おとっつぁんになってハマッたブログで綴るビール片手のスポーツ観戦記
ほろ酔い観戦記



第25回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)の
全国大会が8月15日(日)から開催された。
場所はJヴィレッジ(福島県双葉郡)。

出場チームは全国9地域の代表32チーム。
北海道(1)東北(2)関東(9)北信越(3)東海(5)
関西(5)中国(2)四国(1)九州(4)



8月15日(日)



東北地域予選を優勝し、この日を迎えた塩釜FC。

予選はA~Hまでの8グループに分け1次ラウンドを行い、
各グループの上位2チームが決勝トーナメント戦に進出する。

Eグループに入った塩釜FC。
他3チームはセレッソ大阪・横浜F・マリノス追浜
そして岐阜VAMOS。

初戦は横浜F・マリノス追浜。



選手、スタッフは前日に現地に入った。
(その頃父ちゃんと母ちゃんは
  呑気にベガルタ観戦をしていたのだが…)

そして当日、相変わらずクソ暑い中の早朝出発。
そしたら。。。
久々のJヴィレはとんでもない事になっていた。
それはそれは色とりどりのユニのサッカー少年が
所狭しとアップを始めている光景は、
もうそれだけで興奮してしまう。

おぉ~。これが全国を勝ち抜いてきた精鋭たちか…
うちのチームもしっかり溶け込んでいるではないか!
これだけでも来た甲斐があったってもんだよ。
(おいおい、まだ着いたばっかりだよ。)



初戦の相手のベンチに…
よもやとは思っていたけど、ホントにいたよ。

あの… 高桑だぁ~!!

父ちゃんはこれから始まるゲームの事も忘れ
写真を撮りに相手ベンチにダッシュしてしまった。



これが今回この日のために製作した横断幕2種類。
ひとつはご父兄から募った寄付の一部を活用させて頂き、
もう1枚は選手のご父兄が職業柄無料で作ってくださった。

なにぶん初めての事だったがナカナカの出来だったと思う。
けど、デザインが凝り過ぎて遠くからだと良く見えない!
と云う弱点も分かり、これはこれで今後の参考になった。

寄付を募って頂いたご父兄の皆様に感謝…



№7ピッチにて13時キックオフ。



この時には多くの父ちゃん母ちゃんサポが集結していた。

でも。
Jヴィレが福島県でヨカッタよ。
駐車場には関東、関西、遠くは九州、四国の
ナンバープレートを付けた車が大挙していたもの。
本当に素晴らしい親バカです。



DFタクマ「4」

大会直前のユースとの練習で以前から痛めていた
右足太ももの後ろを負傷した息子。
病院でMRI検査の結果肉離れではないけれど
「次ピシッってなったらアウトだよ。」と云われいる。

親は… ただただもってくれよと祈るばかり…



MFリョウガ「6」

おっさんはキミの格闘技的プレースタイルが大好きです。
東北大会ではファールを取られてばかりいたけれど
全国は全然違ったネ。
逆に体の大きな選手に吹っ飛ばされて…

それでも立ち上がり、起き上がり果敢に立ち向かう姿。
サンキュ~ リョウガ!



GKオオスガ「1」

このゲームのロスタイムでゴールを奪われて試合後に号泣。

でもね。キミのスーパーファインセーブに
今まで何度も救われたんだよ。 心の優しい守護神。
サンキュ~ オオスガ!



DFアツ「2」

えっ!?もうここまで戻っているんかい。って。
何度も驚くプレーを見せてくれる。
サイドを駆け上がってクロスを入れたと思ったら
もうDFラインまで戻ってきている献身的なプレー。

サンキュ~ アツ!



前半を終わって0対0。

正直。大会前は。
全国の強豪相手だからさ、コテンパンにさ、
やられてしまうかも…
なぁ~んて事も考えたりして。

ところがドッコイ!
善戦どころか、押している展開だよ、これは!



FWタクヤ「11」

キミがボールを持ってドリブルを仕掛けると…
母ちゃん達から発せられる黄色い声援が届いている?
前線で張っている勇姿からは…
いつもいつも得点の匂いがプンプンしてくるよ。
マッタク頼もしいゼ!

サンキュ~タクヤ!



MFハジ「7」

いつもいつも感心するな、あの心憎いパスには。
リョウガが「剛」ならハジは「柔」なMFかな。
でもね。
おっさんは知っているんだ。時々牙を剥いた勇ましい姿も。

サンキュ~ハジ!



このプレーが今回の超秘策。
名付けて「エグザイルフォーメーション」!
CKの時にニアサイドに横に4人並んで
蹴る直前に1人づつ弧を描きながらゴール前に散らばって行く…

笑っちゃいけないが、父ちゃん母ちゃん達には
とっても好評だった!?



後半20分過ぎ。

とうとう息子の足に「ピシッ」がきてしまったようだ。
担架で運ばれるも、一度はピッチ内に戻る。けど。
歩くのも間々ならない様子で26分交代。



MFダイスケ「25」

アイドルの様な笑顔に隠されたポテンシャルは計り知れない。
後半の動きが止まりかける時間帯を打破したい時に登場する
2年生ながらのスーパーサブ。

サンキュ~ダイスケ!



後半ロスタイム、ついに均衡を破る1点を取られ、惜敗。

内容では勝っていたように見えただけに悔しい、けど
J1下部組織相手に互角に戦った姿には感動をもらった。



試合の余韻に浸る間もなくダッシュする母ちゃん2名。

いづれも高桑大ファン。
久々の再会に笑顔が止まりません。



「親の会」みたいなモノが存在しないFCなので
応援も勝手に適当に好きにそれぞれに楽しんでやっていた。
でも、ここにきて、そうも云ってられず…
すこしづつ団結力、結束力がでてきたかな。



この日は5家族でロッジを2つ借りて宿泊。

結束力はなくても…
いやはや楽しい父ちゃん母ちゃんばかりで。
とにかくワイワイ騒いで、蚊に刺されて…
翌日のことなど木っ端微塵に忘れるくらい呑んでしまった。


8月16日(月)



会場で監督から話を聞かされる。
やはり息子の足はこれ以上無理はさせられないとの事。
最低2週間は安静だそうだ。



この大会を本当に楽しみにしていた子供心を考えると
こちらとしても何とも悔しい思いがこみ上げてくるが
こればっかりはどうしようもない。

ビブスを着けて給水ボトルをセッティングしている姿を
痛々しく感じるのも親心もだけど
大会に出れるのはレギュラー選手だけの力じゃないんだよ、
影で支えるスタッフ、控えの選手の力があるからなんだ。
って事を改めて実感する良い機会なのかな。なんて
考えるのも親心だよな、と、こちらも考えた。



№1ピッチにて15時キックオフ。

相手はセレッソ大阪。



DFタツヤ「3」

息子の負傷で急な出場になってしまい緊張と疲れで
試合後に点滴を受けたと聞きました。
申し訳ない気持ちと素晴らしいプレーに対する感動で
胸がイッパイになってしまいました。

3試合目のレッドに号泣した姿を見て
またまた胸がイッパイになっておっさんも泣いてしまった。
泣くことなんて何もないのに…
必死でゴールを守ろうと頑張った結果なんだから…
誰も責めないし、逆に感謝しているんだから。

サンキュ~タツヤ!



FWジュンペイ「9」

前線で張っているタクヤと見事な連携を演出するファイター。

それはそうと…
キミの父ちゃん、アルコール強過ぎるなぁ。
それと美味しいホルモンを売っている店の地図を下さい。

サンキュ~ジュンペイ!



MFシラハタ「8」

塩釜には珍しく(ウソウソ、冗談です。)
頭脳とセンスを持ち合わせた万能プレーヤー。

ある時はFWより前に、ある時はDFより後ろに
状況に応じてフィールド狭しと走り回る姿は圧巻。

サンキュ~シラハタ!



1対1で迎えた後半27分。
CKからのこぼれ球をタカミチが押し込み勝ち越す!

そこからの約10分。長いこと、長いこと。。。

そりゃあそうだよな。
J1の下部組織がそう簡単に勝たせてくれる訳がないよナ。
耐えに耐え…



そして… ついにその時は訪れた。
勝利のホイッスルが鳴った時の喜びはひとしおだった。

町クラブが勝っちゃったヨ。
ガッツポーズで1番喜んでいるのがCコーチだと思ったら…



総大将が万歳して喜んでいる…



塩釜FCは1勝1敗。Eグループは…
どのチームにも予選通過の可能性を残して2日目が終了した。


8月17日(火)



2泊3日でお世話になったロッジ。

冷蔵庫も冷房もTVもなかった。けれど
それが却ってヨカッタような気がする。

お蔭でJヴィレ以外の情報は一切遮断されたからネ。
もう3日間はこの大会に没頭できたもの。



父ちゃん母ちゃんも続々集結。
相変わらず不一致団結だけど。(笑)

そこがイイと思うのだ。



№4ピッチにて13時キックオフ。

相手はスポーツクラブ岐阜VAMOS。

決勝T進出には負けられない。それでも進出できるかどうかは
横浜F・マリノス追浜vsセレッソ大阪の結果如何。



DFモトミ「5」

確実で堅実なキミのプレーはサイドバックの大きな武器。
冷静沈着にボールを動かす姿には風格さえ漂う。

クロスの精度はピカイチ!守備もピカイチ!

サンキュ~モトミ!



そろそろ見破られているような気がするんだけど。
エグザイルフォーメーション。

ここぞ!と云う時に使った方が…
スミマセン。素人の勝手な解説ですから。



MFトシキ「10」

塩釜FCの司令塔。

その小さな体の何処にそんなパワーがあるのか。
縦横無尽に動き回りチャンスを作り続け、守備もこなし、
ある時は自らシュートを放つ天才プレーヤーとはキミの事だ。

でもね、おっさんは聞いたんだ。
試合後に疲れ果てて薬を飲んでダウンした事も。
そこまで頑張っている事に感動だよ。
サンキュ~トシキ!



DFタカミチ「14」

本当は格好良い写真を。とも思ったけど
この怪我で3針も縫ったんだって。本当にお疲れ様。
キミの体を張ったディフェンス、セレッソ戦での決勝ゴール。

全てがこれからのキミの勲章になるのは間違いない。
そうそう、頑固なうちの息子の事もこれからも頼むネ。
サンキュ~タカミチ!



結果は1対1で同点。セレッソが横浜に敗れたため
Eグループ2位が決定。

決勝トーナメントへの進出を果たした。



19日は休息日。決勝Tは20日から。

息子は急遽18日夜に帰宅。病院へむかった。
DFタツヤが退場処分で次の試合に出れないので
なんとか20日のゲームに間に合わせるために
その道では有名な病院で3日間治療を受ける事になった。

なんでも「スパイラルテープ治療」と云うらしく
即効性があるらしい。

せめて前半だけでも、いや最初の10分だけでも…
と云うのが首脳陣の戦術らしい。

そんな時に父ちゃん。。。
仕事している場合じゃないでしょう。

もちろん、休み取って現地参戦でしょ!!!!!





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