朝４時30分起床。外は真っ暗。
あ～この季節のこの時間はこんなに暗いんだ。。。
と、思いながらそそくさと準備を整える。
若かりし頃はヘベレケ呑んでこの時間に帰って来たり…
した事もあったっけ…等と妙な事を思い出す。
６時30分出発の弾丸ツアーバスに乗り込むために
仙台駅前に到着したのが６時頃。
続々とベガサポがバスに乗り込む。
久しぶりにトップツアーの片桐さんの話を聴きながら
高速をガンガン飛ばして、10時過ぎには到着。
これがこけら落としとなる新しい水戸さんのスタジアム。
でも…
こんだけ黄金色のサポーターが…
どう見たってホームって感じでしょ？
準備不足がいがめない売店で、不慣れな店員さんから
ビールと肴を購入していたら。。。
アッと云う間に選手がピッチ内アップへ!!
ゴール裏は無論、ゴールを囲むようにスタンドは黄金色に。
今日のゲームで勝ったとしても昇格の可能性は
27分の４でしかない。でも…
『磐田の悲劇』を目撃した身としては、
あれ以来１年間
昇格の瞬間を目撃する事を糧にして来た身としては
（う～ん、ちとオーバーかな？）
わずかな可能性があれば何処までも駆けつけるのだ。
（う～ん、徳島だったら行ったかなぁ？）
ここじゃあこのフラッグの大きさが精一杯かな。
それでも相棒とバスの中で話しをしていた。
「何だかさぁ、今日で決まるような気がしない訳でも
ない訳でもなくなくない。」とか
「せっかく遥々来たんだから決まったら泣くな。」とか。
開始早々ユーキが先制ゴール!!
何だか、既に、いきなりウルウルしてしまったんだけど。
しかし良いシュートだったな。
何か吹っ切れたのか、思い出したのか…
数年前の「キレ」っていうか、「思い切り」が復活したかも。
やっぱ結婚した事が「きっかけ」なのか？
そしてレッツゴー直樹の２点目！ヘッド！
実は来る時のバス車内スコア当てクイズで
『２－０でベガルタ、得点者は中島と直樹』と書いた。
得点者は予想と云うより個人的希望で書いた。
レッツゴー直樹が昇格が決まるゲームで決めたら
最高にイイな、って演出と想いで。
前半の試合運びを見ていて、改めて強ぇなと感じた。
負ける気がしないもんね。
そうなると…
湘南と甲府の経過が気になり始める。
後半も菅井とソアレスが得点を重ね、４対０に。
（これでクイズはハズレちまったけど。）
ゲーム終盤、もはや勝利は確信した。
後はあちらの結果次第で…
試合終了後選手達がセンターで挨拶を終えると…
向かい側のサポ席からどよめき、そして歓声が。
それとほぼ同時にベンチから選手が駆け寄る。
決まったんだ…
昇格が決定したんだ…
エリゼウじゃないけど…
涙がジワジワと溢れ始める。
とうとう叶った。
６年間の思いが叶った。
ベガルタがＪ２に降格した２年目の初戦を息子と観た。
当時ＪＦＬから昇格してきた徳島と戦い、そして完敗。
それ以前もベガルタ戦は観ていたけれど、
あの一戦でおっさんの心に火がついた。
以来徹底的に応援すっからな！と、勝手にのめり込む。
毎年繰り返される「首の皮１枚」状態から無念の残留。
後一歩で逃す昇格へのキップ。
それでもこの瞬間を味わうために頑張った。（勝手に）
去年の磐田での入れ替え戦を思い出したらまた泣けた。
あの時は悔し涙だったから必死にこらえた、我慢した。
でも今回は…
遠慮なく泣かせて頂きましたよ、ハイ。
隣の相棒とハグハグ。
やっぱ来てヨカッタな。。。
この瞬間を、この光景を、どんだけ待った事か…
天皇杯もあるし、Ｊ２優勝って悲願も残っている。
来年以降さらに険しい厳しいＪ１ってステージが
待ち構えているのも分かっている。
でも… 呑むよ。
呑む事以外に楽しみが無かったおっさんに
新しい趣味と感動と喜びと夢を与えてくれたチームの
新たな歴史への第一歩だもんな。
結局呑むんかい！？
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