お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

スーパーボール・サンデー

2014-02-02 | Kids Life


  今日はスーパーボール・サンデー。

 ニューヨークまでは出かけなくても、自宅や友人宅のテレビでゲームを見ながらパーティ!大勢で盛り上がります。




 スポーツバーに行くのも愉しい。

 スタンフォード大学に近い"Dutch Goose" は、知る人ぞ知る、シリコンバレーの老舗人気スポットのひとつです。



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クリスマスにほしいオモチャ

2013-12-03 | Kids Life


 米国小売業協会の調査によれば、2013年のクリスマスに、小学生が「いちばんほしいオモチャ」は、男子では1位がレゴ、2位がビデオゲーム、3位がミニカーかトラック、女子では1位がバービー人形で、2位は「お人形なら何でも」、そして3位がiPADとディズニー・プリンセスのタイでした。21世紀のアメリカでも、依然として伝統的なオモチャが圧倒的な人気です。

 でも、今年のサンタクロースは、どうやらもっと現代的なプレゼントを運んできそうな気配です(同協会の親世代調査による)。たとえば iPad、たとえば iPhone、たとえばゲーム・ソフトなど、です。ちなみに iPad は、小学生の女の子の「いちばんほしいオモチャ」第3位でしたが、小学生の男子ではランク外でした。

 今年、2013年のクリスマス・プレゼント予算は、一般に、例年よりもいくらか低くなりそうだと予測されていますが、それでも、プレゼントを待っている子どものいるおとなたちは、ほぼ全員が「プレゼントを用意する」と回答しています。

 今日は、男の子にいちばん人気のレゴで、よりいっそうクリエイティブに遊ぶためのアイディア満載の本をご紹介します。"The Lego idea Book" です。手持ちのレゴで、思いがけない、斬新なモノが作れるよ!というアイディア集は、カテゴリー別(輸送Transportation、建物Buildings、宇宙Space、王国Kingdomes、冒険Adventure、実用品Useful Makes)に500のアイディアを紹介。レゴ・マスターによる初心者にもわかりやすい解説付きです。

The LEGO� Ideas Book
Dorling Kindersley


 

 



  

 

 

 

 


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ママ! 

2013-10-26 | Kids Life


 文月メイさんの「(紙芝居)ママ」というタイトルのYouTubeの映像が100万回以上アクセスされていると友人が教えてくれました。聞きました。かなしくて、繰り返しては聞けませんでした。



 お母さんに虐待され、殺されて棄てられた男の子が「(それでも)僕はママが大好きだよ」と歌っている紙芝居です。

 学生時代、バークレーの弁護士事務所でボランティアをしていた娘が毎日言っていました。「子どもってね、すごく虐待されていても、それでも虐待しているお父さんやお母さんが『大好き』なの。だから、絶対に親を悪く言わないの。みんな、自分が悪いんだって言うの。だからね、どうやって助けたらいいか・・・プロでもわからないことがあるんだよ。悲しすぎるよね」

 日本で、親による子どもの虐待がそれまでのメディア社会面のニュースの枠を超え、文学の世界で大きな話題となったのは天童荒太さんの「永遠の仔」がベストセラーになった1999年から2000年頃からでしょうか。

永遠の仔〈上〉
幻冬舎


 「巣鴨子ども置き去り事件(1988年)」を映画化した是枝裕和監督の「誰も知らない」で長男役を演じた柳楽優弥さんが第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得し、世界的な話題となったのが2004年です。この映画はアメリカでも "Netflix" で見られます。



 アメリカは社会問題山積の国ですから、「追いつめられたときのホットライン」があります。UNITED WAYが開設しているダイヤル211です(上の写真)。

 「困ったことがあったら211に電話して!」とテレビでも新聞でも街角のポスターでも広告しています。「この番号に電話してください。食事でも、寝るところでも、医療(保険)でも、高齢者ケアでも、子どもの保護でも、職業訓練でも、法律相談でも、どんな相談にも応じます」という、まさに万能(One Stop for All)ホットラインです。

 アメリカでは、子どもの人権と安全のために必要だとみなされた場合、生みの親であっても親権を剥奪される場合があり、そのような場合には、子どもは強制的に親と隔離された安全な場所に保護されます。"Families Change" は、そういう強制措置によって保護された子どもたちの現実を、子どもにもわかるように書かれた絵本です。

Families Change: A Book for Children Experiencing Termination of Parental Rights (Kids Are Important Series)
Free Spirit Publishing




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子ども5人に1人が飢えている:信じがたいアメリカの現実

2013-10-18 | Kids Life


 アメリカ農水省が2010年に発表したレポートでは、アメリカの全世帯の14.5%(およそ1720万世帯)が貧困のために満足な食事がとれていないと報じられています。別の統計では「アメリカの子どもの5人に1人は "飢えている" 」と報じられています。

 この秋にスタートした新版セサミストリートに、新しいキャラクターのマペットが登場しました。ピンクのマペットはリリーという名前の。ブルーのドレスを着た7歳の女の子です(上の写真)。リリーは小学校低学年の子どもの視点から、貧しい故に「食べるものが十分にない」家庭の現実について,視聴者の子どもたちに語りかける役回りです。「(貧困ゆえの)不安定な食生活」(Food Insecurity) というアメリカの社会問題は、子どもの世界でまで語られることになったのです。

 確かに、子どもの窮状に気づくのは、同じ子どもの仲間である場合が多いですから、飢えている子どもたちを救済するためには、仲間の子どもたちが貧困や飢えの問題を理解しておくことが重要でしょう。それにしても・・・・アンデルセンが凍てつく路上で飢えて凍えて死んで行く女の子の物語「マッチ売りの少女」を書いたのは1848年のことです。どうして21世紀の、それもアメリカの子どもたちが、いまだに同じ問題を抱えていなければならないのでしょう?

 さて、子どもたちの絵本で「はらぺこ(Hungry)」と言えば、言わずもがな、陽気な「あおむし」や「モンスター」です。”food Insecurity” の問題を正面から取り上げた絵本は見つかりませんでした。近い将来、そんなテーマの絵本が登場するのでしょうか?

The Very Hungry Caterpillar board book
Philomel



Hungry Monsters (HALLOWEEN)
Reader's Digest


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学校にパニック・ボタン

2013-09-10 | Kids Life
 
  写真は昨年12月にコネチカット州の小学校でおきた銃の乱射事件で犠牲になった子どもたちです。残念ながら、銃社会のアメリカでは、こういう事件がなくなりません。日本でも、神戸で小学生が凶刃の犠牲になった事件がありましたね。凶器へのアクセスがなくならない以上、こうした事件がおきる可能性もなくならないのが現実です。

 新学期を前に、ジョージア州の小学校があらたにパニック・ボタン(非常通報装置)を設置したという逸話がウォールストリートジャーナル紙に報道されました。先週もアトランタ市で学校にライフルを持った犯人がたてこもるという事件がおこったばかりのジョージア州。Julia King校長先生は「父兄の方々からは、安心度が増したと感謝されています」と語っています。

 すでに全米で400校以上が導入・設置しているというパニック・ボタンは、デスクの下に設置することもでき、また教職員がペンダントのように首にかけることもできます。非常時にボタンを押すと、音を立てないまま(非常ベルはなりません。したがい犯人には気づかれないまま)地元の警察および警備会社に通報することができ、警察は即座に非常出動することになっています。パニック・ボタンの適用は、言うまでもなく最高度の非常事態、たとえば銃の乱射、人質事件などだけです。

 学校にパニック・ボタンなんていうものがあったんだって、と、いつか、遠い昔の笑い話になってほしい。

 絶対におこってほしくない非常事態。でも、経験してしまったら・・・子どもたちは、そして先生方も、トラウマを乗り越えて、なお生きてゆかなければなりません。アメリカでは,事件や事故,あるいは自然災害などのあとには、徹底してカウンセリングが行われますが、小さな子どもたちを支援するためには、絵本も出ています。

 大好きなひとともう会えなくなった・・・ そんなとき "The Invisible String" は、子どもたちに静かに語りかけてくれます。お母さん自身も悲しくて子どもに向かい合えないとき、この絵本が助けてくれるでしょう。

The Invisible String
Devorss & Co.


 

 
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