憂国の花束

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歌会始めの儀(2)歌垣のおもかげ 

2021-03-26 14:50:52 | 皇室
歌会始めの儀は古代の歌垣、奈良時代の踏歌の面影を伝えているといわれています。
天皇と皇后、秋篠宮殿下と妃殿下、眞子内親王と佳子内親王は
相聞歌を詠みあっているようですね。

天皇 「人々の願ひと努力が実を結び 平らけき世の到るを祈る」 
皇后 「感染の収まりゆくをひた願い 出で立つ園に梅の実あをし」

 「早くコロナが収まるといいね、雅子さん」
「私だって感染の収まること、祈ってますからね!」

天皇の御製には、令和の天皇らしいナイーブさが現れて、中学生の標語めいていますが皇后のお歌には詠み手の率直で飾らない生硬なお人柄がよく出ていると思います。

秋篠宮さま「夏の日に咲き広ごれる稲の花 実りの秋へと明るみてくる」 
秋篠宮妃紀子さま「竹籠に熟るる黄色の花梨(くわりん)の実 あまき香りは身に沁みとほる」

長年連れ添った仲の良い御夫婦らしいしっとりとしたやり取りになってますね。
眞子内親王の御結婚について御夫婦共にお悩み深い中、このように明るい秋の実りの歌をしっとりと詠み交わしていらっしゃる。素晴らしいと思います。



眞子さま「烏瓜その実は冴ゆる朱の色に 染まりてゆけり深まる秋に」
佳子さま「鈴懸の木から落ちにし実を割りて ふはふは綿毛を空へと飛ばす」

  「お姉様はカラスウリなの?じゃ、私は鈴懸の実を詠むわ!」
仲の良い姫君姉妹のはしゃぐような会話が聞こえたような?

秋が深まると共に赤く色づいて行くカラスウリは何を暗示しているのでしょう。
「期は熟して行っている、秋には私結婚するのよ!」
「いいわねー。お姉様。私もいつか鈴懸の綿毛のように殻を破って広い世界へ自由に飛んでいくわ!」


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