(一社)日本競走馬協会は2024年7月8日(月)、同協会が主催する【セレクトセール2024(Select Sale)】の「1歳セール(第1日目、Yearling Session)」を開催しました。
※ここでは、結果概要と最高額馬写真&動画(落札シーンなど)、吉田勝己氏のインタビュー動画を掲載します。
2024 JRHA Select Sale - Results(Yearling Session)
写真:2024年度上場馬名簿
1998年創立から今年で27年目を迎えるセレクトセールは、日本競走馬協会が主催する当歳及び1歳馬の選抜市場です。
1998年創立と他の市場に比べると歴史は浅いものの、社台グループの生産馬を中心に、良血、好馬体の馬たちが惜しげもなく上場され、当歳市場からはディープインパクトやキングカメハメハ、ディープブリランテ、ロジャーバローズという4頭の日本ダービー馬に加え、2023年度にはウシュバテソーロがドバイワールドカップを制する快挙を成し遂げました。また、1歳市場からはジャスタウェイやサトノクラウン、アドマイヤマーズ、グローリーヴェイズ、アドマイヤラクティ、ナカヤマフェスタ、トーセンスターダム、Yoshidaと世界の舞台でも活躍した馬たちを輩出、そして2020年度にはデアリングタクトが牝馬三冠を無敗で制覇、2021年度にはラヴズオンリーユーが海外G1を3勝(クイーンエリザベスⅡ世カップ、ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ、香港カップ)し米国・エクリプス賞最優秀芝牝馬に選出、2022年度はタイトルホルダーが天皇賞(春)と宝塚記念を制し、2024年度はダノンデサイルが東京優駿を制覇するなど、世界のホースマンから注目されるビッグマーケットに成長しています。
2023年度1歳市場では、売却総額は過去最高だった2022年を大きく上回る133億6,500万円(税別)、売却率も過去最高だった2022年の記録を塗り替える97.3%、平均価格も過去最高だった2022年の記録を上回る6,187万5,000円(税別)、中間価格も過去最高だった2022年の記録を上回る4,500万円(税別)、当歳市場も、売却総額は過去最高だった2022年を大きく上回る147億8,000万円(税別)、売却率は2022年に次ぐ94.8%、平均価格は2022年の新記録を大幅更新する6,748万8,584円(税別)、中間価格も歴代最高の4,100万円(税別)というレコードずくめの結果となりました。
そして迎えた2024年度1歳セールの上場馬には、ドリームアンドドゥ(Dream And Do)(仏G1-仏1000ギニー)の牡駒「No.1-ドリームアンドドゥの2023(父ロードカナロア)」からスタートし、2020年度に無敗でクラシック三冠を達成し2024年度には顕彰馬に選定されたコントレイルの初年度産駒8頭など、計243頭がラインアップされていました。
⇒上場馬情報ページ
セールの直前には、日本競走馬協会の吉田照哉会長代行から開会挨拶があったのち、恒例となっているオープニングセレモニーとしてセレクトセール出身馬のG1表彰が行われ、フォーエバーヤング(Jpn1-全日本2歳優駿)とダノンデサイル(G1-日本ダービー)の2頭に盛大な拍手が送られました。
写真:オープニングセレモニー
午前10時からセールがスタート、欠場馬10頭を除く233頭が上場され、午後7時近くまでの長時間にわたって活発な競り合いがおこなわれ、売却総額は過去最高だった昨年(133億6,500万円)を更に上回る144億9,700万円(税別)、平均価格も過去最高だった昨年(6,187万5,000円)の記録を上回る6,471万8,750円(税別)という驚愕の結果となりました。
最高額馬は、「No.100-デルフィニアIIの2023(父キタサンブラック)」で、7,000万円のファーストビットからみるみる競り上がり、最後は1歳セール史上歴代最高額となる5億9,000万円(税別)で落札されました。
【セレクトセール2024-1歳-結果概要】 - 2024/7/8開催
■上場頭数:233頭(牡137頭、牝96頭)
■落札頭数:224頭(牡133頭、牝91頭)
■売却率:96.1%(牡97.1%、牝94.8%)
■売却総額(税別):14,497,000,000円(牡10,321,000,000円、牝4,176,000,000円)
■平均価格(税別):64,718,750円(牡77,601,504円、牝45,890,110円)
■中間価格(税別):41,000,000円(牡50,000,000円、牝39,000,000円)
■最高価格(税別):59,000,000円(No.100-デルフィニアⅡの2023、byキタサンブラック)
牡・黒鹿毛・2023/03/26生
父キタサンブラック 母デルフィニアⅡ(母父Galileo)
落札者:ロデオジャパン
販売者:ノーザンファーム
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
動画:セール全映像
⇒各馬の結果一覧等はこちら
※2024年度の購買登録者数は808名(うち外国人17名、オンライン7名)でした。
※2023年:765名、2022年:765名、2021年:736名、2020年:647名、2019年:688名、2018年:667名、2017年:611名、2016年:572名、2015年:553名、2014年:498名、2013年:460名、2012年:440名、2011年:411名、2010年:356名
1歳セール終了後、吉田勝己氏がインタビューにこたえ、下記(動画参照)のようにコメントしました。
写真・動画:吉田勝己氏インタビュー(©Japan Racing Horse Association)
※参考(昨年の結果)
【セレクトセール2023-1歳-結果概要】 - 2023/7/10開催
■上場頭数:222頭(牡130頭、牝92頭)
■落札頭数:216頭(牡126頭、牝90頭)
■売却率:97.3%(牡96.9%、牝97.8%)
■売却総額(税別):13,365,000,000円(牡9,281,000,000円、牝4,084,000,000円)
■平均価格(税別):61,875,000円(牡73,658,730円、牝45,377,778円)
■中間価格(税別):45,000,000円(牡52,000,000円、牝37,500,000円)
■最高価格(税別):310,000,000円(No.4-インクルードベティの2022、byキタサンブラック)
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
■最高価格(税別):310,000,000円(No.20-パレスルーマーの2022、byシルバーステート)
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
動画:セール全映像
⇒各馬の結果一覧等はこちら
⇒開催結果レポート
⇒過去の結果概要と累年成績
<参考>
・セレクトセール開催情報ページ
・JRHA日本競走馬協会
by 馬市ドットコム
※ここでは、結果概要と最高額馬写真&動画(落札シーンなど)、吉田勝己氏のインタビュー動画を掲載します。
2024 JRHA Select Sale - Results(Yearling Session)
写真:2024年度上場馬名簿
1998年創立から今年で27年目を迎えるセレクトセールは、日本競走馬協会が主催する当歳及び1歳馬の選抜市場です。
1998年創立と他の市場に比べると歴史は浅いものの、社台グループの生産馬を中心に、良血、好馬体の馬たちが惜しげもなく上場され、当歳市場からはディープインパクトやキングカメハメハ、ディープブリランテ、ロジャーバローズという4頭の日本ダービー馬に加え、2023年度にはウシュバテソーロがドバイワールドカップを制する快挙を成し遂げました。また、1歳市場からはジャスタウェイやサトノクラウン、アドマイヤマーズ、グローリーヴェイズ、アドマイヤラクティ、ナカヤマフェスタ、トーセンスターダム、Yoshidaと世界の舞台でも活躍した馬たちを輩出、そして2020年度にはデアリングタクトが牝馬三冠を無敗で制覇、2021年度にはラヴズオンリーユーが海外G1を3勝(クイーンエリザベスⅡ世カップ、ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ、香港カップ)し米国・エクリプス賞最優秀芝牝馬に選出、2022年度はタイトルホルダーが天皇賞(春)と宝塚記念を制し、2024年度はダノンデサイルが東京優駿を制覇するなど、世界のホースマンから注目されるビッグマーケットに成長しています。
2023年度1歳市場では、売却総額は過去最高だった2022年を大きく上回る133億6,500万円(税別)、売却率も過去最高だった2022年の記録を塗り替える97.3%、平均価格も過去最高だった2022年の記録を上回る6,187万5,000円(税別)、中間価格も過去最高だった2022年の記録を上回る4,500万円(税別)、当歳市場も、売却総額は過去最高だった2022年を大きく上回る147億8,000万円(税別)、売却率は2022年に次ぐ94.8%、平均価格は2022年の新記録を大幅更新する6,748万8,584円(税別)、中間価格も歴代最高の4,100万円(税別)というレコードずくめの結果となりました。
そして迎えた2024年度1歳セールの上場馬には、ドリームアンドドゥ(Dream And Do)(仏G1-仏1000ギニー)の牡駒「No.1-ドリームアンドドゥの2023(父ロードカナロア)」からスタートし、2020年度に無敗でクラシック三冠を達成し2024年度には顕彰馬に選定されたコントレイルの初年度産駒8頭など、計243頭がラインアップされていました。
⇒上場馬情報ページ
セールの直前には、日本競走馬協会の吉田照哉会長代行から開会挨拶があったのち、恒例となっているオープニングセレモニーとしてセレクトセール出身馬のG1表彰が行われ、フォーエバーヤング(Jpn1-全日本2歳優駿)とダノンデサイル(G1-日本ダービー)の2頭に盛大な拍手が送られました。
写真:オープニングセレモニー
午前10時からセールがスタート、欠場馬10頭を除く233頭が上場され、午後7時近くまでの長時間にわたって活発な競り合いがおこなわれ、売却総額は過去最高だった昨年(133億6,500万円)を更に上回る144億9,700万円(税別)、平均価格も過去最高だった昨年(6,187万5,000円)の記録を上回る6,471万8,750円(税別)という驚愕の結果となりました。
最高額馬は、「No.100-デルフィニアIIの2023(父キタサンブラック)」で、7,000万円のファーストビットからみるみる競り上がり、最後は1歳セール史上歴代最高額となる5億9,000万円(税別)で落札されました。
【セレクトセール2024-1歳-結果概要】 - 2024/7/8開催
■上場頭数:233頭(牡137頭、牝96頭)
■落札頭数:224頭(牡133頭、牝91頭)
■売却率:96.1%(牡97.1%、牝94.8%)
■売却総額(税別):14,497,000,000円(牡10,321,000,000円、牝4,176,000,000円)
■平均価格(税別):64,718,750円(牡77,601,504円、牝45,890,110円)
■中間価格(税別):41,000,000円(牡50,000,000円、牝39,000,000円)
■最高価格(税別):59,000,000円(No.100-デルフィニアⅡの2023、byキタサンブラック)
牡・黒鹿毛・2023/03/26生
父キタサンブラック 母デルフィニアⅡ(母父Galileo)
落札者:ロデオジャパン
販売者:ノーザンファーム
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
動画:セール全映像
⇒各馬の結果一覧等はこちら
※2024年度の購買登録者数は808名(うち外国人17名、オンライン7名)でした。
※2023年:765名、2022年:765名、2021年:736名、2020年:647名、2019年:688名、2018年:667名、2017年:611名、2016年:572名、2015年:553名、2014年:498名、2013年:460名、2012年:440名、2011年:411名、2010年:356名
1歳セール終了後、吉田勝己氏がインタビューにこたえ、下記(動画参照)のようにコメントしました。
写真・動画:吉田勝己氏インタビュー(©Japan Racing Horse Association)
※参考(昨年の結果)
【セレクトセール2023-1歳-結果概要】 - 2023/7/10開催
■上場頭数:222頭(牡130頭、牝92頭)
■落札頭数:216頭(牡126頭、牝90頭)
■売却率:97.3%(牡96.9%、牝97.8%)
■売却総額(税別):13,365,000,000円(牡9,281,000,000円、牝4,084,000,000円)
■平均価格(税別):61,875,000円(牡73,658,730円、牝45,377,778円)
■中間価格(税別):45,000,000円(牡52,000,000円、牝37,500,000円)
■最高価格(税別):310,000,000円(No.4-インクルードベティの2022、byキタサンブラック)
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
■最高価格(税別):310,000,000円(No.20-パレスルーマーの2022、byシルバーステート)
写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
動画:セール全映像
⇒各馬の結果一覧等はこちら
⇒開催結果レポート
⇒過去の結果概要と累年成績
<参考>
・セレクトセール開催情報ページ
・JRHA日本競走馬協会
by 馬市ドットコム