半月記

半月に一回くらいは、何か記録をしていきたい

EXILEすごかった!

2010-09-25 23:52:34 | インポート
 EXILEで大盛り上がりしたのでテンション高く日記いきます!!
 あ!そのまえに電波!!
 カイの迷宮神すぎるんですが…!!!なにあの冷え切った世界観!!!!!超ぞくぞくしました…!
 俺超頑張るあれBGMに冬メンバー超がんばる…ハァハァ!
 あ、あとあれです。
 ミカちゃんとコー君逆のほうが似合うんじゃね?と思ったんだけど。
 話を勧めていくうちに。「コー君だったらあっさり死んじゃってアウト」だったかもしれない疑惑が浮かび上がりました。ミカちゃんでよかった。

 さて。
 本日は、オランダ時代の友達に誘われていってまいりましたEXILEツアー2010「FANTASY」!
 最初は「うおおお折角の休み若葉のころ書きたいしテスト勉強もしないのにマジしんどいドタキャンしてぇ!ねぇおかーさんちょう休みたい」「あんた友達無くすわよ」
 といわれてぶーたれながら地元で合流。地元名物の鰻を食べて、(ほんとはもっと美味しい店につれていきたかった!)で、電車に乗り込む。
 日本の城は山に囲まれてないと成り立たないんだとか「そういう意味では堀をつくった大阪城ぬげぇ」とかそういうわけのわからない話をしながら到着ー。
 岡崎駅から新豊田に周りのあまりの田舎っぷりに「ねぇなんか松坂屋があるって地図に書いてあるけど大丈夫かな?」「…俺達の知ってる松坂屋とは違うのかもしれない」「松屋の親戚とか?」「そんな感じ」という話をしつついってみたら本当に松坂屋でしたが…なんかスーパーくさい。多分天井が低いのと照明に高級感がないせい。「俺達の知ってる松坂屋と違う」「そうだね」という話をして再出発。…超三越本店に行きたくなりました。あそこの空間の美しさは異常。

 で、コンビニによって栄養補給したあと会場へ!
 EXILEのライブには「三種の神器」というものがあるらしく…それがこれです。

 うちわ、ライト、フラッグ、しめて1800円なりー。
 ライブチケットが7800円で、この三種の神器を持ってない人がほとんどいないので(というか持ってないと切ないことになるらしい)これが1800円…実質いちまんえんくらいかー。私は今回彼からチケットもらったんで出費1800円ですんだんですが。
 で。
 何故か。
 そのときポスターをかいました。

 メンバーについては全く関心がないのですが、クイントとかアンティーとかブルースに似合いそうだとおもったんだよ!「ポスター ツアーファイナル」っていってたからこの衣装で踊ってくれるとおもったんだよ!だから買ったんですが…結局衣装は全然違いました。というかポスターと衣装がまったく一致してないんですが今回のライブ…なんなの…ファンタジーで白黒ってことはこれは白と黒の戦いなんだねハスハス!とテンション高くポスター買った自分に合掌…。
 ちなみに私と彼のEXILEのしらなさといったらこのレベルです。
「TAKAHIROって人はシャンプーをプロデュースしてるらしいね…誰?」
「俺もわからない、け、ど…ボーカルの人だった気がする」
「……」
「……」
「ファンの人に聞かれたら殺されそうな会話だね!(私の中でボーカルはあつしさんのみ。)」
「(笑)」
 …にわかファンですらないレベルでごめんなさい。

 ちなみに「AKIRA」って人はカレーをプロデュースしてました。
 その表紙がなんともいえないというか…。
 EXILEのじまんぐ(うさんくさい)担当ですねわかりますといいたくなる表紙でした。ネタとしてかっておけばよかった。

 で、中へ。
 席は舞台全体が見えるスタジアムのはしっこがわ…。み、みんながちっさい!でも全体把握できて裏事情が見れてとても楽しかったです。

オープニング
 メインステージ横から、子供と大道芸で動かすような巨大人間がでてきて踊りながら旗振り!
その後、花道の途中途中にあったマンホールの蓋のようなものがぐいーっと上にあがってきて、そこには円柱があって(こう、ロックマンXの、ライト博士にパーツを貰うときの演出みたいだった!)暫くその円柱の横には光でいろんな演出がされてたんですが、その筒の中からEXILEの登場~!!一曲目が「VICTORY」だったので、「未来からきたえぐざいる」という設定…だったのでしょうか。

VICTORY
 そういえばサッカーシーズンによく聞いてましたこれ。
 白い服できびきび踊る皆様が格好良過ぎて鼻血でかけました。結構ムキムキで肌の色が濃いから、素肌に白ジャケっていうのがおっそろしく恰好いいのな…!!!ふっきん!ふっきん!!!!!
 衣装も好みであるが動きがすごい。半端なくすごい。
 「パフォーマー」って自分たちを言いきるだけあるなとおもいます。

Someday
 という曲らしいです。
 衣装とダンスばっかりみてました。というか予習した曲の中になかったんだ…。

Your Smile
 という曲らしいです。
 フリスビーをファンに投げながらメインステージへ。何回か失敗しててスタッフさんが超あわてて回収してるのが可愛かったです。

real world
 という曲らしいです。
 やっぱりダンスしか(以下略)

Fly Away
 前面にあったスクリーンにメンバーを映しつつ、空を飛んでいるような森とか水の風景をさらにその背後に流す。
 初めて聞いたんですが爽快感があってすきかもしれない!!

掌の砂
 掌の画像…だったな。ダンスは割と大人しめ。曲自体は名曲だとおもいます。
 が!
 このイントロきくとどうしても「おだかずまさ…」とつぶやいてしまうわたしをゆるして!

WON'T BE LONG
 うぉんびーろんぐ!これは有名…!!
 確かこのあたりで夢中になって旗をふりすぎて、旗のひらひらした部分をスッ飛ばしました。
 前の人がいい人で旗を拾ってくれましたが…はずかしやー。

SUMMER TIME LOVE
 今度は海の演出!
 夏っていうにはもう肌寒い感じでしたが9月頭にはさぞ爽快だったんだろうなとおもいます!

MC
 メインボーカル4人が次の曲の準備をしてる間に他のメンバーがおしゃべり。してた。らしい。

Angel
 メンバー2×2人が、お客さん4×2人を乗せたゴンドラ(を模した乗り物)2台に乗り込み、うたうバラード。
 会場からはファンの悲鳴。
 しかし。
 私は。
 このAngelの女の子たちが着てる衣装レムちゃんにガン似合うだろうなハァハァ。
 …ということしか正直記憶にのこっておりません…。ハァハァ。若葉の衣装これ系統にする。

Make It Last Forever
 っていう曲らしいですが
 正直おねーさん達のダンスガン見だった記憶がある。

GOING ON
 うーん…?
 さわやかな曲だったという記憶はあるんだけど多分この時間帯は完全に「白服!」だったせいか記憶が…。

MONSTER
 キッズダンサーがうちわもって花道でパフォーマンスして、前のスクリーンでは「さぁファンタジー!!!」といいたげに金色の龍が登場。龍が球を盗んだ、という設定だったらしいんですが。
 しかしこの龍、このあと全く出てこない出オチキャラだったという…
「ファンtナジ―だファンタジーだ!!」って ハスハスした わたしのトキメキを かえして!!
 とおもったんですが。
 しょうがないですね・。これはサンホラじゃなくてえぐざいるですもの…。

 それに続くパフォーマーダンスと衣装はすごかった…!こう、赤くて黒くてひらひらしてた…!!
 舞台照明の関係で詳細がよくみえなかったのですが、
「なんかよくわからんけどすごい!カメラと視覚が追いつかない程度の勢いでうごいてる!!」
 と言う感じです。ライブビデオ発売したら見たいかもしれない。

FIRE WORKS
 画面が花火、実際に花火もうちあがるわでとっても賑やかな一曲。
 ここもダンスノリノリで「よくわからんがすごいぜふのぉぉぉぉ!!」状態。

Ti Amo
 珠玉の不倫ソングktkr!!!!!!!!!!!!!!!とイントロからおおはしゃぎ…なのですが。
 何故か舞台のイメージが中国の王宮の内部っぽく。
 この環境で不倫ソングはねーべvvvいやほんとねーべvvvvvvvvv状態でした…。とりあえずあつしさん美声すぎるのと。
 ダンサーのおねーちゃんが着てた服。
 白くすれば激しくEXEフォーチューンでどうしようかとおもいました。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 この!!!!!!!ひらひら感!!!!!!!!!!!!!うごいたときのこの布のうごき!くるっとまわった時のミニスカ!!!!!!!!ニーハイブーツ!!!!!!!!!!
 映像のどこらへんがTi Amoなのといいつつテンションダダあがり。ごちそうさまです!

ふたつの唇
 舞台は王宮から遠ざかり、雨の街。
 さらーっと聞いた感じでは切ない系ラブソング?
 なんかすごい雨の背景と似合っていて、印象にのこった曲でした。さがしてみよう。

願い
 このあたりでうちわを仕舞ってライトにもちかえ…。だったきがする…
 真っ暗になった席の中で、アリーナ席のひとたちがライトをつけてたのに倣ったんですが…。(ちょうきれいでしたよ!)
 こういうのって最初誰が判断するんだろう。
 サクラ?

もっと強く
 記憶があんまり。。。ない。

SHOOTING STAR
 ずっとずっとしまってあった海賊船・始動!
 このあたりでメンバーの服がスパンコールつきのギンギラギンに。
 宝塚のダンス・ステージのフィナーレのようだ。
 とおもいましたがよく考えたらジャニーズもギンギラギンでしたね。
 

SUPER SHINE
 曲自体はあんまりおぼえてないんですが。
 とにかく眩しかったことと。
 回転するステージの上で(しかもステージが持ち上がって結構高い位置にある)あれだけ歪みなく踊っちゃうとかなんなの!
 おまえらはダンテかロックマンか!!!!!!って心の底からおもいました。

My Station
 とりあえずみんな走ってたなと。
 おぼえてない。

Choo Choo Train
 私がまだおさなかったころ。
 「ちゅーちゅーとれいん」といえば、「何人かの人間が並んでぐるぐるまわる」ことだと信じていました。
 14人で「ちゅーちゅーとれいん」されて腹筋崩壊するかとおもった。爆笑すると不謹慎だから口の中を噛んでこらえる!

銀河鉄道999
 記憶がございません!そういう曲だったんだ!

愛すべき未来へ
 あつしさんの「ちょっといい話」(公演におじーちゃんがきて、「おまえたちが幸せに生きられるいい時代が来た」っていったらしい)のあと、「この幸せを未来にも」としめてうたいだす。
 声が切ないほどきれい。
 しかし。
 なんだ、いつもサンホラライブで「マザコンな陛下」の発言ばかり聞いているせいか、「おじいちゃん」「お父さん」「自分」と男系家族しか語ってないことにすごい違和感。ほんとに違和感。

 これにて終了。
 だれがはじめたか、ウエーブが始まり・・・アンコール!
 っていうか会場のみんなが声をそろえてアンコール!と叫ぶもんだから私の腹筋は爆発寸前でした。
 全然違うものが脳内をよぎっております。

24karats ~STAY GOLD~
 これ初めてきいたときすごい「うわっこれマムルークのイメソン出したあのグループっぽい!!!男くさっ!」(たしかファイアーボールってグループだった。)って激萌えしたんですが。
 ダンスもすっごい恰好いいというかPVクオリティ!!…ちなみにごつくて恰好いいのでようつべさんにリンクはっときます。
 エグザイルのコスプレ、イケメンジャーよりもマムルークあたりに似合うかもしれない。

One Wish
 ここらへんであつしさんがグラサン外して登場したんですが。
 グラサンはずしてたんで暫く顔認識ができませんでした(失礼)
 曲はーま、うん、バラードだな、美声だな…というかんじで…。

 で、これにておしまい!
 総合的にいうならば。
 書いてる曲が曲のせいで「ファンタジー?」という点にはものっそ疑問がのこるがパフォーマンスがちょういいので高得点!って感じかな!演出もまぁ、こだわってるし…!!
 曲全てをファンタジーにしたければサンホラみに行けばいいとおもうので、(イドイドは12月!)「なるほどエグザイルか!」って思えば素晴らしいんじゃないかとおもいます…。
 あと今回のライブにいって、ダパンプが死んでエグザイルが生き残った理由って「ボーカル」と「パフォーマー」を明確に分けた点にあるのかなってふっと思いました…。

画像

 パイレーツといいつつあんまり海賊関係なかった

 目玉グミ。「この世界」のごはん。

 ごん、にみえてこまった。

 ライブをうけてかきたいもの。
・エグザイルな双子+アンティー+ナディールとかアドリアンとか。あ、ベーゼルビュートもいれよう!
 え?ジェロダンス?
 あきらめます。

・若葉のころ予選落ちジグ子+フェイト
 Ti Amo 前のMCとかEXILE花組風組みてたら衣装がふっと浮かんだ。
 冬と夏は対極。
 数学的照明でいうと、「命題」には「逆」「裏」「対偶」の三種類があって。
 「もとの冬組」の逆が性別反転、裏がカラーリング反転、としてみたら。
 対偶は性別とカラーリング同時反転ですねわかります。

 そしたらこうなった。
 昨日のよるかいたもので、あんまり記憶ないんですが…。
 あっなんか神鳴りガッ…(蒼牙さんはログアウトしました)

 いや話がうまくいかなかったら夏コンビとして対偶組も投入する気でいましたよ。
 深紅ムリアは夏を司る竜。冬とは双子…なのか。双子おおいな…。キーワードは「蜃気楼」「焔」。あと夏の「竜」だから「神鳴り」使い。指パッチンで神鳴りを飛ばすとかまるで某マスタングさんのようですね!
 フェイトは元人間の夏代理。あまりにも夏に仕えた期間が長かったので、心臓が完全に燃え尽きてる。深紅曰く、「おがくずを詰め込んだ人形。理性が残っているのがせめてもの救いだわ。」だとか。いえそんなドS主のストレスで鬱とかそんな…魔女幻想とっぱらったららめぇぇぇぇ!!!そんなフォーチューンの方も「心臓が凍っている?…いえ、主がドSすぎて鬱なだけよ。」なんてオチはだめぇ!かむばっく魔女幻想!かむばっく童話フィルター!
 こいつらの登場は…まぁ…ミブフォーのために総力戦する気でいたころは結構濃厚でした。ジグ子が「お兄様、お遊びが過ぎてよ(白い悪魔がアップにこにこ笑いながらアップを始めているわ)」って言ってくれるぐらいの準備はしてた。

 でもまぁ。
 なんだ。
 そこをさらにつきつめたら。
「黒髪で?オッドアイで?イメージカラ赤?あれっ深紅も殺される…むしろ深紅が殺される…
 ということに気付いたんで没!
 寝ながらかいたせいでいしょうひどい。もうちょっと練ればかなりかわいくできるきがするのに。

ファイル開くのめんどうだからメモ。
「人の世界においては、春は育ち、夏は腐り、秋は枯れ、冬は溶け崩れる。」
「冬の城」
「春の鎮魂歌」
「石眼の王」
「氷の心臓」
「若葉のころ」
「天才機械技師の苦悩」
 …7つの物語にはならねぇなぁ。書き終わってうまくしょうわけできそうだったら分ければいいや。

 んで本日消費したものメモ。
告白 
 なんか映画になったやつ。
 娘を殺された先生が生徒に復讐する話…。
 映画がすごいと聞いていて、「ぐろいのかなーえろいのかなー」って思ってたんですが。ひとことでいうなら「きもい」
 復讐の方法が意外と普通というか。
 HIV感染者の血液を娘をころした生徒二人の給食の牛乳パックにいれるという復讐方法が第一弾。それによって殺した生徒二人はいじめの対象となったりひきこもりになったりでとても大変なことになり。
 ひきこもりになった生徒は紆余曲折を経て母親を殺してしまい。
 いじめの対象になった生徒は「自分は特別な母親から生まれた特別な人間だ」と思い込んでたマザコンだったのに、その母親を(先生のさしがねで)殺す羽目になってしまったんだとか。この説明だとわけがわからないね!
 
 こう…かーちゃんこえぇ。みたいな感じでした…。
 ううん。なんていうかうんじわじわときもちわるいな!まったくもって読んだあと爽快感がない!でもなるほど、「これはすごい小説だな」と思いました…。

 あ、きもちわるいといえば今読んでる「死の泉」もじわじわきもちわるい!舞台が「レーベンスボルン」(WW2時のドイツの「みよりのない妊婦のための施設」、もとい、金髪碧眼の子供たちを集めては交配のために養子に出す施設。)ってあたりでそうとう気持ち悪い!ちなみにヒロインは金髪碧眼超純系アーリア人外見をもつポーランド人の美少女で…レナっていうそうです…。
 さ、さいごまでよめるかな…。「うっはvvv金髪ようじょいじめktkr!!!!」ですますつもりだったんだけど…レナちゃん…かぁ…。とちゅうで哀しくなったら読むのをやめようとおもいます(真顔)

パーシージャクソンとオリンポスの神々
 「屋根裏のエイリアン」というコメディの広告がついてた時点で「この映画そんなにひどかったっけ…?」とおもったんですが。(おまけをつけないと誰も見ないような映画)、内容もたしかにびみょ、う…。
 うーん。
 アクション映画。なのか。
 ファンタジー映画。なのか。
 こう、ちょっとカテゴリー分けにこまる感じの映画でした。
 原作では「こいつ半神なんだけど誰の子供だったの?」っていうのが一応。謎になってたんですが。
 時間の関係で、さいしょっから「おまえのとーちゃんポセイドンだから!」「そうだろうとおもってた俺つえぇヒャッホォォォォ!!!」みたいな感じになっておりました。
 しかもこう展開が「人間界の中にまぎれてる異空間にあるものを探す」って設定なので。こう…ハリーに比べて俗っぽい。あとネタバレが最初にきてしまったせいで全般的に単調。一本道。
 なんとなく評価ひくかったのがわかります…。まったくわくわくしない…。
 どの程度わくわくしなかったかというと、上の「告白」を読みながら映画を見た程度…。

 あ、でもハデスの城と冥府の河とオリンポスはすごく綺麗でした。
 この監督の…この「建物」とか「景色」のセンスがすごくすき。
 ティム・バートンも神だとおもったけど、この監督は「ファンタジーに転び過ぎず美しい建物」をつくるのがすごいとおもう。ホグワーツもすっごい理想通りだったし。
 あと「半分神様なのに全然イケメンじゃねぇ」と散々罵ってた主人公。「見る前覚悟をきめてたりはイケメン」でよかったです。まぁ、あくまでも、覚悟、よりは。
 よくもわるくもかるい映画ですね。 
 おお画像きれい!ノリ軽い!気易くみれるー!!っていう意味ではいい映画かも。戦闘も良い感じにダサくていいです。
 どういう勧め方をしてるんでしょうねわたし!


 みたい映画
・サロゲート
・ナイン
・タイタンの戦い
・プリンスオブペルシャ
・男女逆転大奥
 基本的に動機は不純です よ。

 それにしても今日の日記ながいな!
 EXILEファンの皆様のアンコール発言に腹筋が崩壊したので「若葉のころ」つづき。しかし然程アンコールでもない。残念。まだ序の口だもんね。
 とりあえず、男女関係に厳しい寮長さんがオカマとか自分では最高に面白い設定だとおもいます。
 ざぁ…ん。ざぁ…ん。繰り返す波に打ち上げられる氷の間を縫うようにして、アンティエルドは歩いていた。浜にごろごろと転がる氷を裏切るかのように、海の遥か向こうには、春の宮殿がうららかな姿を見せている。春の訪れが近いことを知らせるその宮殿から目を引きはがす様に、足もとの氷を蹴飛ばして少年は小さく笑った。幼いながらもどこか悟ったようなその笑みは、整い過ぎた面立ちをいっそ子供らしからぬ色合いで飾り―。その顔のまま、彼は呟く。
「もう、春か。今年は海がよく凍っていたから、覚悟はしてたけど。」
「竜至の日」―世界が動き出した日と全く同じ位置に全ての宮殿がそろうその日は、冬の海は凍りつき、夏の海は干上がり、宮殿までの道が現れるという。夏の海が干上がる処はみたことがなかったが、海が凍りつき、冬の宮殿まで一面白と水色の世界が広がる幻想的な光景は何度もみたことがある。勿論、いくら美しくともそこは「冬の宮殿」―何人たりとも辿りつくことが叶わぬ、氷の城であることを彼は知っていた。竜至の日、この国は一年で最も寒く、暗くなる。宮殿に辿りつくことはおろか、外に出てゆくことすら愚の極み。その他にもごく稀に、戯れに行き来する冬の宮殿の住人の足跡が氷の道として残っていることもあるが―その氷は見せかけのもので、渡ることができるほど強固なものにならないことが多い。
 稜線の向こうに隠れつつある、白く輝く冬の宮殿をちらりと見やると、アンティエルドは大きな溜息をついた。そして…
「…おなかすいた!!」
 殆ど八つ当たりだ!と言わんばかりに叫ぶと海に背を向け、たったったっと橇のほうに戻ってくる。橇の馬の横にいた、青年―ミカと同じ髪と瞳をした彼女の兄、コウ―は、突然の大声にぽかんと目を見開いて…そして
「もういいのか?」
 とそれだけを問いかけた。先程海が見たいと我儘を言いだしたときはガンとして退かない顔をしていたのに、海にきたら数分もしないうちにもう十分だと言う。秋の空よりもめまぐるしく変わる少年の発言に半ばあきれながら声を放つが、相手は「だって」と首を傾げると「…ご飯に遅れると、怒られるでしょ?」とにっこり笑った。連れて行ってとあれだけ五月蠅く行った割にはあっさり引き下がるな…と彼が思ったかどうかは、定かではないが…橇は走りだした。灰色の海を遺して。

 二人が戻ったのは夕食ぎりぎり前だった。食堂に向かうと、目ざとく二人を見つけたハルモニアが手を振って居場所を知らせる。二つ分とられていた席にさくっと滑り込むと、アンティエルドはメニューを眺めて僅かに眉を潜めた。
「ねぇハル、グリーンピース…」
「駄目でさァ。」
「…やっぱり?」
 アンティエルドが大げさに嘆息すると、ハルモニアはぐっと顔を近づけて囁く。「寮長が目を光らせてるんで。冬場に緑を残すのは罰あたりですよ、と仰ってました。」「…わぁお。ビッグママは厳しいね。」「…ということで、不可です。」
 アンティエルドはぶーっと唇を尖らせると、ちらりと隣のコウとミカを見やった。他人が沢山いる場所が苦手な双子は先程までのおしゃべりが嘘のように、すまし顔でスープを口に運んでいる。―と、アンティエルドの隣の席が入れ替わった。
「……ナディール!と、アドリアン!」
 その隣に座ったのはもうすぐ20になるかならないか、といった二人組だった。
 一見年齢がばらばらな彼らが通うのは、王立の全寮制の学校である。親元を離れた子供たち―下は8歳から上は22歳まで―がここで学んでいる。その規模は莫大であり、生徒達は大概自分の所属する寮で、年齢別でつるんでいることが多い。ナディールとアドリアンもそのくちだった。
「やぁ」と優雅に片手をあげるアドリアンと、「よぅ」と体育会系の口調で挨拶をするナディールに対し、アンティエルドは真顔で尋ねる。
「グリーンピース食べない?」
 既にその手のスプーンには、こんもりとグリーンピースが山盛りになっていた。
「………開口一番、それか。」
 何を言うかと思えば…といった体で嘆息するアドリアンに対し、ナディールは沈黙している。「いいや。答えは聞かないことにした。」とアンティエルドはさっさとナディールの皿に山盛りのグリーンピースを放り込んでしまった。
「………」
「………もしかして、ナディールも嫌い?グリーンピース?」
「…いや。」
 たっぷり30秒沈黙した後、彼は「決戦に挑む」かのような顔でスプーンを取り上げると首をふった。
「どっちかっていうと好物の部類に入る。」
「うっそだぁ。」
「…嘘をついて何になるんだ。」
(―体面が保てるんじゃないですかねぇ?年下に対しての。)
 隣の席のやりとりにハルモニアは心の中で呟き、魚の身を骨から外した。アドリアンは沈黙していたが、どうやら彼女と同じようなことを考えていたらしい。グリーンピースに決戦を挑む相方を寮長の視界から遮るように、そっと椅子を動かして座りなおすが―すべてのやり取りを見ていたはずのハルモニアと言葉を交わすことはなかった。

 そう、この学校では「横」の繋がりは密接であるかわりに、「縦」の繋がりはどうしても希薄になる。
 その中で彼女たち―コウ・ミカ・アンティエルド・ハルモニアの4人の組み合わせは一風変わっているともいえた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿