劇団扉座 応援しちゃう?!

ワタクシが、劇団扉座を個人的に応援するブログです。

「百鬼丸」ブログライター会見!その8

2009-06-11 23:58:40 | 百鬼丸
次は、質疑応答です。ナイスな質問も飛び出しましたよ

Q.もし、皆さんが魔物に体の48ヶ所を取られてしまったら、最初に取り戻したいところは?

A.
高木トモユキさん目  上原健太さん口  
江原由夏さん(悩んでいると、赤星さんが「お腹!」(笑))えー・・・口?食道 (一同爆笑)
串間保彦さん目  安達雄二さん足(さすが「タップ野郎!」←と言われているそうです(笑))
川西佑佳さん鼻  栗原奈美さん
小嶋喜生さん胸(赤星さん「元からナイ!」←ひどいっ)
鈴木崇乃さんおいしい物を早く食べたいので、口
上土井敦さん上腕二等筋
(確かドリル魂の会見でも、その筋肉を鍛えて公演に臨むと言ってました。そんなにこだわりの上腕二等筋?)
新原武さん目  藤本貴行さん耳  鈴木利典さん
杉山良一さん目  中原三千代さん目  有馬自由さんえぇっ・・・手(笑)
岡森諦さん舌、味覚  平栗あつみさん目です。強いて言えば若い頃の眼球(爆笑) 
岩本達郎さん感覚的な物を先に取り戻すと辛そうなので、内臓
累央さん目 稽古で目隠しをしているのですが、見えないことのストレスが・・
高橋麻理さん目  犬飼淳治さん脳 (爆笑)  山中崇史さん
横内謙介さん脳(納得です!)


Q.新浄瑠璃というと敷居が高い感じですが、岡森さんブログで「ロックだ!」と書いてあり、
そう思ったら楽しくなったのですが、他の出演者の皆さんは、どんな風に感じますか?
何か例えられる物がありますか?

赤星さん「浄瑠璃をどんな風に感じましたか?若い人に答えて欲しいですね。」

A.安達雄二さん
「浄瑠璃の隊長みたいのになって皆で稽古しているのですけども、初演の時は出来なかったんですが、
葵太夫さんに来ていただいて、やっている時に、僕も浄瑠璃ってやっぱりちょっと
敷居の高いイメージがあったんですが、目の前で実演されると「稲妻」のような、もう、
ぶるぶる震わせてやっているのに惚れ込んでしまったんで、そういう意味じゃ「雷鳴」のような感じで
「ロック」っていうのは、本当にそうだなと感じました。

Q.それは、音響的なことだけじゃなくてですか?

A.安達さん
「痺れるとおもいます。普通に現代劇の表現を飛び越えて、
『こんな言い方もあるのか』っていう部分もバンバンきます。」


A.江原由夏さん
「私だけかもしれないんですけど、若干、身体的に汗をかきやすいんですが(笑)
『スポーツ』って言ってもいいのかな、という位。
私も一緒に竹(浄瑠璃隊)をやっているんですが、「言葉」っていうイメージが強いと思うんですが
すっごく全身を使ってやっている感じで、気づいたら汗が垂れていたりとか。
色々、お師匠さんが教えて下さっている時も、動くから眼鏡は外すとか・・・
こんな眼鏡なんかつけたままやったら、そこらじゅうに吹っ飛ぶくらい。
すごい内面から来る運動量っていうのが、すごいですね。
やり終わると、ちょっとスッキリするみたいな感じがします。

赤星さん「異種格闘技みたいですね」


「百鬼丸」ブログライター会見!その7

2009-06-11 20:12:07 | 百鬼丸
横内さんのお話の続きをドウゾ。

「でも実は、言ってみれば妖怪退治の話で、ヒーローが悪者をやっつけていく話になってるんで
そういう意味では、そんなに小難しく何かを、全てやっているという訳ではないんですね。
その辺のところを是非、この楽しさをどう伝えればいいかという事は、後はもう
僕達の顔の表情かなんかで(笑)表現していくしかないかなと、この場ではね。
観ていただければわかると思うんですけど、深刻な感じの前衛劇やってるっていうか、
あんま客なんて来なくていい、みたいな雰囲気だけは止めたいなと。
楽しく愉快にやってるぞ!とメッセージしたいなという風に思ってます。

そこら辺を、札幌でも福島でも、『暗くないですから。眠くないですから。』と、もうニッコニコの顔で(笑)
出来れば利口ぶって、こういう講演とかやりたいんですけども、ニコニコ筋使いまくりで
やってきましたんで、その辺、是非皆さん、ご協力いただいて、
百鬼丸は暗くもないし、面白いぞ!と。
だけどマンガもかなり深めていることは確か。

みんな、映画よりも面白いって!(笑)サイテーでも。

赤星さん「某アニメプロダクションの方が言ってました!」

(再び横内さん)
ま、全然違うものになってますから。
どろろがなんせ、柴崎コウ山中崇史ですから(笑)
これは是非、見どころにしていただて。という風に思います。」

山中さん「友人に、どろろを演るって言ったら、『女の子の役?』って言われました」(笑)


みなさま、横内さんの熱い思い、受け取られましたでしょうか?
もともと、このお話、20分ほどありました。
そういえば、この日の横内さんは、いつもより何だかニッコニコでした



「百鬼丸」ブログライター会見!その6

2009-06-11 20:11:43 | 百鬼丸
さっ、今日は作・演出の横内謙介さんのご挨拶です。

横内謙介さん

「札幌と福島に行ってきました。演劇鑑賞会という、演劇を熱心に観る人々が
待ち構えていて、5年前に初演した時にとても評判も良かったのもさることながら、
こういうところから、熱心にこれをやってくれないかと、その時から声を上げてくださって、
僕らとしても再演しようと思ったのですが、なかなか大掛かりなこともあり、平栗さんや
うちのメンバーも大勢必要で、条件が整わなかった。
ただ、やる以上は、オリジナルキャスト1回目でやったキャストで、ほぼその通りにいきたいな
と思った結果、5年の時間が掛かった。

昨日、福島で「やっとやって頂けるんですか」と、とっても歓待して下さいまして
期待をして下さっているんで、裏切っちゃいけないなぁと思いながら、
帰ってきたところなんですけれども、ま、あっという間に5年経っちゃった感覚も
ありながら、その5年の間に色んな事をやってきて、例えば茅野イサムについて言うとですね、
この前、多宝丸を演ったのが俳優としての最後の舞台なんだそうです。

そういう意味で、伝説の舞台なんですが、でもビデオを観てみるとそういう意味では
多少お祭り公演になっていて、今回岩本君が演りますが、その時の岩本君は
狐とかやってたんだもんね?(と、岩本さんに向き、岩本さん頷く)
岩本君は、『お前、あの時、出てたっけ?』みたいな感じなんですけども
今や扉座の存在感の中でいえば、あの『ドリル魂』チームですね、その中心メンバーに
なってるという大きな違いがありまして、そういう意味で再演ではありますけれど、
また違う、底上げされた厚みのある舞台になる・・・『(平栗)あつみ』も参加で
厚みのある舞台になる予定であると。(一同・大爆笑)

それとですね、ただ地方行って演劇鑑賞会って、お客さんはいるんで、実は宣伝要らないんですけど、
とは言うものの、年間色んな劇団が行ってて、その中でどれが1番面白かったとかあって、
僕らが行く時に会員が減ったとかいう事は、とっても困るんですよ。
で、僕なんかが昨日(福島に)行って、講演会をやって百鬼丸は面白いって言ったら・・・
会員さんが、年間観る中でね、観る率があるわけ。ナントカ劇団のナントカの芝居は
100%の会員が観に来たけど、百鬼丸については70%しか来なかったってなったら
会員なんだから、全部観る権利あるんですよ。それを放棄して来なかったとかいった事になったら
これは名折れな訳ですよ、僕らにしてはね。

で、宣伝に行くんだけど、どうもね・・このタイトルとね、浄瑠璃というのは評判悪いね!一般的に。
暗そう、怖そう、難しそう、眠くなりそうと。
これがそうか、何にも関係なくフッとこれ(企画書?チラシ?)を提出した時の反応か・・・と思い
それを是正せねばと思って。
今、一生懸命、内容を伝えなきゃいけないなと思っているところなんですが、
これはでも「岡森ブログ」とかを読んでいただけるとですね、浄瑠璃がいかに素晴らしいものか
という事を、細かくレポートされているので、

岡森さん「いや!書けないからアナタに任せるって・・・」(大爆笑)

(再び横内さん)
ま、やりますけども(笑)「(浄瑠璃は)ロックだ!」と書いてありますけども、
本当に面白いものですし、皆が知らないだけの事であってですね、
これ、初演の時にとにかく、どろろという僕、子供の時にアニメでやってましたけど、
あのマンガをそのまんま、児童劇の様にやってんだぞと思われたらヤダと。
大人の芝居になるはずのものだから。しかもかなり面白い大人の芝居になるはずだと思ったんで
その、どろろ色を消そうじゃないかというのがポイントだったんですね。
で、あたかも昔からの物語にあるかのように、手塚治虫創作マンガにも関わらず
日本太古からの神話のように語ってしまおう、という主旨で。

東京だけの公演だったんで、ちょっと風変わりな物にしようじゃないかと。僕らにしか出来ない物。
ま、浄瑠璃の人を呼んできて新しく作曲してもらうなんて事はあまり皆考えない事だし、
たまたま僕は、演出やなんかの繋がりで、そういう人達との繋がりがあったんでね。
雑談から始めて、やってみたいって(竹本)葵太夫が言ってくれたんで実現しているんですけど、
元々はそうやって作ったのね。
それが今となっては、浄瑠璃がつまんなそうとか、百鬼丸は怖そうとかなっちゃってるわけ。

・・・まだまだ続く

「百鬼丸」ブログライター会見!その5

2009-06-11 00:03:26 | 百鬼丸
さて、続きです。次は、岡森さん 画像がなくてゴメンナサイブレちゃいました・・・

岡森諦さん
「白眼童子の役なんですけど、妖怪なんですよね。で、あまり深く考えても答えが出ないんでね。
幼少の時に虐待されてたとか(一同大爆笑)そういうこともないわけだから。悪い事するのにね。
でも、悪い事するわけですけど、何故悪い事するんだっていうと、愉快だから悪い事するんだろうな、
って思うんですね。妖怪は。
だから、とても愉快に、アメ~リカンにこの役をこなしてればいいと初演の時から考えております。
あんまり、辛気臭くなってもねぇ。

芝居全体の事なんですけども、僕達はじめのころは、「善人会議」といって、色んな劇団あったんですけど、
だいぶ減ってね。どういう訳か、僕達は続けることができて、今、このお芝居するの、
僕達だけだと思うんですよね。
じゃあ、すごく特殊で好き嫌いがあるのかというと、観に来てくれた人は、大抵この芝居、
絶対面白いと言ってくれるんですね。
ですから、是非、一人でも多くの方に百鬼丸を観て頂きたいと思います。」

平栗あつみさん
「扉座さんには、善人会議のころから、3度目の客演で呼んでいただく形になります。
最初が、30歳くらいで「女殺桜地獄」、次が40歳くらいで百鬼丸初演、今45歳で、
5年ごとに呼んでいただき、自分の中でも紆余曲折がありながらも、妙に扉座さんの稽古場っていうのは
「帰ってきた感」のある、とてもほのぼのとした、とても良い稽古場だと思います。

5年前の時は、まだまだ40手前で若い感じだったんですが、40半ばになりますと、
まぁ女性の方ならわかるかと思うんですが(笑)色んな身体の変化が現れて・・・(一同大爆笑・ひ、ひどい。)
ま、あの私は子供を持ってはないんですが「子供を持つ」っていうこととか
「上の子下の子どっちが可愛いか」とか、そういう具体的な事がなんとなくわかるような
感じになってきまして、この阿佐比という役は、男尊女卑の極みの中にいるような人物なので
「何度同じ場所に倒れこむんだ!」みたいな傾向なんですけど、その中で、でも地に足のついた
やはり作品の中で共感していただけるような役に、より作り上げて行きたいと思っております。」


いかがでしたでしょうか?
メインキャストの意気込み(といっても、とてもほのぼのした雰囲気でしたが)
その人となりが伝わりましたでしょうか?

明日は、横内さんのお話をおおくりします