ランタオ島 Lantau Island
ランタオ島の広さは142k㎡、香港島の2倍、小豆島くらいの大きさ、人口は香港島の1/30の45,000人と、まだまだ自然が多い島。1998年ランタオ島北部に香港国際空港の開港で青馬大橋(後述)が完成し、香港中心部から近い距離となった。このアルバムではランタオ観光に欠かせない「寶蓮襌寺」と「大澳漁村」、そして「青馬大橋」を紹介する。
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寶蓮禪寺 天壇大佛 Tian Tan Buddha Statue ( cast in bronze )
まずビックリすのはこの大仏、高さ36mあって屋外の座禅銅仏像としては世界一である。1993年の創設された。
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寶蓮禪寺 大雄寶殿 PO LIN MONASTERY
この寺院は1907年に創建された。訪れた日は「佛陀降生紀念」つまりお釈迦さまが生まれた日(旧暦4月8日)までの8日間の特別な法要期間、参拝者は大雄寶殿前の釈迦像に水をかけ祈っていた。
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寶蓮禪寺 佛陀降生紀念
佛陀降生紀念の行事として大雄寶殿前の広場でいろいろな催し物がある。この日は特設ステージで雑技団の演技が披露され、参拝者は子供たちの素晴らしい演技に拍手を送っていた。
大雄寶殿の北にある齋堂(Vegetarian Restaunt)で精進料理を頂いた。年配の私にはとても精進料理と思えない豪華な中国(精進)料理で、同伴した若い人達も美味しいとすべてを平らげた。
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大澳漁村 Tai O Fishing Village
ランタオ島西部に大澳という漁村がある。10世紀頃に大陸から移り住んだ中国人が漁村として開拓し、20世紀半ばには大きく栄えたが漁業・塩田業の衰退から今は3000人ほどの集落となっている。古き時代にはここからフィリピンルソン島くらいまで出漁していたという。
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水上家屋(棚屋) Stilit Houses
古き香港には漁業を営む人口が十万人以上いて、多くが船上や水上家屋(棚屋)に住んでいたという。ここ大澳にはその面影が残っている。しかし再開発計画もあるので将来にはこのような風景は見られなくなる可能性もある。
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大澳 街市街 Market Street
大澳の目抜き通りには多くの乾物屋が並んでいる。生ものを扱う店も多く、蝦蛄(シャコ)などは立派な大きさのものがビックリするような安さで売られていた。
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大澳 積水渡橋 Rope-drawn Ferry Bridge
船が通るときに橋を跳ね上げる勝鬨橋のような橋が村の入り口にある。村で働く女性の姿も何か昔が偲ばれて楽しませてくれる。
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關帝古廟 Kwan Tai Temple
三国志時代に活躍した武将・關雲長(関羽)を祭る廟で明の時代15世紀に創建されたという。寺の中を拝見してこの時期に大澳が大きく栄えたことがうかがえる。横浜の関帝廟は立派であるが、大澳の關帝古廟も大変趣きがあった。
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青馬大橋 Tsing Ma Bridge
1997年5月に開通した青馬大橋、全長2,160mの道路鉄道併用橋。海面高度62m、主橋塔206m、主橋塔間距離1,377m(道路鉄道併用橋では世界一)で使われているメインロープは直径1.1mもある。香港空港からAirport Express(機場快綫)に乗るとトンネルを通っているように思うが、実はこの橋の下層部分を走り抜けている。この橋の青衣(Tsing Yi)側に展望台があってこの橋を展望することが出来る。
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Hotel Travel.com ホテルトラベルドットコム 香港島ホテル
同サイトの「香港旅行ガイド」のランタオ島にはアンクルサムの記事が掲載