憂国の花束

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第71回全国植樹祭島根2021

2021-05-30 22:45:37 | 公務
全国植樹祭は無事に終了。
体調が良ければ参加する。と発表された雅子皇后も参加されました。
式典は午後4時から始まりました。陽が長い季節、午後4時は夕方とは言えないかもしれませんが、夕方の気配はある。
このような式典がこの時間から始まるのは珍しい。
一昨年第70回全国植樹祭愛知2020は午前に行い、式典後御夫妻は近くのレストランで昼食を取られています。
午後に行われたのは、雅子さまの御体調に合わせたのでしょうか。

両陛下、全国植樹祭にオンラインで参加 赤坂御用地から
朝日新聞社  2021/05/30 18:56

 天皇、皇后両陛下は30日、島根県大田市の三瓶山(さんべさん)北の原であった第71回全国植樹祭に、東京の赤坂御用地からオンラインで参加した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮したためで、「四大行幸啓」といわれる定例地方訪問へのオンライン参加は初めて。

 今回の開催理念は森林の循環利用。天皇陛下がスギ、皇后さまがヤマザクラなどの苗を植える様子がライブ配信されたほか、同じ会場で1971年に昭和天皇が植え、91年の全国育樹祭で皇太子だった天皇陛下が枝打ちしたクロマツの収穫もあった。天皇陛下は「人々が連携、協力することにより、植えて、育てて使い、また植えるといった『緑の循環』が広く実現することを期待します」と述べた。

新型コロナの影響で開催は1年延期されていた。招待者は当初の約4千人から約1千人に縮小した。島根をのぞく46都道府県のうち、26都道府県の代表者らもオンラインで参加した。

午後4時からの中継を見て、初めて知ったのだが島根県は県の面積の80パーセントが森林だそうだ。
その分、林業も広く行われているのだろう。来賓の挨拶にも、進行のアナウンス、子供達のパフォーマンス中にも『緑の循環』「植えて、育てて使い、また植える」というフレーズが、何度も何度も繰り返された。
『緑の循環』「植えて、育てて使い、また植える」とは、林業そのものを指してもいるし、古代より人々が手入れしつつ森を利用してきたことを指している。
島根県の林業と森を利用して生きて来た人々の象徴として、昭和天皇が50年前にお手植えした黒松は伐採されたということか…。


「昭和天皇が植えて、今上が枝打ちした黒松を今上が収穫する」と説明されて行われたパフォーマンス。
ノコギリを三度曳く。
・・・ここまでが「植えて、育てて使い」に当たるのでしょう。そして、


・・・また植える。

後ろに横たわる昭和天皇の黒松が痛ましい。
「使う」というが、この松は製材されて何になるのでしょう?昭和天皇お手植えの松ともなれば、使い道に困るのではないか。それともあっさり業者に1本5000円(先日のTV番組での相場)で売ってしまうのか。

同時に伐採した他の黒松は、会場作りに使われているとアナウンスされていたが、その会場は、


島根の実行委員のかたには、申し訳ないが、会場はコンパネが立て回してあるようで、あまり良いデザインとは思えなかった。コロナ禍なので経費をかけないことに拘ったのでしょうか。地味、質素というより、そこらの物でバタバタと間に合わせたような?本当にごめんなさい。

昭和天皇の黒松が伐採されてあのコンパネになったのなら、悲しい。

今回中継を見て、今上に対する思いが少し変わった。
この方は、ともかく精一杯されているのだと。そして胸が少し熱くなった。
「一升枡には一升しか入らない」そういうことなのだ。多分。

皇后。淡いグリーンのスーツが良くお似合いでした。チーム雅子の成果ですね。
お手蒔きの時、何度か促されてもボーッと立っておられて、このままお手蒔きされないとどうなるのだろうとドキドキしましたが、間もなくハッと隣の陛下を見てお手蒔きされました。
ご病気なのでしょうね。

両陛下による一連の作業が終わったあと、席にお戻りになる今上のいかにもホッとしたというにこやか御顔と歩きながら雅子さまを気遣うように見やるお目の優しさが印象的でした。

両陛下の思わぬ一面を拝見できたのは良かったですが、全国植樹祭は止めるか、やるとしたらやり方を根本的に改めたほうが良いのではないかと思う。


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