144/430でのFT8はインターフェースをちゃんと作らなくてもマイク/スピーカーでなんとなくうまくいっているのでもう少し実験です。
前回の簡易インターフェースの記事 ー>> ずぼらな人向けFT8の勧め
HFではちゃんとした(?)CI-VとオーディオインターフェースでつながっているのでCI-Vはそのまま流用してオーディオの入出力をヘッドセットにしてみました。
マイクにヘッドセットを乗せているだけですので、まあ、まえとあまり変わらないが周りの音が少しは減るかも。
そういえば、大昔の電話でパソコン通信やるときの「電話音響カップラー」みたいなもんです。Hi
430でCQを出して数局交信したあとにPSKRでどこまで飛んでいるかチェックしました。
なお、アンテナは144/430/1200用3バンドのGPです。5階の窓から上に出していますが屋上に出ているわけではない。ロケーションとしては小さな丘の北斜面の途中なので北方向は開けているがほかの方向は開けているとまではいかない。
FMでの交信では東京方面は飛んでいる感触はあるがほかの方向は横浜市内でもあまりよくない。
FT8ではどうかというと、さすがにかなり遠くまで飛んでいるようだ。
千葉の外房は条件的によくないと思っている方向だがFT8ではけっこういいですねえ。どこに反射しているのか知りたいところ。
次に同じように144MHzでも数局交信して、同様にPSKRで確認です。
一般的に、430より144のほうがよく飛ぶんだが、ほぼ予想通りのことがうかがえるかんじですかねえ。
144のほうが聞いている局も多いかと思うので単に比較はできないがrポート数も多い。
まあ、短時間の実験だしこの結果がいつも当てはまるわけではないが目安としてはなんとなく理解できる気がする。
この実験は神奈川区からの実験なんだが、保土ヶ谷のほうはIC7000なのでHFもVUもインターフェースは共通なので実験はしやすい。
そのうち気が向いてらやってみたい。
ただ、保土ヶ谷にあるIC7000 は430でのQRHがひどいのでFT8は無理かと思っている。以前ちょっとやってみたが使い物にならないのでそれ以降試したことはない。
追記 2021.3.6 13時
とりあえず保土ヶ谷シャックからIC7000で144/430、FT8の試験をしてみた。
結論から言うと430はQRHがひどくて使い物にならない。
144もQRHはあるが送受信とも何とか許容範囲にあるようで使える。
保土ヶ谷の電波を神奈川区でモニタしたもの
430のFT8のチューン(シングルトーン)の様子
50以下はほぼまっすぐな線になりQRHは見られません。
もともと430ではCWでもQRHが目立つほどなのでほとんど期待はしていなかったが神奈川区でモニタしてもひどい。送信直後の不安定さとどんどんうごいていくQRHで相手側でまともにデコードできないようだ。
パワーを下げても同じなのでパワーの熱でのQRHとは関係なさそう。
144もここまでひどくはないが動いていくのであまり使う気にならない。
コンパクトとのコンセプトを実力以上に追求し過ぎた結果大事な基本性能を忘れた典型的な例だと思います。