの大手各紙の第一報を紹介します。

 ウォールストリートジャーナル紙は”’Stressed’Stem Cell Breakthrough”のタイトルでオンラインの科学面に紹介。小保方博士の論文と方法論を紹介したのち、共同研究者のVacanti博士へのインタビューを紹介。小保方博士の手法をマウスではなく、ヒトの細胞に適用できるか検証する研究に着手、論文も投稿準備が整っていると語ったと報じています。


 ロサンジェルス・タイムスは"New method makes stem cells in 30 minutes” と題した、詳細な紹介記事を掲載。科学記事に定評のある同紙らしく、オンライン版にはSTAP細胞から育ったマウスの心臓のビデオも紹介されています。小保方博士自身がすでにヒトの細胞での研究に着手していると語ったと報じています。

 興味深いのはニューヨーク・タイムズ紙です。”Study Says New Ways Could be a Quicker Source of Stem Cells”と題して報道しましたが、Vacanti博士と理化学研究所の共同研究として報じられており、小保方博士の名前にほtんど言及していません。(第一報では理化学研究所の名称も紹介されず、「日本の研究者との共同研究」と説明していました)利根川博士のノーベル賞受賞に際して、米国のメディアの多くが「アメリカの研究者が受賞」と報じたのを思い出しました。

 さて、実用化にむけての研究開発の国際競争画すでに始まっていることが、こんなところからもいうかがえます。日本チームのさらなる健闘が期待されます。
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きっかけは子ども

2014-01-26 | from Silicon Valley


 最近のアントレプレナーのなかには、自らの子育て経験に触発されて新しいビジネスづくりに乗り出すひとがふえています。

 たとえば先日このブログで、コンシューマ・エレクトロニクス・ショウ (CES) の記事の中で紹介した、お洒落なデザインの子ども向けの腕時計型通信機器"FiLIP Smartwatch"

 創業者のSten Kirkbak (上の写真)がこの製品を作ろうと思い立ったきっかけは彼自身の3歳の息子を亡くした経験だそうです。もう2度と誰も、自分や息子のような辛い経験をしなくてすむようにという,彼の思いを形にしたのが "FiLIP Smartwatch" です。FiLIP社という会社の名前は,亡くなった息子のファーストネームにちなんでいます。

 スタートレックに登場する "TriCoder" をご存知ですか?さまざまな機能をもったセンサー+スキャナー+アナライザーです。



 この "TriCoder" をつくるぞ!との意気込みで開発されたのが、新型デバイス "sccanado scout" です。親指と人差し指を丸めてつくった輪くらいのサイズの小さな機器ですが、センサー部分を額にタッチするだけで体温、血圧、心拍を測定できるという驚くべきもの。カメラも内蔵されていて、患部の写真や映像を医師や医療機関に送信できます。



 これを開発したのは、Scanado社のコーファウンダーのWalter De Brouwer (上の写真はWalterと彼の製品ScanadoScout)です。そしてWalterをこの製品開発に向わせたのは、12mの高さから転落して頭部損傷の大けがを負った4歳の息子と病院で過ごした日々でした。患者と家族はなんと無力なことかと感じた経験から、誰もが、自らのデータは自ら採取、蓄積、解析、活用できるようにしたい、と考えたといいます。開発途上から数々の賞に輝いた製品は、最近、市場にでたばかり。世界屈指のデザイナーによるお洒落なデザイン。米国製です。

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ジュニアノーベル賞2014 

2014-01-25 | from Silicon Valley


 ジュニアノーベル賞2014の最終選考に残ったファイナリストが発表されました。全米からの約1800人の応募者の中から選ばれたセミ・ファイナリスト300人から、さらに選ばれた、14州、33校からの40人です。

 40人は、3月6日から12日までワシントンDCに集まり、各自の科学プロジェクトを、審査にあたる世界有数のサイエンティストたちに、また他のファイナリストたちに展示し、説明します。これが最終審査で上位3人の受賞者が決まります。優勝者には10万ドルの賞金が、2位以下にも総額53万ドルの賞金が与えられます。

 ジュニアノーベル賞は平易に言えば高校生の科学コンテスト。スポンサーはシリコンバレーに拠点を置く半導体メーカーのインテル社です。ジュニアノーベル賞というのは、実はニックネームで、正式には”Intel Science Talent Search (STS)”といい、 "Sponsor for Tomottor:明日(の創出)を支援する" を社是に掲げる同社が、世界中で展開している科学教育振興支援事業(非営利活動です)の一環。インテル社は、理科を教えている世界中の先生方に先端科学を学ぶ機会と研修費用を提供したり、世界中の学校に科学教育教材・実験設備や機器を寄付しています。

 さて、2014年のジュニアノーベル賞のファイナリスト40人のうち、11人がカリフォルニア州の、そのうち8人はシリコンバレーの高校生でした。研究内容はおとなも、どころか、専門家も顔負けのレベル。たとえば Natalie Ng(上の写真の)の研究テーマは「乳癌予後の患者の転移/再発予測モデルの開発 」。Vishu Shankar(下の写真)の研究テーマは「心臓疾患に関与する分子の3-D構造の解析」。



 2人とも大学からの合格発表を待っている高校生。ともに、知る人ぞ知るシリコンバレー有数の進学校クパティーノ市にある Monta Vista High School の生徒です。ファイナリストもですが、ファイナリストを2人も輩出する高校もすごい!




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コンシューマ・エレクトロニクス・ショウ: CES2014

2014-01-12 | from Silicon Valley


 消費者向け家電の新製品と関連技術の大規模な国際見本市:コンシューマ・エレクトロニクス・ショウ(Consumer Electronics Show:
CES)が今年もラスべガスで開催されました。

 例年以上の人出でにぎわう会場でとりわけひとが集まっている印象があったのは、新たなプラットフォームとして注目を集めるスマート・カーの展示室、オバマケア全面試行で注目高まるデジタル・ヘルス関連セクションなど。

でも、印象的なのは、こども向けソリューション(kids@play)が、母親向けのソリューション(Mommy Tech)と同じフロアに並びあった特設コーナーに、しかし、母親とは独立して設けられ、ターゲット消費者グループとしての「こども」の存在感が"ありあり"と示されていたこと。

 またこどもコーナー以外でも「こども」向け新製品が注目されているて、たとえば今年からCESに新設された「手首革命(Wrist Revolution)」(ウェアラブル端末機器の特設コーナー)でのいちばん人気は"FiLIP Smartwatch"。保護者とこどもがセットで使う、お洒落なデザインの子ども向けの腕時計型通信機器で、位置感知装置と電話/通信装置が内蔵されており、保護者は常にこどもの現在位置を知ることができ、また必要に応じて双方向からコミュニケーションができるというものです。



 やや大きめながら、こどもの手首にもフィットするサイズで、遊びの邪魔になりません(上の写真)。

 最近は通信キャリアのコマーシャルもこどもが主人公のシリーズが登場して人気を博していますし、携帯端末のコマーシャルも子どもたちでいっぱい。デジタル新世代恐るべし、です。
 
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