![]() | TOKIO阿久悠,糸井重里,武衛尚子,門谷憲二,康珍化,りりィ,後藤次利ユニバーサルミュージックこのアイテムの詳細を見る |
79年11月発売のアルバム
1. TOKIO
説明不要のアッパラパーソング。
タケチャンマンの格好をして(いや、タケシが真似したんだけどさ)パラシュート背負って何の意味もない「トーキーオ」という単語をひたすら連発するという、無駄にキラキラ無駄にテカテカ、全身全霊の無駄という豪華な曲。こんなものが売れてしまうのが八十年代の夜明け。こんなもんだからこそ売れてしまうのが八十年代。カッコイイ。ジュリーは未来に生きている。
2. Mitsuko
3. ロンリー・ウルフ
と思ったら「演歌かよ!」と云いたくなるような重苦しく古臭い恋愛ソングが続く謎の流れ。スタッフはジュリーを未来に連れて行きたいのか過去に連れ戻したいのかハッキリしていただきたい。
全体的にこのアルバム自体が突っ走っていいのか守っていいのかまよっていて少々見苦しい。走り始めたんだから走れ。
4. Knock Turn
メロディはアッパッパでサビの「ノノノノノノノノノ、ノクタン」もバカっぽくていいんだが、歌っていることは結局旧態依然とした阿久悠ワールドから抜けきられずに、やはり見苦しい。
5. ミュータント
やっぱり重苦しい男と女の世界を歌っているが、なんかチュミミンチュミミンいってる感じがミュータントっぽくてこれはこれで好き。
終わったと思ったら復活して微妙に続くところもバカっぽいし。
6. Dear
やばい、普通に泣かせにきた。おまえそれでいいのかよ?
昔の友達に「あの時代なつかしいね」というだけの歌なんだが、ジュリーの気持ちが一番ストレートに乗るのが友達ソングだというのは実は大昔から還暦を越えた現在にいたるまでちっとも変わっていないので、実はこのアルバムでこの曲が歌唱的には一番泣ける。
ただサビでメロが強引に盛り上げようとしているのがちょっと興ざめかな。
7. コインに任せて
未来行き無内容方面。
だからどっちかに決めてくれよ。
8. 捨てぜりふ
過去引き戻し方面。
いったりきたり大変だな、ジュリーは。
荒波が押し寄せるような展開でドバーンと盛り上げる阿久・大野コンビの手法をどうしても続けてしまう保守性が邪魔。
9. アムネジア
イントロが出オチ。
女がこっそり出てくけど本命男にふられてまた戻ってくるんだろうなあ、と狸寝入りして見逃す歌。
結局歌っていることは『勝手にしやがれ』そのまんまなんだが、女に逃げられるジュリーがさまになるというのは事実。でもジュリーが本命じゃなくてあて馬な女って、どれほどの女よ?
10. 夢を語れる相手がいれば
最後に前向きないい曲でしめようとするのは悪癖ではなかろうか?
聴けば聴くほど「いや、あなたには夢を語れる相手いないでしょ(この当時は)」と云いたくなる虚しさを感じる。それとも夢を語れる相手は一徳なの?そうなの?
11. Tokio (Reprise)
みんながトキオトキオいってるだけのボーナストラック的存在。
『TOKIO』ほそこまで押すのならもっと全体をTOKIOチックに作って欲しかった。それが僕たちの切なる願いだ!
実際に『TOKIO』がシングルでヒットするまで、なかなか思い切りがつかなかったということなのかしらん?
痛快なジュリーレビュー嬉しいです
(どんだけーとツッコんでください!)
確かに…TOKIOっぽいのか???なアルバムですよね。
これもジュリーってことで許された時代なんでしょうか
また楽しみにしてますね。
なぜたまに覗いているのにずっと前の記事にいまさにコメントなのか等、ツッコミどころが多くていったいどこにどんだけーとつっこめばいいのかわからないし、そもそもなぜいまさらIKKOなのかもわからないですが、とりあえず云っておきます
どんだけー