お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

にんじん!ニンジン!

2014-02-03 | about 英語の絵本


 このあいだ、土曜日に「好き嫌い」の話を書きましたが、みなさん、ニンジンはお好きですか? 実は、私は、小さい頃、ニンジンが大嫌いでした。

 でも、
 ウサギのジャスパーはニンジンが大好き!
 だから、
 学校へ行くときにも、畑のニンジンを食べました。
 リトルリーグの練習に行く時にも。
 家に帰る時にも。
 ・・・でも、
 あんまり欲張っていたら、ある日、ニンジンがジャスパーのあとをつけて来て・・・

 "Creepy Carrots" は、ニンジンの好きな子も、そうでない子も楽しめるお話です。2012年のカルデコット賞を受賞した絵本は、Peter Brownのユーモアあふれるイラストに、Aaron Reynoldsのテキストです。

Creepy Carrots!: with audio recording
Simon & Schuster Books for Young Readers
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はたらくくるま

2014-01-30 | about 英語の絵本


 子どもは「はたらく自動車」が大好きです。たとえばゴミの収集車、たとえばクレーン車、たとえばダンプカーなどなど。我家の娘も例外ではなく、小さい頃の彼女のクリスマスプレゼントは、ミニカーやトラック。中でも黄色いダンプカーはお気に入りでした。

 今日の絵本 "Goodnight, Goodnight Construction Site" にはそんな「はたらく自動車」が、さながらオールスターキャストで登場します。

Goodnight, Goodnight Construction Site
Chronicle Books


 夕陽が沈みかけ、大きな建設工事現場に夜の帳がおりてきます。工事用の車が、ひとつ、又ひとつと一日の仕事を終えていきます。クレーン車、コンクリートミキサー、ダンプカー、それからブルドーザー。 おやすみなさい、また明日!

 子どもたちに大人気の Tom Lichtenheld のイラストに、Sherri Duskey Rinker のシンプルでリリカルなテキスト。イタズラ盛りでなかなか寝ない、わんぱく坊主のベッドタイムにも最適の1冊です。

 ファンが多く、アマゾンには1,000以上の読者レビューが書き込まれていますが、評価は☆5つ。

 でも、中にひとつ「すごく魅力的な絵本だけど・・・どうして建設現場に女性がひとりもいないのかしら?」というレビューがありました。同感です。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅に出たくなる、地図の絵本

2014-01-29 | about 英語の絵本


 今日ご紹介するのは "Maps" という絵本です。このユニークな絵本の作者は Alexsandra and Daniel Mizielinska の2人。地図の本ですが、描かれているのは国境や山や河など、ふつうの地図に載っているものばかりではありません。歴史的・文化的に興味深い場所や、その土地を特徴づける傑出した人物、記念碑的な動物や植物、文化的な行事などなど、その地域に関係した、さまざまの興味深い事象が描きこまれています。

 しっかりした紙に印刷された大判の絵本は、羊皮紙のような印象の表紙につつまれて、ちょっとアンティークな雰囲気が漂う仕上がり。絵本ですが、ちょっと居間のテーブルにさりげなく置いておきたいような本です。

 中を開くと、漫画風のイラストに盛りだくさんなテキストで、ちょっとうるさいと感じるひともいるかもしれません。描き込まれた各国の情報は、国旗、首都、公用語、人口、簡単な地理的な特徴。さらに、その国特有の動物や植物、興味深い観光スポット、食べ物、文化まで、がごくごく簡潔に紹介されています。読んでいると旅に出たくなる不思議な魅力があり、眺めて楽しく、読んで面白い旅行ガイドのような地図の絵本です。

Maps
Big Picture Press


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女の子とライオン

2014-01-28 | about 英語の絵本


 ありえないでしょ?!という状況がまったく気にならないのが絵本の世界。今日の絵本 "How to Hide a Lion" もそんなお話。

 都会的に?洗練されたライオンと、他の人が怖がっても平気でそのライオンと友だちになる小さな女の子が主人公。でも、女の子は、うちでライオンを飼うなんてありえないでしょ?!と言うお父さんとお母さんには見つからないように・・・一生懸命ライオンを隠しておかなければなりません。

 ライオンを隠すところ?・・・それが、案外たくさんあるんですよ。シャワーカーテンのうしろとか、ベッドの中とか、木の上とか・・・。

 私のお気に入りは、女の子とライオンがはしゃぎすぎて(ベッドで飛び跳ねちゃいました!)、様子を見に来たお父さんに見つかりそうになるところ。ベッドから飛び降りたライオンが急いで隠れたのは、お父さんが覗いているドアのかげ!

 テキストが英国風のアクセントならぬ英国風の言葉遣いなのも、アメリカでは愉しい経験です。”Band-Aid" が "plaster”、お母さんは ”mom" ではなく、英国式に "mum" 。なんだかおしゃれ!

How to Hide a Lion
Alison Green Books
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひこうき、だいすき!

2014-01-27 | about 英語の絵本


  "The Boy And The Airplane" は、ことばのない絵本です。えんぴつと水彩で描かれた、あたたかなセピア・トーンのイラストは、どこかで見たことがあるようなきになる、なんだかなつかしい印象です。

The Boy and the Airplane
Simon & Schuster Books for Young Readers


 男の子がプレゼントにオモチャの飛行機をもらいました!嬉しくて、嬉しくて遊び回っていたら、飛行機が屋根に載ってしまい・・・。



 ことばはなくても、ページを繰るのが待ち通しく、最後の最後のページまで楽しめる絵本です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする