ジムに行った。
インストラクターに誘われ、敏捷性テストをしてみることにした。
ここのジムでは、よく「垂直飛び大会」とか、企画物がある。
別に何がもらえる、とかもなく、ただの遊びではあるのだが。
見づらい写真だが、わかるだろうか?
手前に自分、奥にインストラクターが座る。インストラクターが見えないところでボタンを押す。左の円いところに赤・青・黄のいずれかが光る。そして自分が同じ色のボタンを押すまでの時間の短さを計るというもの。チャンスは2回。結果は良い方のタイムを5段階で評価される。自分は、結構むきになるタイプだ。やってやろうじゃないか
まず練習。青が光ったので青のボタンを押した。0.5秒くらいかかった。
これ遅すぎ
・・・この時点で、「これは自分に向いていない」と分かった
しかし、もう後戻りできない。
本番1回目、赤が光り、赤を押す、0.5秒。表によると、これは5段階評価の1
そしてラストの2回目。また赤が光り、赤のボタンを気合を入れて押そうとしたら空振りしてしまった おまけでもう一回させてもらえることになったのだが。
やばい このままだと、赤っ恥だ。なんとかせねば
・・・・・・・・・・・こうなったら奥の手だ
「この辺で黄色出されると完敗ですよ!」
と、言ってみた。汚い手ではあるが仕方ない。誘導してみた。
別に自分が速く押したところで、ジムやインストラクターが損をするわけではない。俺は会員なわけだし、その会員が黄色出されたら完敗!と言ってるところに、黄色は出せないだろう。フフフ。どうだ
このゲーム、単に敏捷性を計るテストではない。
何を出すかを決定するのは機械ではなく、インストラクターだ。
そう、そのインストラクターとの、高度な駆け引きが要求される心理戦がメインテーマではないだろうか!
このインストラクターの性格を考えると、この状況で、まず黄色は出してこない。
ここでさらに赤・青のどちらかにウェートを置いて待つ手もある。
しかしこれがラストチャンス。山をかけて、外すわけにはいかない。
左手を赤、右手を青のボタンに乗せ、五分五分の意識で光を待った。
やがて赤くライトが光った。間髪入れず赤のボタンを押してやった!
完璧だ
インストラクター「おぉ、今度は速いですね!0.3秒!」
・・・・・・・・しかし、結果は5段階評価の3。
これだけ汚い手使って、3かよ!
・・・・・・やっぱ敏捷性はないようだ マラソンの練習しとこっと