「水魚の理(水を汚す魚を、水は憎むのである)」
「私の絶望を、あなたは待ってる」
GWがもう最終日だということに眩暈を感じているほう蒼牙です…。ああ無情。一日長いとはいえ…つらい。
とりあえず創作関係は追記に。コミティアいけなかった悲しみを込めて天森…。
つらつら写真をば。
・4月最終週
家の近くで展示されていた藤の花。
ちょうど見ごろとのことでした。花の、光の加減で色が本当に違って見えるところほんとうに素敵だと思います。
藤の名所といえば足利と、それから北九州市の「河内藤園」というところが見事らしいですね。来年か、再来年か、そのまた先か…。比較的近場で行きたいところが増えていきます。
遠出もしたいんですけどね!!!
・4/28
戦艦三笠みてきましたー。この戦艦は、日露戦争の際に東郷平八郎が乗船していて、バルチック艦隊を破った一戦の際の船なんだとか。
「皇国の興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」の号令や、近くに落ちた砲撃が船体を揺らし甲板が津波をかぶる中、東郷平八郎の足跡だけがぬれずにくっきりと白く残っていた(要は船が大揺れのなか微動だにしなかった)など、劇的な勝利にまつわる様々な逸話なんかも楽しく聞けました。
砲弾でっかいなぁ…!ちょうど先週の日曜洋画が「バトルシップ」って映画の中で、アメリカの退役戦艦がエイリアンの基地にトドメの一発をさすシーンがありましたが、ほんとに「後範囲武器」って感じがします。
機銃。
今の船にはマストがありませんが、三笠には帆船時代の名残として帆が張れるようマストが残っています。
コンパス萌え
なぜか舵が3つくらいあったような気がします…。鉄板に覆われたやつと、この部屋と、あと予備用の舵がひとつ…。なぜ3つもあったのか。
信じられるか…これ、船の中なんだぜ…。
三笠はバルチック艦隊に勝利をした後もなんども出撃し、それなりの戦績をおさめていたそうです。引退のきっかけとなったのは、戦闘中ではなく港に停泊していたときの火薬庫の爆発。海戦中よりもはるかに大勢の死者をだしてしまったそうな。
その事故にでずいぶん木製だった甲板も焼失してしまい、展示にあたっていたの張替がされているそうですが、通信室の前の通路だけはいまだに往時の姿を保っているそうです。しかも修復の際に使われた木材より、はるかに美しい形で。…木すごいって思った瞬間でした。
なんとなくスチパンだなぁーとおもって撮ったもの。
そのあといった有楽町でみたパトレイバー
4/29
飲み会まえにちょっと日本橋三越いってきました。
敷居が高すぎてぶるぶるしながら、シンデレラコラボ関係をパシャパシャ。
ほんとこれ美しい…
衣装展示もやってました。残念ながらシンデレラのドレスはなかった…(ドレスにはCGふんだんにつかってるから出さない方向なのかも)
なんだかんだフェアリー・ゴッドマザーが一番好きかもしれません
衣装も、中の人も
かぼちゃの馬車ー。
5/2
世界遺産登録が決定した、富岡製糸工場いってきました。
個人的な感想いうと「えっこれ世界遺産でいいの!?」って感じ…です。フィレンツェやエフェソスと並ぶとなると…いやこれ…うーーーん。
19世紀末、日本が国力増強(外貨を集める)ために、国をあげて建てたのが富岡製糸工場。富岡製糸工場が大量生産した生糸によって、「世界の絹産業の発展と絹消費の大衆化がもたらされた」ため、歴史に変革をもたらした世界遺産として登録された…そうです。
国の威信をかけてつくった製糸工場だけあって、建物のつくりはとてもよく、働いている女性たちも両家の御嬢さんが多かったんだとか。
私の中でイメージする女工話とは雰囲気がかなり違うなぁー。「ああつまり生糸界のJRってことか…」流石だなーなんて考えながら見てきました。女工話でイメージするのって、「製糸工場で働きづめで体を壊した妹を迎えにいったが、帰る途中で飛騨が見えるといって死んでしまった話」(ああ麦峠だった)で…、この明るさ清潔さは一部の人のためのものだったんだろうなぁ…と。
明治5年から変わらない姿の工場
…ただし、中には昭和期に搬入された機械がわんさか。天井が高いのは湿気、熱気抜きのためなんだとか
この機械がわっと一斉に動いている動画はよかったんですが…ううん
仕組み
古い形のもの
バスツアーだったので見る時間が短かったとかガイドさんが微妙だったとか色々理由はあるとおもうのですが、見た瞬間に「うわぁ!!すごい!!」となるものは全くなかったかな。一口に世界遺産といっても期待しすぎてはいけないなぁ…というのが正直な感想です。
5/3
変身写真館いってきました!
写真はまだ出来上がってないのですがメイクと衣装とカメラとフォトショの力は偉大である…と感じました。
すごい本格感のあるコスプレであった…。
5/5
人生2回目にして初の版権コスプレ!(初コスはサキさんとの双子あわせでした)
三日月衣装購入の経緯で私に大きな影響を与えたにこすけさんが4日夜からお泊りにきていたので、なんとなく感慨深いなぁなどと思いながら当日。
大混雑でしたが楽しかったです!あと実際やってみて思ったのが、漫画を描いたり小説を書いたり音楽をつくったりMMDしたりするのと、コスプレは一緒なんだなあ…と。
個人的にすごい!!って思ったのが、「雰囲気的にイケるとおもった」という理由でコスはじめられた岩融と加州コス…。メイクそんなにきつくないのにものすごい説得力があった…!!!
あと面白そうだなぁとおもったのが「地毛コス」。加州の方、当日はウィッグだったのですが「地毛コスプレ加州清光」でした。
どういうコスプレをしたいかにもよりけりだとおもうのですが、「二次元と三次元の合間」感が出るナチュラルメイク系の地毛コスってめっちゃ楽しそうで…
写真いちまい。色味修正してます。妖精さんの鶴丸が手作りなのにたいして三日月はほとんど既製品ですが、アイアンよだれかけ…もとい、鎧だけは頑張ってます。
友達が初の本をだしてたり隣のコミティアでは天森合同巻が発売されてたり…この日はやりたいことが多すぎた!!
天森
***********************************************************
傷の手当の礼をいってエルザの家を辞したカインが、自宅に到着したのは結局夕餉の時間を大きく過ぎた後だった。
「…カイン!」
おそらく玄関でずっと待っていたのだろう。彼が引き戸を開こうとするよりも、泣きそうな顔のシオンが腕の中に飛び込んできた。
「遅かったから心配したよ…!こんなに、びしょ濡れだし。」
「…心配させたな。…その、まぁ、いろいろあったんだ。」
「…色々で片付けられること?…あ!!怪我もしてる!!」
ほとんど泣きそうになりながらあちこち傷の具合などを調べる彼に対して、安心させるようなことを言ってやりたいのだが、そう思いながらもこの怪我の理由は間違いなく「雷が落ちてきた」からであり、それ以上でもそれ以下でもない。めったにあることではないが、そちらのインパクトが強すぎて、あっさりと撃退してしまった暴漢のことは、カインの中からは「大したことがない」事柄にカテゴライズされてしまっていた。
帰宅が遅くなったこともあり、床につくころには夜半を過ぎていたが、いつも寝つきが良いはずのシオンが今日ばかりはなぜか落ち着かなさげにしている。
「ねぇカイン。」
「?」
「何か……音がしない?」
「…音?どんな音だ?」
「なんだろう…、小さな虫みたいな、でももっと細かい…何かが羽ばたいているみたいな。」
「…蚊かな。」
「うゥん…」
幾分駄々をこねるように首を振ったシオンは、むくりと起き上がると耳を澄ますかのように紅玉の瞳を閉じた。「なんだろう?でも聞いたことがない音だ…。」そのままふらふらと立ち上がり、廊下に出ていくのを慌てて追いかける。
「コート、かな???」
小声で呟きながらシオンはカインが着ていたコートのポケットに手を入れた。「あ、これだ…」どこかぼんやりした声は、眠気がぶり返したというより何か別のものに意識を集中しているかのようだった。
取り出されたのは「賢者の石」。ほっそりした指先に摘ままれたそれは、だが昼間とは全く違う色合いを見せていた。同じ石だと言われてもにわかには信じられず、カインはまじまじとそれをのぞき込む。
石の中には、天があった。
角度を変えるごとに、万華鏡の如く空の色が変わる、黒の中に雷が降り注ぎ、虹がきらめき、暁の薔薇色が石の内に宿る。だがそれだけ眩いにも関わらず…不思議なことに、石自体が光を放つことはなかった。
「何だ…これ??」
思わず口をついた疑問に答えたのは、静かすぎるシオンの声だった。
「…目が覚めたんだね、きっと。」
***********************************************************
落書きつらつら
藤の花可愛いなって落書き
双子
「私の絶望を、あなたは待ってる」
GWがもう最終日だということに眩暈を感じているほう蒼牙です…。ああ無情。一日長いとはいえ…つらい。
とりあえず創作関係は追記に。コミティアいけなかった悲しみを込めて天森…。
つらつら写真をば。
・4月最終週
家の近くで展示されていた藤の花。
ちょうど見ごろとのことでした。花の、光の加減で色が本当に違って見えるところほんとうに素敵だと思います。
藤の名所といえば足利と、それから北九州市の「河内藤園」というところが見事らしいですね。来年か、再来年か、そのまた先か…。比較的近場で行きたいところが増えていきます。
遠出もしたいんですけどね!!!
・4/28
戦艦三笠みてきましたー。この戦艦は、日露戦争の際に東郷平八郎が乗船していて、バルチック艦隊を破った一戦の際の船なんだとか。
「皇国の興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」の号令や、近くに落ちた砲撃が船体を揺らし甲板が津波をかぶる中、東郷平八郎の足跡だけがぬれずにくっきりと白く残っていた(要は船が大揺れのなか微動だにしなかった)など、劇的な勝利にまつわる様々な逸話なんかも楽しく聞けました。
砲弾でっかいなぁ…!ちょうど先週の日曜洋画が「バトルシップ」って映画の中で、アメリカの退役戦艦がエイリアンの基地にトドメの一発をさすシーンがありましたが、ほんとに「後範囲武器」って感じがします。
機銃。
今の船にはマストがありませんが、三笠には帆船時代の名残として帆が張れるようマストが残っています。
コンパス萌え
なぜか舵が3つくらいあったような気がします…。鉄板に覆われたやつと、この部屋と、あと予備用の舵がひとつ…。なぜ3つもあったのか。
信じられるか…これ、船の中なんだぜ…。
三笠はバルチック艦隊に勝利をした後もなんども出撃し、それなりの戦績をおさめていたそうです。引退のきっかけとなったのは、戦闘中ではなく港に停泊していたときの火薬庫の爆発。海戦中よりもはるかに大勢の死者をだしてしまったそうな。
その事故にでずいぶん木製だった甲板も焼失してしまい、展示にあたっていたの張替がされているそうですが、通信室の前の通路だけはいまだに往時の姿を保っているそうです。しかも修復の際に使われた木材より、はるかに美しい形で。…木すごいって思った瞬間でした。
なんとなくスチパンだなぁーとおもって撮ったもの。
そのあといった有楽町でみたパトレイバー
4/29
飲み会まえにちょっと日本橋三越いってきました。
敷居が高すぎてぶるぶるしながら、シンデレラコラボ関係をパシャパシャ。
ほんとこれ美しい…
衣装展示もやってました。残念ながらシンデレラのドレスはなかった…(ドレスにはCGふんだんにつかってるから出さない方向なのかも)
なんだかんだフェアリー・ゴッドマザーが一番好きかもしれません
衣装も、中の人も
かぼちゃの馬車ー。
5/2
世界遺産登録が決定した、富岡製糸工場いってきました。
個人的な感想いうと「えっこれ世界遺産でいいの!?」って感じ…です。フィレンツェやエフェソスと並ぶとなると…いやこれ…うーーーん。
19世紀末、日本が国力増強(外貨を集める)ために、国をあげて建てたのが富岡製糸工場。富岡製糸工場が大量生産した生糸によって、「世界の絹産業の発展と絹消費の大衆化がもたらされた」ため、歴史に変革をもたらした世界遺産として登録された…そうです。
国の威信をかけてつくった製糸工場だけあって、建物のつくりはとてもよく、働いている女性たちも両家の御嬢さんが多かったんだとか。
私の中でイメージする女工話とは雰囲気がかなり違うなぁー。「ああつまり生糸界のJRってことか…」流石だなーなんて考えながら見てきました。女工話でイメージするのって、「製糸工場で働きづめで体を壊した妹を迎えにいったが、帰る途中で飛騨が見えるといって死んでしまった話」(ああ麦峠だった)で…、この明るさ清潔さは一部の人のためのものだったんだろうなぁ…と。
明治5年から変わらない姿の工場
…ただし、中には昭和期に搬入された機械がわんさか。天井が高いのは湿気、熱気抜きのためなんだとか
この機械がわっと一斉に動いている動画はよかったんですが…ううん
仕組み
古い形のもの
バスツアーだったので見る時間が短かったとかガイドさんが微妙だったとか色々理由はあるとおもうのですが、見た瞬間に「うわぁ!!すごい!!」となるものは全くなかったかな。一口に世界遺産といっても期待しすぎてはいけないなぁ…というのが正直な感想です。
5/3
変身写真館いってきました!
写真はまだ出来上がってないのですがメイクと衣装とカメラとフォトショの力は偉大である…と感じました。
すごい本格感のあるコスプレであった…。
5/5
人生2回目にして初の版権コスプレ!(初コスはサキさんとの双子あわせでした)
三日月衣装購入の経緯で私に大きな影響を与えたにこすけさんが4日夜からお泊りにきていたので、なんとなく感慨深いなぁなどと思いながら当日。
大混雑でしたが楽しかったです!あと実際やってみて思ったのが、漫画を描いたり小説を書いたり音楽をつくったりMMDしたりするのと、コスプレは一緒なんだなあ…と。
個人的にすごい!!って思ったのが、「雰囲気的にイケるとおもった」という理由でコスはじめられた岩融と加州コス…。メイクそんなにきつくないのにものすごい説得力があった…!!!
あと面白そうだなぁとおもったのが「地毛コス」。加州の方、当日はウィッグだったのですが「地毛コスプレ加州清光」でした。
どういうコスプレをしたいかにもよりけりだとおもうのですが、「二次元と三次元の合間」感が出るナチュラルメイク系の地毛コスってめっちゃ楽しそうで…
写真いちまい。色味修正してます。妖精さんの鶴丸が手作りなのにたいして三日月はほとんど既製品ですが、アイアンよだれかけ…もとい、鎧だけは頑張ってます。
友達が初の本をだしてたり隣のコミティアでは天森合同巻が発売されてたり…この日はやりたいことが多すぎた!!
天森
***********************************************************
傷の手当の礼をいってエルザの家を辞したカインが、自宅に到着したのは結局夕餉の時間を大きく過ぎた後だった。
「…カイン!」
おそらく玄関でずっと待っていたのだろう。彼が引き戸を開こうとするよりも、泣きそうな顔のシオンが腕の中に飛び込んできた。
「遅かったから心配したよ…!こんなに、びしょ濡れだし。」
「…心配させたな。…その、まぁ、いろいろあったんだ。」
「…色々で片付けられること?…あ!!怪我もしてる!!」
ほとんど泣きそうになりながらあちこち傷の具合などを調べる彼に対して、安心させるようなことを言ってやりたいのだが、そう思いながらもこの怪我の理由は間違いなく「雷が落ちてきた」からであり、それ以上でもそれ以下でもない。めったにあることではないが、そちらのインパクトが強すぎて、あっさりと撃退してしまった暴漢のことは、カインの中からは「大したことがない」事柄にカテゴライズされてしまっていた。
帰宅が遅くなったこともあり、床につくころには夜半を過ぎていたが、いつも寝つきが良いはずのシオンが今日ばかりはなぜか落ち着かなさげにしている。
「ねぇカイン。」
「?」
「何か……音がしない?」
「…音?どんな音だ?」
「なんだろう…、小さな虫みたいな、でももっと細かい…何かが羽ばたいているみたいな。」
「…蚊かな。」
「うゥん…」
幾分駄々をこねるように首を振ったシオンは、むくりと起き上がると耳を澄ますかのように紅玉の瞳を閉じた。「なんだろう?でも聞いたことがない音だ…。」そのままふらふらと立ち上がり、廊下に出ていくのを慌てて追いかける。
「コート、かな???」
小声で呟きながらシオンはカインが着ていたコートのポケットに手を入れた。「あ、これだ…」どこかぼんやりした声は、眠気がぶり返したというより何か別のものに意識を集中しているかのようだった。
取り出されたのは「賢者の石」。ほっそりした指先に摘ままれたそれは、だが昼間とは全く違う色合いを見せていた。同じ石だと言われてもにわかには信じられず、カインはまじまじとそれをのぞき込む。
石の中には、天があった。
角度を変えるごとに、万華鏡の如く空の色が変わる、黒の中に雷が降り注ぎ、虹がきらめき、暁の薔薇色が石の内に宿る。だがそれだけ眩いにも関わらず…不思議なことに、石自体が光を放つことはなかった。
「何だ…これ??」
思わず口をついた疑問に答えたのは、静かすぎるシオンの声だった。
「…目が覚めたんだね、きっと。」
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落書きつらつら
藤の花可愛いなって落書き
双子
(コミティアも混雑していましたが流石に刀剣乱舞に比べれば空いていました)
写真を拝見するに、コスプレは大変そうですがその分やりがいもあるのかな、と感じます。鎧の構成パーツ一つ一つが細かく、これを完成させるなんてすごいです…!
コミティアは一般参加で楽しんで参りました。新たに購入した天森を以前の1,2巻と見比べるのも面白いです。
それでは乱文失礼致します。
コミティアお疲れ様でした!
天森合同巻GET羨ましいー!!ぜひぜひ比べて楽しんでください!!私も手に入り次第比較して遊びます…!!
幸いサークルチケットを知人からいただけたので、混んでいたといっても比較的マシなレベルだったのですが、やっぱり一般で並んだ人は相当苦労をしたみたいです…!
鎧についてのコメントありがとうございます!!コスプレは大変で、やりがいもあり、そして出来上がった写真をみて絶望して「次こそは…!」と奮い立つ麻薬のようなものだと改めて感じました。ひと段落ついたので、また別のことにも手を出していきたいなと思っています…!!
小説も書きたいし絵も描きたいし、ほんとに時間が足りないなぁ…!!!とおもう今日この頃です。