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半月記

半月に一回くらいは、何か記録をしていきたい

2024.8 前半

2024-08-18 14:28:32 | オリナビ的発作
■2024/8
・2024/8/4 天然石万華鏡!フォーチューン概念!


・2024/8/9-8-14 インド!
 洗濯物がなんかすごいスパイスの匂いだよォーーー!!!おまけにkindleを、最後の最後の飛行機に忘れてきたことが今日発覚しました!お土産のお茶もどこかで落としてきたみたいで、「結構な額の落とし物をしているな?」という状況です!
1日目 関空→デリーのホテル

 マレーシア航空利用!飛行機の「現在地」を出す画像が常に北向いててメッカの画像が固定だったのなんだったんだろうな…。
 円形の空港のど真ん中に木を生やすの、ワー!シンガポール!って思う。ガラスと木すきだよね。なお別角度だとガラスは鳥の糞でべちょべちょになっており、木の上にはネットが張られている
 インドの空港はヨガの手が沢山飾られてる右側。「塔」で見た気がする…。
 花盛のガネーシャはホテル(ラディソン ブル ドワルカ)。ホテルは真ん中がでっかい吹き抜けになっておりその周りに客室がある感じ。吹き抜け部分のエアコンはゆるめ。お部屋はシンプル。67ドルからとあったから1万円くらいかな。
 出発前一番震えていたのはトコジラミなのですが、個々含め衛生面に関して全く心配のないホテルで、「ツアーバンザーイ!」となりました。逆に1万円くらいだせばほぼ確実に安泰なのか…?(一応どこもこのくらいの値段だったと思う)
https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-blu-new-delhi-dwarka

2日目 ジャイプール

 風の宮殿→ジャンタルマンタル天文台→シティパレス→アンベール城→水の宮殿→布店→宝石店
 デリーから一時間走ると凄い近代的なビルが立ち並び、そこを抜けると米!畑!畑!畑!になるの、「2時間で行ける場所の温度差!」になる。
 風の宮殿(1799年)を横から見たとき「華やかな衝立」だったのにはちょっと笑っちゃいました。
 露店で売っているチャイ30ルピー!本当に「露天」なのですが(あるいは露天の雰囲気を出しているのかな、そこまで観光客商売!という感じの衛生オーラはなかったのですが)チャイはぐらぐら煮沸しつづけているし、素焼きのカップも使い捨てなのできっと大丈夫!ということでGO!(ガイドさんもここは大丈夫といっていた)とても熱くて持てないだろうとつけてもらったのはネスカフェの紙コップ…。これで提供するケースもあるんだろうか…。そもそも本当にこれは30ルピーなのだろうか…。
 一時停車する場所がなく、インドの道路を横断したのもいい経験!徒歩の人間最優先なので、街中は本当に速度を出せないみたいですが、歩く側からすると強気で歩ける。たのしい。
 ジャンタルマンタル展望台、1730年代に、「20秒単位で測れるらしい日時計があった」というのがめちゃめちゃ感動…。左列下から2番目がそれです。ぐいっと反り上がってる大理石のカーブに刻まれてる目盛りが20秒単位だった。残念ながら日が照っておらず、各機材の実力は見れず…。
 シティパレスはそとからちらっと見ただけなので特に感想なし!ヒンドゥー教の王様ですが妹さんがイスラム系の王様と政略結婚してるからちょいちょい建築様式がイスラム。ただ、「各門にガネーシャを置いている」の、宗教の主義主張ははっきりしているとのこと。
 どちらかというと、車窓から見た「大理石で建築中のシヴァ神寺院」が気になりましたね…!
 アンベール城は1562年完成!ムガル帝国3代目!モルタルで作っている部分、石で作っている部分、大理石で作っている部分色々あるんですが、モルタル部分はあっさりかびてしまっているのに対し大理石パートは綺麗で…。手入れもあるとおもうのですが、鏡が天井や壁に無数に埋め込まれている謁見室部分は、「おっこの100年後に建ってるヴェルサイユと十分並べるぜ!」という煌びやかさでした。(鏡の間の面積は全然違います)ムガル帝国がどれだけとんでもなかったのか、というものの片鱗を吸えた気がする!
 水の宮殿は…「建物を建ててから水を流しました」らしいのですがド金持ちエピソードすぎる!!風の宮殿と同じく1800年前後の建物だけど、いやいやいや…すごくない…?後から?水を?元々平地だったってこと?
 お土産物見てホテルへ!イエローサファイアがインドでは大層縁起のいい石らしいのですが、ちょっとブルーサファイアに目移りしている間に全てが面倒になり購入できず…。
 ホテルは「宮殿っぽい造り」のホテルでした!イメージとしては「侍女の部屋を二つほどぶち抜いてお部屋にしている」という造りだと思います。内装はすんごいコロニアルでしたね…。いつかはガチモンの宮殿ホテルに泊まってみたい!
 なおここで停電を2回経験し、水シャワーで風邪をひきました!

3日目 アグラ近郊

 ファテープルシクリ→タージマハル→タージマハル見ながら原っぱでお茶→大理石店
 ジャイプールからアグラに向かう途中、ファテープル・シクリへ!
1571年からたった15年で放棄された首都です。理由は水不足。「漸く子供が生まれた記念に遷都して(城をつくって)、水不足だから15年程度で出ていく」ってどういうスケール!?!?!?!?全然わからない、京都から長岡京にいくようなもの?わからない…スケールがとんでもないという事だけはわかる…。遷都のノリが軽すぎる。
金目のものは扉含めて全て持ち去られてしまってすべてががらんどうなのですが、私はこことても好きでしたね。
好きポイント1つ目は「悪役しかそんなところから登場しないぜ」と言いたくなる柱。左上の、何か微妙にグロい柱があるんですけど(これ蓮モチーフらしい)、王様はこの柱の上に座っていて、下での会議を聞いていたらしいです。「まったく降りて混ざることを想定していないデザイン」だいすき。これが「皇帝」!
好きポイント2つ目は右上。これ、「寝台」なんですよ…。この、下の部分に水を流して涼をとったとか。水でなんとかしよう!水で!という水への執着大好き。アルハンブラも凄かったですよね、あっちはそこまで暑くない気はするけど…。
なおこの辺りで採れる赤い砂岩は、地層によっては黄色くなっており、赤い岩を使うか黄色い岩を使うかはデザイン次第だったそう。でもそんなに丈夫じゃないらしい。
 そのあとはタージマハルへ!
 いやもう。
 ほんとうに
 すごかった。
 美しさで殴ってくる感じすごかった。白って200色あるらしいけど白の万華鏡のようだった。六角形なのに星型に見える柱、下から見た時文字が全て同じサイズに見えるよう計算して象嵌されたコーラン、どれもすごかったけどやっぱりこう…手入れが行き届いていていて白く美しいというところが多分ポイント高い!堅牢な石、サイコー!
あいにくの曇り空だったんですがその雲が降りて冷え固まった宮殿のようだった…墓だけど…。翌朝薄曇りの中で見たら朝もやが固まっているようで…なんていうのかなぁ自然と呼応するような美しさだなと思いました。きっと晴れの日も綺麗だし満月の日も綺麗なんだろうなぁ……!!
 塔が微妙に傾いているのは、「地震が起きても決して妻の墓に塔が倒れてくることが無いように」だとか。この翌日、デリーの近くの開拓中の街を見たのですが、普通に40階建てのビルがニョキニョキ立っていて…(デリーには近いけど地下鉄が通ってないので1LDK400万!)昔の王様は地震を想定しているのに…今の政府と来たら…?
 この日はもう疲れ切っていたのと発熱で…ホテルの記憶がない…ごはんはおいしかった…。あとお昼にグラブジャムンが出ました。甘かった!あとなんだっけ、サリー着て記念撮影したんですが、「これどう?」と言われた色が青緑でした。嫌いじゃないがそれ以上に勧められることが多い…イメージカラーなのか…。


4日目 デリー近郊


アグラ城→車窓からレッドフォート、オールドデリーの一番賑やかな商店街→クトゥブ・ミナール→フマユーン廰→紅茶店と雑貨店
 ものすごーーーい眠い中でアグラ城へ。朝の4時くらいに一回アザーンで起こされた気がするんですが気のせいだったかも。
 インド不思議だな、とおもうのはアグラ城といいレッドフォートといい、「軍事的に重要な土地に建てているので未だにウン百年前の建物をつかっています!」というのが多いんですよね。アグラ城の隣にイギリス人が立てた兵舎もフツーに使ってるし、大臣たちもイギリスの高官が住んでいた建物(東インド会社の頃につくったやつだから地区100年位…?)立地はいいし当時の粋を尽くしたものだとはおもうんですが、築年数とんでもなくない?もっといい所あるんじゃない?と私などは思うのですが…。いやまぁ、現代の戦争は砲弾で行うものではないからいいのか…?いやでもやっぱり頑丈な方がよくない…?直撃を免れても石が崩れてきそうな造りじゃない…?
 アグラ城は、シャー・ジャハーンが増築した部分がやっぱりすごくよかったですね。(結局大理石!象嵌!)高低差を利用した噴水があって、そこから薔薇水が噴き出していたとか本当に…この世の楽園か…????晩年そこに幽閉されてタージマハルを遠く眺めながら涙を流したという逸話がありますが、「幽閉」というにはハチャメチャに綺麗な牢獄でした。
 シャージャハーンとムムターズ
・18年の結婚生活で妊娠14回(結局ちゃんと生まれたのは半分くらい)
・世界一美しい墓を建ててほしい→建てた
・再婚しないでください→妻の妹と再婚した。なんなら「妻に激似の実の娘と事実婚」という説もある
・子育てをちゃんとしてください→しなかった
 と、後半になると段々ダメなところが見えてくる感じがあるのですが。
 それでも、「いや受けちゃんにこれだけのものを差し出す攻めちゃんだったんだな」とおもうと改めてすごいな…の気持ちです。結果として亡き妻の属性ダダ上がり!
 綺麗な水を維持することが難しいからなんですが、「今原っぱになっている庭はもともと池だった」というのはなんかとても歴史を感じた。エフェソスといい「ここはかつて水場でした」というのに弱い気がします。
イスラムってすげーわ、宗教としてはちょっと過激派ではとおもうのですが、これだけの建物を作ったあたりほんとうに すごい。
 お昼のタンドリーチキンめちゃめちゃおいしかった。一番食いが良かった。立地としては大使館やらが近いので「日本で言うところの六本木」だとおもうのですが。ガイドさんもそのへんに住んでるらしく…ええええ超お金持ち!!
 あと、「同じ道路の南東ではお金持ちの子供たちが親のお迎えを待っていて、北西では子供4人と祖父が物乞いをしている(親は遠くからそれを見守っている)」というエッグい格差を目の前で見たのが印象的だった。
 オールドデリーは治安が…といわれているので外から見ただけなんですが、マジでアレを歩かないと旅をしたことにならないんじゃないかな…!
 独立記念日前なのでモディさんのポスターがあちこちに。お顔がいいなぁ、だいたいサンタクロースのコスプレが似合うなぁ、のポスター見てて思ったけど「印欧系」ってやっぱりひとくくりにできるんですよね。女性とかの骨格見てても「背は低くカラーリングも黒っぽいが、顔は小さく骨格はかなり欧米人バランス」というか…アジア人のバランスじゃねぇわ!これカラーとサイズ違いの欧米人だわ!と私は思ったのですが逆に「イギリス人がインド人を人と思わなかったなら日本人なんて更に人間じゃ無かったろうな…」という気持ちになっています。
 クトゥブミナールは72.5mの塔!1192年にどうやってこんなものを…!?とおもったら、土台がありました。要するに外周に赤い石を積んであるだけなんだけどこんなに綺麗に積めるもんなんですね…いやすごい…。元々1Fまでは昇れたらしいのですが、修学旅行の時に「地震だ!」と大騒ぎになりパニックになった学生23名が死亡。(ここに見学にくるような学生だから良家の子女だったろうと勝手に推測)それいらい立ち入り禁止のようです…登って見たかった…。
 ヒンドゥー寺院がイスラムの土地になった時ごっそり像が抉り取られていて、「ここがだめなところ!」と思うなどしました…。せめて抉り方を統一せよ…。
 ところで多分これが「パドマーワト」でランヴィール・シンがやってた王様の作?らしく…えぇーーーそういう背景込みで見たかった。
 フマユーン廰も綺麗でした!ただまぁ、「全方位綺麗にしている」というわけにはいかず…西のほうの墓にはめちゃめちゃコケ生えてたり・・・  なんだろうな、「やはり課金が物をいう」と改めて感じた次第です。
 その後はホテルに移動!その日のホテルはガイドさんがいなかったこともあり、「ヒーン保護者(めっちゃ口のたつガイドさん)なしでソロで旅するとインドってこんな感じなのかー!」という気持ちを味わえました。こんな感じだったらインド嫌いになるかもしれん。
・いつまでたってもオーダーを取りに来ない
・一人でチップをせしめるために、フロアが違う人間の荷物を抱え込もうとする(大変段取りが悪く、面倒なので待たなかった観光客たち)
・荷物を運んだあと、オートロックがかからないように鍵の部分に紙を挟んで出ていき、さらに「チップが足りない」という圧をかける、等、等…。
 タージマハルについては、満月チャンス狙って再訪したいなという気持ちあるのですが、どういう旅をするかは考えなきゃな!と思いました。

 時間かければかけるほど記憶が薄れるので、総括!
・タージマハルはもう一回行きたい。それ以上に「ベナレス」に行く必要があるのでは
・生きてる「寺院」見て見たい
・最後まで物価はわからなかった(屋台チャイ30ルピー、高速道路のSAで買った箱入りのお菓子110ルピー、ホテルのラッシー413ルピー)。
・イエローサファイアちょっとほしかったかも
・快適さというか『不快にならないこと』最優先で組まれてるな、さすがクラブツーリズムさん。とりあえず世界遺産たくさん見れたのは良かった。
・デリー、トイレをそこらへんでするひとがいるので、結構糞尿が大変なことに…乾期はそれが舞い上がって…と聞きますがそれはなかったな。雨季だからかな。
・イスラム系の帝国デッカデッカイ!もうちょっとムスムスリムリムしているところも見て見たい(が、ちょっと難易度は高い)
・とにかく久しぶりに旅出れてよかった!

所謂ジグ様所謂フォー様

2010-05-07 21:46:07 | オリナビ的発作
「いやぁ、いい朝だね。」
「………」
 翌朝。
 目覚めたなり聞こえた第一声は、微妙に聞き慣れないものだった。聞いたことがあるようなないような、誰だったっけ―眠い目をこすりながら起き上ると、部屋におかれている丸机を取り囲むようにして座っていた3人のうち一人―アンティエルドが楽しそうな笑顔でこちらを見ていた。
「……」
 一瞬何が起こったのかよく思い出せなくて、コロナは相手を見つめたまま沈黙する。
「…王子。」
「何?」
「…何故いらっしゃるのでしょうか?」
「え?…駄目?」
「いえ、ダメとか、そういう問題ではないんですが。その。」
「昨日の枕投げの決着がつくまで帰らないって、言ってただろっ!」
 そこへすかさずファルルがフォローを入れ。
「結局決着付きませんでしたがねェ…?」
 とハルモニアはからかうように笑う。…毎朝起きるたびに、段々この部屋に人が増えていくような気がするのは気のせいだろうか。そんな取りとめも無いことを考えていたとき、訪れたメイドが朝食の時間を知らせ―ついでにアンティエルドが部屋にいることに目を丸くして帰っていった。

 昨日の枕投げの顛末をよく覚えていなかった理由は、どうやら自分が途中で脱落してしまったかららしい。トーンが笑いながら女王に報告していたところを聞く限りでは、ハルモニアを審判に、トーン・アンティエルドと、ファルル・コロナで枕投げをしたが、そのうちに当てる当てないではなく延々と投げ合いになったらしい。顔を出せば当てられてしまうから、と結局隠れることに専念していたコロナが一番最初につぶれ、あとの4人は、彼の部屋を勝手に占拠して眠ることにしたようだった。子供らしい武勇伝といえば武勇伝ではあるが―そこはやはり母親。
「夜更かししたのね?」
 と笑顔で見返され、トーンは「あっ」と慌てて口に手をやった。フォーチューンは怒っているわけではないのだろうが、確かに夜更かしと大騒ぎは褒められたものではない―。モノケディアでもよく咎められていたな、とコロナが思った瞬間、
「一晩ぐらいだもん、眠らずに遊んでたって大丈夫だよ、ママ!」
 とアンティエルドがフォローに入った。その言葉に、一瞬フォーチューンの顔に不安の影がかすめたように思えたが、それは彼の気のせいだったのか。
「今晩は長くてよ」
 と―。だだをこねる子供にわざと負ける母親の笑みで、彼女はカップを口に運んだ。


 「今晩は長い」という女王の言葉は、その夜開かれる夜会の事を意味していたらしい。


「玉座に悲劇は赦されない」

 帰りの電車の中はずっと虹だったり、夕焼けがきれいだったり、今日は妙にラッキーだなぁなんて思う蒼牙ですこんばんは。それに今日はほら!見て!!!自宅から最寄りの駅についたのはこのぐらいの時間!

 すごいよ!!今日は!!6時に上がれた!!!
 まぁそれだけ帰りが早かったからこそ、今日のんきにスターウォーズなんて見つつ小説なんてかいてられるわけですが!
 久々にみると「CGっぽいCGだなぁ」なんて思いますが…だがそこがいい!アニダラの服とか「どないなってんねん」と思うけど…あの服の「とんでも」感は、マンネリ化してる私にはすごいいい刺激です!服描きたくなってきた…!
 あとジェダイってやっぱり恰好いいわ…。双子とかすごい似合うと思う。(見た目だけ。)まぁクイントは明らかにダークサイドですが…。っていうかあいつジェダイにしたらほんとに銀河系破壊するしかないとおもう。

 で、本日のタイトルは、所詮と所謂って字の感じ的にすごくにてるよね、という主張でした。
 ちなみにうっかり「しょせんじぐさましょせんふぉーさま」と読んだあなたは…「わかりすぎるくらいわかってる」か「まったくわかってない」のどっちかだと思います。
 アレなのに超恰好いいジグを見る機会があったので、かーなーり!いやとっても!!!テンションが上がりました。勢いに乗って旅戦いくべ!恰好よくキャラをかくべ!と思ったのですが…。ジグの出番、そういえば、前回で終わってたアッー。…頑張って進めようとおもいます。
 ちなみにアンティーの言葉にフォーチューンが曖昧なリアクションをしたのは、「一晩ぐらい徹夜して自分の身を守ることなんて難しくは無いよ」という意思表示にたいして。アンティーがいい感じにむくむく育っているのですが、話を台無しにしする程度に育ってしまわないか、それだけが心配です。

 そういえば、先日ふっと思ったんですが、周りから見れば「ジグムント」とか「フォーチューン」というのは、やっぱりカテゴリ的に「ジグ様」とか「フォー様」なんだな、と…。良くも悪くも、こう、「偶像」率が高いような気がします。
 まぁそういう部分を狙っていないわけでもないのですが!てか、ブログで語るとオフィシャルになってしまいそうだし、ギャグ専用の間違った認識で小説読まれても多分「わけがわからない」と思うので、いいんだけど…。うーん、認識って難しい!


 で、会社がさっさと終わったので、ペンタブ練習もかねてフォー様っぽいフォーチューンの落書き。ほんとうは紫徳のキャラ紹介ページにあげようとおもったけど…なんかぶちゃいくだなぁと思って辞めました。

 最近、絵についてROM専になってたこともあり…。綺麗な絵ばっかりみてたから、なんか自分の絵に絶望します。もっとこう…落ち着かないくらいの美人に描きたいのになぁ。
 それにしても、ペンタブ全く無理です…マシンパワーとソーガパワーと私の書きたい絵の方向性がつりあってくれない!もっとこう、自分の願望としては線がほっそくてきらきらした絵が描きたいとおもうのですが、根性がないせいでいつもこんな感じです。うおおおおお!!!!!

 で、あまりにも絶望したので鉛筆でもかいてみました。こっちはなぜかアンティーまみれ。

 果たして蝋人形のほっぺたは伸びるのかということを他人のほっぺで検証する迷惑王子。(この世界)そういえば双子の青い方も、興味本位でホムンクルスにちょっかいかけてましたね。(そういうとこ似てるよなおまいら…)
 で、やけくそになって砂塵のアンティーも右下に描いてみる。理由?眼帯で片目が隠れるからに決まってるじゃない。
 敗国の王子だけど大国の名家の一員でもあるって我ながら苦笑ものの設定だとおもう!でもやめない!
 チャンダーの公用語を何語系にするかは未定ですが、フォーチューンは絶対にアンティーにラテン語とかギリシャ語とか、自分が知ってる言語を教えまくったとおもう。
 今回の噴出しの中はラテン語です。文法的に間違いはないとおもう…この程度の長さならば、だけど。

「ド ン !」/8日目、かー

2010-02-11 22:52:34 | オリナビ的発作
 帰宅したジグムントをまず迎えたのは、曰くありげな笑みを浮かべた彫刻家と召使いだった。
「……どうだ。」
 と彼が問うと、「ご推察の通りです。」恭しく頭を下げたカストラートが答えた。
「…賢者以外は、全て魔法に対する抵抗はございませんでした。…かかっていたことにすら、気付かなかったのではないかと。」
「…一国の王女が、不用心なものだな。」
「寧ろこの国の王子が、用心深すぎるきらいがあるのでは、陛下。」
 主の嘲笑に答えたのはトランジだった。カストラートは思わず息をつめて傍らの彫刻家を見るが―ジグムントは顔に貼りつけた冷笑を霞ませることなく、「当然のこと。レイ・サント王宮は蛇の巣窟だ。」とさらりと答える。淡々とした声だったが―その言葉には恐ろしく重いものがあり、二人は沈黙した。―と、召使いの一人が速足でやってきて、彼に来客の存在を告げる。
「―判った。…すぐに通せ。」
 相手が誰か聞いた時点で、用件は一つしかない―。
 自室に戻ったジグムントは、ちらりとサイドテーブルの上においてあるチェス盤を一瞥した。白の陣の黒の王。無造作に転がる白の王。あり得ない棋譜は、以前彼が腹心に計画を説明するために使ったときのまま、放置されている。モノケディアの王女の出現により、大幅に繰り上げられた計画に無理はないか―考え始めたとき、ノックの音が彼の思考を遮った。
「―入れ。」
「失礼いたします。」
 よく手入れされた扉は、ひどく滑らかに開き―、姿を現したのは、魔法大臣、ルーサンだった。
 その手には、びっしりと魔力を封じるための文様が刻まれた大きなケースが握られている。挨拶もそこそこに、いそいそと彼はケースを机の上に置いた―ケースの中には濃藍の絹が敷かれ、その上には艶を消した銀色の銃と、弾丸が静かに横たわっている。
 ただの銀製の銃でないことは間違いなかった。ケースが開かれた瞬間膨大な魔力があふれ出し、ルーサンはうっと息を詰め、微かによろめきながら後退する。あまりにも濃密な魔力に当てられたのか、その額には微かに汗が浮いている―実際、箱を開いた瞬間からこの部屋に渦巻く魔力は、彼に魔術の心得が無ければ、一瞬で嘔吐していたかもしれないほどのものだった。パーティーの時よりも、或いはアンティエルドが先程女王の部屋で感じたものよりもはるかに濃密な、淀まされ凝らされた魔力の塊―そう、聖銀製の、銃。だがジグムントは涼しい顔でその銃を手に取ると、
「―純度は?」
 言葉少なに尋ねる。
「…本体に用いられております聖銀は98%…弾は完全な聖銀製でございます。どのような魔法障壁でも、撃ち抜くことは確実かと。」
「そうか。」
 ルーサンの言葉を確認するかのように、彼は掌の銃に視線を向ける。銀のグリップに刻まれているのは、レイ・サント王家の紋章―。微かに目を眇め、ジグムントはその重さを玩ぶかのようにトリガーを引いた。かちり―軽い手応えとともにリボルバーが回る。かちり、かちり、かちりー。どこまでも冷ややかで滑らかな手応えは、その日の夜空に浮かびだした細い月を溶かしたようだった。
「急がせたようだが、手ごたえは悪くない。」
「…職人に鞭うって急がせました故。弾丸はこちらに―。」
 ケースの底に敷かれている絹貼りの板を外すと、ずらりと銀色の弾丸が顔をのぞかせる。濃密過ぎる魔力に、額に微かに脂汗を浮かべながらも、喜びを抑えることができないといった顔でルーサンは続ける。
「…聖なる銀は、聖なる王を撃ち堕とす魔弾となる―皮肉な、話ですな。」
「王?」
 嬉々とした色が滲む相手の言葉に対し、ジグムントの返答はどこまでも冷やかなものだった。
「…あれは、先代に招かれたただの獣だ。」
 その瞳に浮かぶ色もまた、退屈そうな―熱のないもの。片方の瞳は孔雀の羽根を思わせる鮮やかな翠。もう片方の瞳は冷えた海を思わせる深い蒼。レイ・サント王家の目を持つ男は、現在の国王を冷たく―そして厳然と、嘲笑してみせた。
「あれは王の意思の延長に生きる存在。最も敬愛され、何よりも高貴な―奴隷に過ぎない。」
「………!!!!」
 その瞳に、ルーサンは戦慄し、そして―やはりこの方は真の王である、と、歓喜する。
 今の女王が人ならざるものであることを知りながらも、その立場を、ここまで明確に言い切る者はいなかった。
 王の座にある存在を獣、と認め、ただその本質を見極めて―どこまでも冷酷に、奴隷、と言い切った。

「左様で…ございますな…。差しでがましい口を、失礼いたしました。」
 その謝罪は本心から。王を前に王を語るなどおこがましかった、と深々と頭を垂れる彼に対し、聞かせるともなしにジグムントは続ける―、
「…だが、お前が勘違いするのも無理のないこと―あれは玉座と不可分の存在。あれのない玉座というのも、また、脆いものだ。」


「道端に、ゴミみたいに、犬が落ちてた」

 とりあえず放っておけないのがブルース
 一瞥すらせず無視して通り過ぎるのがジグムント
 河の中に蹴りこみたい気分だったら躊躇わない、助けてやりたい気分でも躊躇わないのがクイント。

 こう書くとクイントが相当キてるキャラみたいですね。そんなことないよ!ドSで思い出したようにドMで気まぐれなだけだよ!!!(この紹介文をみてうち何人があの王子系ホスト面かホスト系王子面を想像するだろうか…)
 旅戦とは微塵も関係のない話ですが、とりあえずクイントが麗しすぎて思わず悶絶したのではわわあばばばばば!!!
 只今現在、キーボードが光ってうなっておりますパッション!!いいよ歪んだ愛情ドSコンビ!
 いい方であれ悪い方であれ、とにかく「歪まざるを得ない」のがクイントだと思ってます。鵺の歪みはわりと(あれでも)いいほうだと思う…。

 で、クイント美しいよクイントということで話が全くぶっとんだんですが、旅戦ー。いよいよ大詰めかもしれません。
 タイトルのドン!はブリーチのあれより。あれだよあれあれド ン!決めシーンのあれ!(読んでないひとにはまったくわからないネタである)
 とりあえずジグムントが聖銀製の銃をGETしましたよ、というエピソードです。
 発言がいちいちドSで偉そうで書いてて楽しかったです。やっぱ旅戦のジグはいいな!偉そうで!いやいつも偉そうと言うか偉そうじゃないジグってなんなのという話になりますが!!!でもやっぱり私旅戦とEXE本編とRIMと砂塵の王国のジグがガチですきかもしれません。偉そうで。(言いすぎである)そして気付いたことは、殆ど人間耳で有ると言う点…。魚耳ジグ?竜耳ジグ?すきだけどね…。魚耳はまぁネタとして好きで、竜耳は変に貫禄が出ちゃって丸く見える気もする…。

 話がずれましたが、やっと旅戦もそろそろ大詰めとなりました。今現在の日にち数えてみたら8日めだった…。レイ・サント滞在10日目が、この物語の最終日となります。
 卒業までに終わるような気がしてきたので、ぼちぼち次の作品を考えてもいいころかもしれないなと思ってます。(最近日記の下にまた世界観まとめがついてるのはそのせい)鵺は3月では終わらんけどそんなに長くはならんだろうし…。
 別にどれを書いても自分は楽しいだろうと思っているので、そのうちアンケートでも取ろうかなと思っています。その時は良かったらご協力くださいな!



 そしてシリアスシーンを台無しにするから自重しようとおもってたけど。
 やっぱり言っておくのが蒼牙クオリティなのでいっておく。
 ルーサンっていうのが魔法大臣の名前なんですが。(EXEでの名前はルサンチマン)
 そのなんだ。
 馬の大好物のマメ科植物の名前なんだぜルーサン。
 ついでにいうと、ルーサンって一発変換するとルーさんになるんだ…。
 ルー大柴さんのことかーっ!!!

「旅戦演技派No.1はきっとアンティー」/嫌過ぎるだろJK

2010-01-22 16:21:06 | オリナビ的発作
 だがその笑い声は、部屋が近付くにつれひそやかなものになる。女王の部屋に向かっているはずなのに、廊下が延々と伸びていくような錯覚に、「空間感覚が歪んでる―かな。」アンティエルドはため息交じりにそう呟いて、素早く空中に印を書く。淡い光の膜が現れたとおもうと、今まで伸び続けていた廊下が不意に元の姿を取り戻した。
 空間の歪みは、即ち魔力の歪み。これはひどいね、と苦笑しながら
「ミブロ、大丈夫?」
 前を歩む男に声をかけると、「部屋を出るとき、護符をいただいています。」と淡々とした―先程と全く同じ声音で答える。
「うん、それなら大丈夫だね。」
 慌ててドアを開こうとする門番をすり抜け、部屋に入った瞬間、肌をちりちりと刺すような空気にアンティエルドは眉を潜めた。まるで大量の火薬を前にしたときのような緊張が、背筋を伝う―。廊下と違い、精緻な魔力結界を施されたこの部屋には、空間の歪みこそはなかったものの―魔力の爆薬庫だった。

 レイ・サントは水の国。
 水が淀めば腐るように、この国では魔力もまた、動きが止まれば―有害なものとなる。

「……」
 アンティエルドは無言のまま、寝室の扉に向かった。扉を開くと、ふわりと一瞬漂う瑞々しい花の香り―そしてそれに遅れて、濃密な魔力が襲ってくる。息苦しさを感じるのは、魔力が空気のようにこの部屋を埋め尽くしているからだった。
 そしてその元凶は、苦しそう―というよりは気だるそうな表情で、2人を迎える女王。
 天蓋から流れおちる薄いヴェールが、まるで霧の間を縫う光のように朧に全てを霞ませていて、そこだけがまるで幻想の世界―命あるものが踏み込んではならない世界であることを錯覚させる。勿論、横たわっている相手が生きていることは間違いがなかったが―それはある意味では確かに、世界の境界でもあった。
 即ち、人と―それ以外のものと。

 だが勿論―2人のうちどちらとも、目の前にいる「女王」がそれ以外のものであると重々承知している。つかつかとベッドに歩み寄ったアンティエルドは、
「ママ、大丈夫?―な、わけないよね。手を貸して。」
 と、今の状況などなんでもないかのように声を放った。全く面白くない冗談だと判っているはずなのに、フォーチューンは目元だけで微かに笑ってみせた。「―自分で言っておいてなんだけど、今の、全然面白くないよ。」と、不服そうに言いながら、大義そうに延ばされた手を取ると、アンティエルドは微かに目を閉じる。
 思い返すのは水晶のパズル。複雑な魔力の回路に自由に―望み通りに魔力を通し、その流れを調整するパズル。ただし今回彼がしなければならないことは、木を作り出すことではなく、相手が木を作り出せるよう、はたらきかけることである。
 難しいことではない、と意識をひたすら集中させる。相手が迷っているならば、自分がその光景を見せればいい。何もないような地面から木が育って、鳥が巣を作って―そして元気よく羽ばたく様を。
 ざぁっ―、実際に音こそしなかったが、部屋を覆っていた魔力が、一気に引いていくのはそんな感じだった。完全に、とまではいかないが、少なくとも肌を刺すような不快感は消えている。ばらばらだった魔力が、本来の持ち主の処に戻ったのだろう―もっとも、まだ足もとに蟠るような感じがある以上、完全に、というわけではないだろうが。
「……腕をあげたのね?」
 まだまだだけどね―。にやにや笑ってそう返そうと思った瞬間、喉に何かが引っかかったような気がして、アンティエルドは言葉を詰まらせた。
 何時も通りの笑顔で、言わなければならない。
 それなのに、「まだまだ」という言葉が出てこないのは、それが自分にとって、笑い飛ばせないほどの冗談であると、考えるより先に気付いたからだった。ごくりとその言葉を飲み下すと、アンティエルドは少しだけ笑ってそして声を放った。
「……ねぇ、ママ…。辛いんだったら、『オラシオン』に行ってきなよ…。一週間位なら、ママが不在でも、国はつぶれたりはしないよ。」
 その言葉にフォーチューンは曖昧に微笑んだ。
「…そうね…国は、安泰だとしても…でも駄目よ。今は、駄目。」
「じゃあ、ねぇ、いつならいいの、ママ?」
 答えはない。その代わり、頭を引き寄せられた。額にあたる柔らかい感覚に―その『いつ』が遠いことを、彼は悟る。少なくとも、自分が即位するまで―母親は、彼の許を離れる気はないのだと。
「判ったよ。それが駄目なら―少しだけでいいから、休んでよ。…お願いだから。」
「……」
 お願いだから、という声は、微かだが―泣きそうに、歪んでいた。彼にしては珍しい声音に、暫く沈黙していたフォーチューンは、「ミブロ」と、声を上げる。
「2時間で戻るわ。…2時間の間、あの子たちと…アンティーを、お願いできる?」
 失礼にあたると考えていたのだろうか、ドア付近で控えていた彼はすぐに一つ頷くと「…御意。」と答える。うつむき加減だったアンティエルドの前髪を払うと、
「……本当に、気を付けて過ごすのよ。」
 と彼女は念を押す様に繰り返した。
「判ってるよ、心配しないで。ママが出かけたら、すぐミブロと皆の処に行く。コトにも来てもらうから…。」
「…そうして頂戴ね。―じゃあ、行ってくるわ。」
 行ってくるわ、の一言を最後に、フォーチューンの姿がふっと掻き消えた。その代わり、ベッドの上にいたのは、一羽の鳥―大きさは、白鳥よりも幾分小さい位だろうか。光を放つような純白の体毛とすらりと長い首は白鳥を思わせるが、白から青へ色を変える、炎のような揺らめきを持つ飾り尾は、明らかに白鳥のそれとは異なっている。
「―どうぞ。」
 ベッドの上で立たずむ鳥に対し、まるで貴婦人にするかのようにミブロは腕を差し出す。ありがとう、とフォーチューンが喋ることはなかったが、とん、とんっと軽くその腕に飛び乗と、確認するかのように幾度か翼を広げた。そのままかつかつと窓際に歩み寄る。
「…行ってらっしゃい、ママ。」
「……」
 行ってきます、という言葉は帰らない。その代わり、一度彼女は2人を振り返ると―ぱっと窓から飛び立った。


「……」
 突如感じた魔力の奔流に、部屋で本を読んでいたコロナは思わず窓辺に駆け寄る。この間の爆薬庫と感じた波長だ―殆ど窓辺に体を押し付けるようにして、空を見上げると―夕焼け前の空に染まらない白さで、一羽の鳥が空を横切っていくのが見えた。
「あ、あれ・・・!!」
「…何?」
「何何???」
「どうしたんですかい?」
 普段は大人しい彼の、珍しい反応に興味津津だった、ファルルが、トーンが、ハルモニアが、ぎゅうぎゅうと窓辺に押し掛けて、コロナは悲鳴をあげることになる。
「やめっ…」
 必死で声を絞り出すが、その前に三人の動きがぴたりと止まって、彼は何とかことなきを得た。
「あ…国旗の鳥だ。」
 恐らくこのメンバーの中で一番目が良いであろうファルルが、呆けたようにぽつりとつぶやく。
「綺麗だねぇ。」
 続いてトーンがうっとりと言うが、身長の都合上、ハルモニアだけは見えなかったらしい。
「…どこですかィ?」
 などと言うものだから、トーンが「カメラで撮ってあげるよ!!」と騒ぎ出し…一層壁に押し付けられたコロナは、またしても悲鳴をあげることになった。

 そして同時刻。コロナと同じく、魔力の気配に気づいて空を見上げる男が一人。
「……陛下?」
 馬車の扉を開いた青年が、急に立ち止った男をいぶかしむように声をかけるが、男―ジグムントは、「……いや、珍しい鳥が飛んでいただけだ。」と返し、馬車に乗り込んだ。
 おおきめ複線回収1、かな?

 旅戦のフォーチューンって、Fateのサーヴァントみたいなもんで。
 自分の魔力自体はすごく高いんだけど、契約者がいないと現世に現れてるのがつらい。みたいな状態です。

 今まではずっと「聖獣」として代々の王様と契約してたし、契約者と魔術回路同調させてたから全然余裕だったけど、契約者無しで現界というのはすごい辛い状態。変な使い方してるから魔力回路もガッタガタで、偶に魔力暴発させて空間歪めたりする超迷惑キャラ化。

 寧ろこのままじゃ魔術回路の暴走で死ぬんですけど、って時に、じぐせんせいが処方してくれたのが「水晶の樹」。ガッタガタの魔術回路を自分で調整するための「処方箋」。
 ただしこれはあくまでも付け焼刃の処置。
 具合が悪くなりすぎると、「せんせい、PPが足りなくて自己再生すらできません」「………いいキズぐすりを処方しよう。」となり、それが龍様の書いて下さったイラストから書いたシーンになります。はいそこ、「HP5桁のバグミュウツーにいいきずぐすりとかvv」って笑わない!

 まんたんのくすりじゃないのがジグクオリティ。多分ジグが本気出せば、契約なしでの魔術回路の同調もしくは恒常的な魔術回路の修復機構ぐらい組めると思うんだけど別にジグは女王が倒れようが具合が悪かろうが、死ななければおk。寧ろ弱体化しててくれてたほうが政治の実権握りやすいしアンティーも狙いやすいいしということで、絶対完全治療はしない。

 …まぁ。以上のような内容を、今後どこかで説明すべきなのか、それとも説明なしでなんとなく今までの話の流れから納得して貰えるのか、そこが最大の悩みどころです今晩は蒼牙です。

 とりあえずネタバレで出た「ジグムント先生」に関してこんな医者嫌だ。と本気で某方と叫んだことを思い出しました。
 ほんとにジグ先生とか辛いです…。あのね、腹筋(ギャップ大爆笑的な意味で)と耳(エロ声的な意味で)とが同時に崩壊するのジグせんせい!内科でも外科でもだめ!!!救急救命だったら…昏倒してる間に全てが終わるから、いいかなぁ…。
 ちなみに別の意味で嫌なのは外科のクイント先生に睨まれてる場合。「あ…ごめん、針残してるんだっけ。故意に。」とかやりそうなオーラが嫌いな患者に対しては漂っています。こいつもじわじわ嫌だ。
 ブルース先生はきっと外科。なぜならば心臓疾患を持った医者が内科とか残念だから。オペ中は気合で持たせて、オペが終わった瞬間喀血するタイプがブルース先生。
 アンティエルド先生はなんか…救急救命病棟にいそうだなぁ。

 そういえばアンティーなんですが、旅戦だとごっさ可愛くて、本当にソガデミー子役賞をあげたくなりました。 今日のタイトルはそんなあたりからです。


 さてもうすぐ一輝さんだvvvwktkvvvvこのために日記さっさと書いたんだvvvvvv
 リアルタイムで追記がここに入ります(……)

 いきなり小池栄子クライマックス!!!!!!
 こええええええ!!!!
 こえええええ!!!
 第二週目にしてこの昼メロ展開ってどうなのvvvvvおなかいたいvvvvv
 もっそりした口調でいいわけする一輝さんが可愛すぎて生きるのが辛いvvvvあああああこの口調で言い訳されたら許すしかないじゃないもう!!!!かわいいなぁこの男め!!!!

 そして顔面にシャンパンをかけたのは小池さんでした。
 威勢良いvvvかっちょいいぞvvvvvvそして私も一輝さんにシャンパンかけたいvvvv
 一輝さん萌えvvvv女の戦い勃発vvvvv
 ところで、
 小池栄子(役名わすれた)=シンデレラを夢見る努力家
 白井正子=芯の強いお嬢様
 どっちもまぁ、その、好き好きなんでしょうけど。
 面食いな私としては、2人がてんでぼうぼうに一輝さんをひっかきまわしてくれればいいです。

 そしてvvvv

 まってvvv
 薄々思ってたけどvvvvv
 お母さんのライバルか初恋の人がやっぱり白井先生だったかvvv
 もう昼メロすぎておなかいたいvvvvvvvvv
 初回で気づいてvvvvvvvvvvvvvvvvv

 ということは兄妹婚ですねわかりますvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
 一輝さんそういう役多いねvvvvvvvvvvvvvvvv
 私が最初に一輝さんにハマったドラマはちなみに父娘婚のはなしでしたvvvオチ的な意味でvvvvvvvvvv
 そういう顔なのvvvvvvvわかりますvvvvvvvvvv

 おなかいたいvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvでもそんな一輝さんが好きですvvvv

 これから妹と寝ちゃったことに悶々とする一輝さんとか
 小池栄子とよりを戻そうとする一輝さんとか
 マザコンなのにおかあさんにおこられてしょんぼりな一輝さんとか

 すごく 楽しみです。(すごく間違ったドラマの楽しみ方である。)
 え?ストーリー?
 うんまぁぬるく楽しみにしてるよ。

「子供が可愛いというのは幻想である」/ヒロイン定義

2010-01-12 13:11:07 | オリナビ的発作
 城に帰った一行を迎えたのは、出先で何が起きたのか知りたくて堪らないという顔をしたアンティエルドだった。お茶が用意されたテラスで、コロナからヴェルファリウス邸での一部始終を聞いた彼は、「何それ」などと爆笑しつつ―菓子を頬張っていたファルルに向けて、ピンッと、指で宙を弾くような仕草をする。
「痛ッ!?」
 不意打ちにファルルは目を丸くして弾かれた額を抑える。豆鉄砲をぶつけられた鳩のように真っ黒な瞳をまん丸に見開き、きょろきょろとするその仕草に、アンティエルドの笑いが一層強くなる。
「お前ー!!」
 何が起こったかは判らないが、その現況が誰だったかはそれで判ったらしい。
「ごめん、ほんと、君たち、魔法苦手なんだな、と思って…!」
 笑いすぎて略息も絶え絶えになっているアンティエルドに、逆襲すべくファルルはぱっと椅子から飛び降りて彼に掴みかかるが、相手は既にテーブルの向かい側に逃げ込んでいる。
「このくらいは弾けなきゃ駄目だよ。いくら魔法が苦手だっていっても。」
「…気付いてたら避けたっ!」
「それじゃぁ気付かなかった君が悪いってことじゃないか。」
「……言いますねぇ。」
 ハルモニアはニヤニヤと笑いながら、長いテーブルの周りで鬼ごっこを始める2人を見やる。「私も!」などと言いつつトーンがそこに加わり、挟み撃ちにしようとした時―ドアが開いた。ぴゃっと飛び退ったアンティエルドは、「ミブロ、どうしたの?」と何事も無かったかのような取り澄ました顔で小首を傾げた。―もっとも、そのマントの裾はファルルがしっかり掴んでいたため、ごまかし切れていたかどうかは怪しいものがあるが。だがそんなことに気付いていたのかいなかったのか、ミブロは「陛下がお呼びです。」と淡々と告げた。
「……」
 その言葉にアンティエルドはふと眉を潜めた。その表情を見ていたコロナも釣られたように首を傾げる。
「……ママが、呼んでる?」
 その意味を確認するかのようにアンティエルドは繰り返す。
「………はい。」
「…そっか、それなら急ごう。」
 先程とは打って変わって生真面目な顔で彼はミブロの後に続いた。思いだしたように彼らに「また後でね」と声をかけて。後には、釈然としない面持ちの一行だけが残された。
「………そんなに、悪い?」
 廊下を急ぎ足で歩きながら、アンティエルドは声をあげる。誰が聞いているか判らないから声を落としているが、押し殺したような声音は恐らくそれだけではない。
「…………殿下を呼ぶ程度には。」
 それに答える声は相変わらず淡々としていて、一切の感情を伺わせない。
「………そして―ジグムントを呼ばずに済む程度に?」
「………」
 沈黙は肯定と同義だった。あーあ、と、どこまでもわざとらしい声をあげてアンティエルドは苦笑する。だがそのわざとらしさは逆に―その嘆息が本物であることを如実に伝えていた。
「……仕方のないことかと。」
「うん、知ってる…。魔法も運動と一緒、ある程度の年齢にならないと、負荷が大きすぎて使えない魔法があるし、魔力ってある程度年齢と関係する部分もあるし。…だから努力が足りないとは、思わないんだ。」
「………」
 振り返らないミブロの背中にアンティエルドは独り言のように続ける。
「だから思うんだ―僕がもっと、早く生まれていたら、って。」
 それは恐らく、レイ・サントの人間ならば誰もが抱いた考え方であろう。
 もし王子がもっと早くに生まれていれば、ヴェルファリウス卿よりも前に生まれていればこの国は今の形を迎えることはなかっただろうと、貴族達は囁く。

 アンティエルド自身も、確かにそうだと思う。
 実際、魔術師団が解散させられた理由は、子供が出来ない王妃に毒を盛ったという嫌疑がかけられたからだったし。
 宮廷内で未だ派閥争いが続いているのも、「ジグムント」という存在があまりにも強力で、そして彼が―現王及び王子を評価する態度を見せているとは限らないからだ。
 もし自分が年上であったら、宮廷も少しはあきらめがついたのではないかとアンティエルドは時折思う。王が既にあったならば、宮廷の流れは恐らく、彼に「優秀な公爵」としての役割を期待した筈だ―。

 今現在、そのようなことを面と向かって公の場で囁くものはいなくなったし、王子自身もまた、そんな陰口に傷つかない程度には「図太くなって」いるが―魔力、それから積み上げてきた業績に、15年以上の差があることは厳然たる事実。故に、彼に出来て、自分に出来ないことはーあまりにも、多い。

 けして愉快ではない考えを断ち切ったのは、意外にも前を歩く男だった。「それでも。」
「ん?」
「………陛下は子育てに関して、不幸そうな顔をされたことは無いかと。」
「…………そうだね、僕も、ママが僕に対して嫌そうな顔をするの、見たことないや。」
「…逆に殿下も、陛下に対して嫌な顔をしたことはなかったかと思われますが。」
「………物心ついたときから、もう僕の母親はママだったからね―あ。」
 アンティエルドは何かに気付いたかのように息をのんで、男の背中を眺めた。
 ―幼いころに出会ったから、今の関係があるのだと、彼は言外にあっさりと気付かせてのけたのだ。宮廷女子の視線に気づかない朴念仁と見せかけて―妙なところでひどく、聡い男だなと、思わず口元ににやりと笑いが浮かんだ。
「…ふふ。出会ったときは僕、きっと可愛い盛りだったろうしね?」
 ミブロは一瞬沈黙し、「……今でも、まぁ。」と相変わらずの淡々とした声で答える。アンティエルドが噴出したのは―言うまでもない。
「なんでミブロさんアンティー呼びに来たんだっけ…」
 っていうのを2カ月ほど思いだせなくて放置してました。
 あまりに進まないからもう、「さかのぼってカットして書きなおすか…」ってくらいに!!!

 そしたらプロット発見。
 出すか出さないか悩んでた超大切なシーンへの複線だったよ!!!
 うっかり忘れなくてよかった!!!!!!!!(爆笑)
 話の流れ的に、「このシーンが無い方が最後までハラハラできるんじゃなかろうか」「しかしこのシーンを入れないと説明不足なんじゃないだろうか」ってすっごい悩んでたシーンでした…。
 次でネタバレその1になります。
 ところで、「旅戦外伝」現在レイ・サント滞在8日目という設定なんですが。(物語はあと2日分で完結)
 …残ってるプロットと、「書きたい文章」の量がパねぇっす。

 そして読み返して思ったこと。
 旅戦のフォーチューンって、優秀だわ。ヒーロースタンスもヒロインスタンスも、ちゃんとこなしてる…
 
 ヒロインといえば「コブラ」を最近見ているのですが。
 先日ヒロインのシークレットさんが、服装の割に全くできない女で思わず茶をふきかけました。もうなんか水着であるいてるよりすごいんじゃないかという状態。こんな服装してたら、不二子ちゃん並みにガンガン銃を撃ったり超アクションしてくれるだろうと思ったら…そういうの全くなし!果たしてこんな無能なヒロインアリなのだろうか…と思ったんですけど。
 でもある意味、ヒロインって「無力で無能」でもいいのかもしれないって逆に思いました。つまりアレだよ、ヒーローの立たせ役なんだよ。
 ニコ動見てたら、「ムダヅモのヒロインはスギゾー」って言われてたし。
 そう、如何にヒーローを立たせるか、それって重大な問題だったりするんじゃないか!!!

 ところで。
 ふっと思い出したのがフォーチューンなんですけど。
 こいつなんか最近…「誰かを立たせる」ってこと忘れてないか。っていう、気が。
 なんだろう、違う意味での「メアリー・スー」になりつつある気がする。(既にかなりとか言っちゃだめだよ!)
 …同時進行してる「鵺」ってある意味では、クイントのしっちゃかめっちゃかな感じとブルースの歪みの無さを知ってもらうための紹介小説だから、そこでちょっと思いだしてくればいいんじゃないかなって思います。ヒーローの立たせ方。能力値も高くないしね。
 ということで落書きは鵺ー

「…無力で無能な籠の鳥、大いに結構じゃないか。そんな君だから、救ってみようかなという気にもなるわけだし。」
「………その台詞には多分に()が含まれているようだが。…まぁ、読まぬが花、だな。」
 しかしまぁこの「じわじわ系Sで思いだしたようにMになる男」の前で能力が低いって大変なギャンブルだけど。生きて帰ってこれるかなフォーチューン…まぁそもそも死んでるけどさ。

 それにしても色がサイケである…。クイントのイメージカラーが「白・緑」なんだけど白だとこの画面では妙にうきあがっちゃうので、緑で塗ってみたら…微妙に蒼牙(怪獣)カラーですほんとうにありがとうございます
 鵺の世界観が花街設定っていうこともあるし、「モノノ怪」みたいな不思議な色合いの世界観を作りたいとおもってるのでガンガン彩度をあげてみたんですが、ブルースの銀髪が彩度を上げるとすんごいことになるのね…。肌とかもすごいことになる…。やっぱり最初から彩度高めで塗るしかないのか!!!