半月記

半月に一回くらいは、何か記録をしていきたい

まさかこんなにモヤッとするとは…

2013-08-31 20:47:48 | インポート
「終わるために君を愛した」

「『恋』と言えば何でも許される風潮が嫌い」
 というエヴァちゃんに激しく同意できる私は 。「さびしい」といえば情状酌量の余地がある と思われがちな現在の風潮があまり好きではないということに気付きました。
 事の発端は昨日の金曜ロードショー「スーパーマン リターンズ」…。
 ブランドン・ラウスめっちゃカッコいいやん!!!!!!!

 結構目が大きくて、「ハンサムだけどかわいい」っていうお顔立ちですが、私はちょっと目を細めたときの顔がすきかな…。もう少し低血圧そうな顔…。
 スーパーマンだから割とわかりやすいストーリーだろうな、イケメンを見て楽しもう!などと気楽な感じで話し出したのですが。
 まぁ観終わったあとの…モヤッと感が半端ない…。
 実写版バットマンも、そういえばモヤァ…とした展開でしたが…それよりなんかモヤッとする。
 二股になりそうだったヒロインが二股になるまえに死に、恋敵も死に、ヒーローだけが孤独に、悪として生き延びてる(ダークナイトまでしか見てない)という意味ではまぁ…「あぁヒーローって孤独なのね…」と物悲しいオチでしっかり締まっているのですが。
 ところが。
 このスーパーマン。
 5年の間地球を放置して、自分探しの旅にでていたそうです。
 で、その5年の間にヒロインが、スーパーマンの子供を出産し、現在は別の男性と再婚。
 久しぶりに再会して「あなたは私たちを見捨てた」「さみしかった」とスーパーマンに訴えてました…。

 ここでざわつくテラフォーマーズのアドルフさんファンの血…。

 父親が誰なのか、ヒロインが現在の夫にきちんと話してはいないようなのですが。
 えええええええええそれって、アドルフさんのお嫁さんと同じケースじゃないですか…!!
 あとから冷静に考えてみれば「あなたの子供よ」といって結婚したかどうかは明記されてないんですけど。
 ちょっと前までは「スーパーマンの子供だけど父親を隠して再婚したヒドイン」みたいな認識をしてました…。

 なんていうのかな。

 今回のストーリーでもやっとしたのは。
 一つの家庭があって、父親と息子は血がつながっていないということ。それが父親の側からどう受け止められているかがすこし曖昧で、更に、血がつながっている実の父親も子供を諦め切れていないこと。だとおもいます。
 種違いの子供がいた場合、どうしても私の感性だと「父親がその子供を、誰の血を受けていようとも自分の子供として許し、認める」というのが一番の…いい方は悪いし今回のストーリー的には語弊を孕んでるんですが…寝取られた側のプライドを回復する方法だと思うんですよね。自分の子供じゃないけど、「僕は、この子を僕の子供として扱う」という宣言をすることで、体面が保てる部分って有ると思います。
 行動としてはすごく父親らしいというか、おぼれかけてる妻と息子を必死で支えて立ち泳ぎするシーンはグッときたんだけど…それがスーパーマンの「お前は人とは違う人生を歩むのだよ」によって結局駄目に、させられてる。
 「ヒーローって孤独だよ」という、今までの実写で語られてきた部分。それから、「家族という認識は血に勝る」という家族の、わりとありがちな展開あえてはずしてきたのは凄いなとおもうんですけど……けどっ!!なんかこれすごいもやっとする!!ほんとお父さんが可哀そうにみえるし!!ヒロインの態度がとてももやっとする!

 恋もさみしさも、所詮私やあなたの、頭の中身ではありませんか…何故さみしい原因を…他人になすりつけるのでしょう…何故さみしいと…言い訳をするのでしょう…。ってほんとに真面目に呟いてしまいます。
 もっとも46歳になったとき、同じことを同じ気持ちで言えるかと言われたら、答えは間違いなく「NO」でしょうが!!
 これが年齢ってものの怖いところ…ですね。

 そして9月がきたーーー!!
 9月を乗り越えれば、「今年度」の半分が終わる…うっ がんばります。



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横合いから思いっきり殴られた

2013-08-18 22:05:13 | インポート
 ダラーッと見てたヤマトで、ユリーシャ・イスカンダル登場。

 何故か「イスカンダル三姉妹ウォォォォォ!」という暴走テンションになり、いろいろ検索した結果、ものすごい萌えのツボをつくスターシャとデスラーの会話シーンが!!

 この会話シーンの素晴らしさといったら!!作画も勿論なんですけどこの…この…!!
攻め側が受け側を保護対象とおもっている×受け側がなにか神聖な存在×受け側の望まない方法で攻めが受けを救おうとしている×受け側は基本非力
 私の萌えツボをギリギリと4連続で押されました…。というかここまでしっかりツボ押されたのって、昔懐かしき「レイアース」のザガート×エメロード以来じゃないかとおもいます…。あとルルーシュか。
 おまえら結婚しろ!!とは言えない関係だとおもうので。おまえら心中しろ!!って叫びます…。
 いいよ!古代守さんにはもう新美さんがいるから!!スターシャはデスラーとくっつこ!!いやくっつかなくていい!総統と一緒に死のう!!そうしよ!!ってヤマトの予告みては叫んでます…。
 個人的にスターシャは慈悲深そうに見えるけどバケモノ説を推していたし、井上さんという声優さんのチョイスも、うねこのワルギリアというよりはマクロスFのグレイス…腹黒キャラでくるのかなーなどと思ってましたけど。
 そんなことどうでもよくなりますねこの会話シーン!!このスターシャはエメラルダスだっけ、あの海賊には進化できないとおもう!!でもいい!!もうそれでいいです!!

 面と向かって喋ってないと言うのがまた切ないというか。(確か生存環境が違いすぎるという理由があったとおもいますが)
 それを差し置いてもデスラーが弱い男だ、とおもうのは、いちゃつくだけいちゃついておいて!!都合が悪くなったら部下に回線を切らせるのか!!という点にあるとおもいます。面と向かって喋ってたらこうはいかないんだぞ…!!
 あと言い争いの最中苦しげな顔で目を背けるって美女リアクションとして素晴らしいと思いました!!誰かやりましょ!!

 …という感じで一週間ほどスターシャ様祭りでした。
 正直自分のキャラとかガルドス様の事をガチで忘れていたくらいスターシャ様ブームで…。一週間たった今日もしっかりと引きずっています。
 いや今日のヤマト見てもスターシャ様素晴らしいというか、今週も安心と信頼の金髪美女祭りですとしか…。

 ヤマト、ものによってはデスラー総統既婚者で娘がいたりとか。
 あとスターシャも進のおにーちゃんの守さんとくっついて娘がいたりとか。
 そういう展開があるんですが…。なんかもう…結ばれなくても報われなくてもたったひとりの運命のひとであれ…って願わずにはいられません。

 うむ。

 萌えが滾った時の落書き。

 絵を描く体力というのが本当に減ってしまっているなぁと思います。
 下手したら顔を描いただけで疲れて死んでる…。

 これはあかんがんばらねばとおもったんですが

 だめだったーーー!!

 なんか体力が!!ほしいですね!!

コメント (2)
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波の下にも都のあらば 雲の上にも都あり

2013-08-17 19:01:16 | インポート
「諦め・絶望≒堕落」
「結ばれることが堕落と思え」
「死を待つ庭の片隅にて」
「咎人に石を投げよ」
「フラスコの中の怪物」
「幸福に騙される」
「世界一綺麗な場所の待ち人」
「理想の巣箱」

 お盆休み最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 私は…「お盆休み…何もできなかった…」と最終日悔しさを噛み締めています。いや、ずっと家にいたところでグダグダとすごしていたのだろうとは思いますが…!!
 明日からまた仕事なので、今日は気が済むまでダラダラしたいとおもいます…!!(結局ダラダラなのか!!)
 休み明け前にご紹介しておきたいものがひとつあったので…!本日はそれをまず紹介!!

 とばこさんが描いて下さったフォーチューン&テラちゃん!
 「私の絵柄でみてみたい御宅の子」みたいなタグで、最初フォーチューンお願いしたいとちらっと思ったのですが。
 それより何より最近御見かけしていないテラちゃんが見たいです!!
 と魂が悲鳴をあげてテラちゃんをお願いしたら…
 御二人とも 描いていただきました ありがとうございます!!(土下座)
 もうフォーチューンは安心と信頼のドヤ顔で…テラちゃん安心と信頼の薄倖顔!!(逆に薄倖そうなフォーチューンって…何をたくらんでるかと問いたくなる きがします。ドヤ顔のテラちゃんは悪墜ちかしら…。)
 とばこさんの、厚塗り調って透明感と奥行きを同時に表現するから本当にうつくしい…。なんというか、すごくすべすべしてそうというか、「水蜜桃のような頬」ってマジテラちゃんのこのほっぺたのことじゃないか!!と真剣におもってます…!!はぁ…撫でてみたい…!!!あとフォーチューンの金髪なんか月光、というよりは月そのもののような色合いで美しい…!!
 この二人は流星よりもハルクロの世界観のほうで絡んでるイメージがつよいのですが、とてもハルクロ天空都市のような写真をみつけたので一緒にご紹介!!

 クリスタル・パレスの別名を持つ建物らしいです。きちんとした地名は忘れてしまいました!!(いま調べたらスペイン・マドリードのレティーロ公園というところらしい。)
 床が鏡張りというのはすごいロマンだとおもいます。

 追記に小説ー!
 フォーチューンやアンティー、テラちゃんがいる天空都市はラピュタイメージということで…あれを文章にするの難しいです…



 船が海を行くよりも静かに、その都は空を行く。
 雨を降らせる雲の上に浮かびながらも、天空都市は清らかな水で満ちていた。王宮の後ろにある小高い丘の泉からは、雲をほどいて得られた清水が滾々と湧きだしており、そこから、木が根を張るように都市の中に水が流れ込んでいく。ある場所では滝として、ある場所では小川として。
 この天空都市に王子として生を受けたアンティエルドからしてみれば、それらは見なれた光景だった。「水晶の砂利!?」と路上に敷かれた石を手にとって目を輝かせる金髪の青年や、雨なくして生み出される水を調べたいと嘆く茶髪の女性に対して、自分が住む都の説明をするのは楽しかったし誇らしかった。
 それでも―と彼は小首を傾げて、白い花のようにひっそりと傍らにかける少女に問いかけた。―彼らが知っているものを、僕は知らない。
「ねえテラ。」
「はい。」
「砂利、ってみたことある?」
 千里眼を持つ乙女は、その問いに僅かに紅玉の瞳を見開いた。
「地面に敷いてある石をみて、水晶の砂利だ、ってとても喜んでいたから。地上にあるものとここにあるものとは違うのかなって。」
「地上の砂利には…まず、色がついています。大きさも、形も、不揃いで…地上のあちこちにあるものです。」
「色が…?」
 その時彼の脳裏をかすめたのは、光の加減で虹色に煌めく水晶のことだった。だがそれはちがう、と頭の片隅でささやく声がある。見たこともないはずのものを想像するとき、初めて会った筈の人の顔を見た時。全く知らない筈の知識が「否」といい、「是」という。それは旅の一行がこの都市に現れてからとくに激しくなったような気がする。
 そんな戸惑いに気付いたのか、テラはゆっくりと立ち上がった。鏡のように穏やかに空を映す水面の上を滑るようにして、見晴らしのよい窓のそばに立つ。
「地上が見えますか、殿下。」
「うん。」
「ここはとても地上からは離れていて、細かい部分をみることはできませんが…青い部分が海や湖など、水があるところ。緑の部分が森や草原など、植物があるところ―茶色く見えるのが、土があるところ。」
 一つ一つ丁寧に指さしながら説明をしてくれるが、勿論ヒトの視力では、それを見定めることなどできず、アンティエルドはぷっと頬を膨らませた。
「石というのは土とよく似たものなので、土の色をしていることもあります。灰色のものや赤茶けた色をしているものもあります…ここから見えるほど大きな街があれば、灰色の石を沢山見ることができると思います。…石造りの建物が、今の街はとても多いので。」
「ちょっと、楽しそうだね。」
「…はい。」
 何かを思い出しているのか、はにかんだように微笑んでテラは頷いた。何かいい思い出があるの?そう問いかけようとした時軽やかな声が二人の間に割って入る。
「あら、ここにいたのね?」
 振り返ればティーセットを手にしたフォーチューンが、ひらひらと手を振って彼を招いていた。
「…お茶の時間よ。アンティー、皆を呼んで来て頂戴。」
「うん!」
 お茶が冷めてしまう前に、と走って扉へ向かったアンティエルドは、ふと感じた疑問に振り返る。
 地上を見たことがない筈の自分が、僅か10年足らずで地上に関心を抱くとしたら。空に何百年と暮らしている民は、地上に何を思うのだろう。
 どこまでも続く様な青空を背景に、窓際で談笑する二人の姿からは―勿論なにも、読み取ることができなかった。




 蛇足
「ところで陛下…旅の皆様にお渡ししたのが、ひのきの棒とやくそうだけとお伺いしたのですが。」
「ええ。確かにお渡ししたわ。」
 フォーチューンはカップを配る手をとめて、テラを見返した。それがどうかしたの?と問わんばかりの不思議そうな表情に、彼女は僅かに微笑して言葉を続ける。
「”てんくうのつるぎ”、や、”ぷらちなぶれーど”…お渡しできるのは他にも色々あったのではないかと。」
「…大切なのは何を持つかではないわ。どのような心構えでそれを持つか、だもの。」
「…………そうですね。ひのきの棒だけでも思いがあれば大丈夫…仰るとおりです。」
 いい話で片づけようとした雰囲気が漂うが―ちょっと待て、と突っ込みを入れてくれるような親切な人間は、不幸にもその場所にいなかった。

 ちなみにひのきの棒で並みいるモンスターを悉く場外ホームラン。やくそうなど使わず気合いで己や仲間の傷を癒したという、伝説の勇者一行の伝説が遠い昔にはあったというが、その真偽は定かではない。









 蛇足はギャグですよ!!斜め上会話いれたかったけど入らなかった…。
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