【軽種馬生産振興会・定期総会】と【ＨＢＡ地域懇談会】がスタート

２０１０年２月４日（木）、本桐基幹集落センター（北海道新ひだか町三石）にて「三石軽種馬生産振興会・定期総会」と「ＨＢＡ地域懇談会」が開催された。定期総会では、「重賞競走優勝馬生産者表彰」や「事業報告・計画の審議」が行われた。


写真：三石軽種馬生産振興会・定期総会

その後、時間をかけてＨＢＡ日高軽種馬農協による「地域懇談会」が行われた。荒木正博組合長は冒頭、昨年のセリ市場実績について「計画を約６億円上回ることができたことと、食事などの経費を切り詰めたことで、予想以上の収益を得ることができた」との報告があり、その結果として「３０００万円近い利益が生じたことで、総額２４００万円余りの市場利用割戻金を計画している」、また、「賦課金の徴収金額などについても見直す」ことを明らかにした。

懇談会の中で特に議論が集中したのは、昨年度にＨＢＡが提案しながら継続審議ということで取り下げられていた「主取手数料の導入」について。昨年とほとんど変わらないＨＢＡの提案内容（導入の経緯等）に対し、組合員側は「１年間何を協議してきたのか？」と最後まで平行線の議論となり、三石地区としては「反対」ということで散会となった。

今後は、下記日程で各地区総会が行われ、３月１９日のＨＢＡ日高軽種馬農協総代会で最終審議がはかられる。
主な提案内容（昨年からの変更点）は下記のとおり。

１、市場主取り手数料の導入
　・平成２２年度はトレーニングセールとセレクションセール１歳
　・販売希望価格以内での主取りは１％、超えての主取りは５％（セレクション１歳）

２、市場業務規程および市場開催要領の改正・変更について
　・セレクションセール当歳はリザーブ方式から台付方式に変更
　・契約違反の場合の処置を変更
　・販売申込登録料を変更（再登録料は新規登録料と同額に）
　・主取手数料の導入
　・オータムセールを二部制に
　　⇒前半は新規登録馬とセレクションＳからの再登録馬、それ以外は後半へ。
　・販売希望価格一覧表を配布（セレクションＳ１歳を除く）

３、北海道市場取引賞について
Ａ、平成２２年度の中央競馬又は地方競馬の２歳重賞競走において、１着から３着までの入着馬となった場合、当該馬の馬主の皆様に下表の内容による「市場取引賞」を交付します。

Ｂ、平成２２年度の地方競馬において、以下の条件による２歳競走の勝馬となった場合、当該馬の馬主様に対し１回に限り下記の市場取引賞を交付します。
　・交付額：２００，０００円（当該競走の１着賞金額を上限とする）

４、種牡馬事業について、今春の種付業務を最後に休止する予定

５、賦課金の変更（案）
　・組合員割　　１０，０００円（従来は５，０００円）
　・繁殖頭数割　　　　　　廃止（従来は８，０００円）
　・生産頭数割　１２，０００円（従来は８，０００円）


【２０１０年度各振興会総会＆ＨＢＡ総代会日程】

　■２月４日（木）　１０：００～
　　【三石軽種馬生産振興会総会】
　　場所：本桐基幹集落センター

　■２月５日（金）　１０：００～
　　【平取町軽種馬生産振興会総会】
　　場所：平取町農協

　■２月８日（月）　１０：００～
　　【荻伏軽種馬生産振興会総会】
　　場所：基幹集落センター荻伏会館

　■２月９日（火）　１６：００～
　　【様似町軽種馬生産振興会総会】
　　場所：ひだか東農協様似事業所

　■２月１０日（水）　９：３０～
　　【新冠町軽種馬生産振興会総会】
　　場所：新冠町レ・コード館

　■２月１２日（金）　１５：００～
　　【浦河町軽種馬生産振興会総会】
　　場所：浦河町総合文化会館

　■２月１７日（水）　１０：００～
　　【門別軽種馬生産振興会総会】
　　場所：門別総合町民センター

　■２月１９日（金）　１６：００～
　　【静内軽種馬生産振興会総会】
　　場所：静内ウェリントンホテル

　■３月１８日（木）　１４：３０～
　　【胆振軽種馬農協総会】
　　場所：登別グランドホテル

　■３月１９日（金）　９：３０～
　　【日高軽種馬農協総代会】
　　場所：静内コミュニティセンター

　■３月２０日（土）　１５：００～
　　【十勝軽種馬農協総会】
　　場所：日航ノースランド

　■３月２６日（金）　１３：３０～
　　【日本軽種馬協会総会】
　　場所：東京・虎ノ門パストラル

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【種牡馬別・市場取引成績２００９-Vol.12】～バゴ編

このコーナーでは、「２００９年度１歳セール」での取引成績を「種牡馬別」にご紹介する。第１２回目は、初産駒が２００９年度デビューし、ショウリュウやエスカーダなどが活躍している【バゴ】の産駒取引成績と高額馬写真を下記に掲載する。

　【バゴ】
　
　父Nashwan　母Moonlight's Box（母父Nureyev）
　２０１０年度Ｆｅｅ（税込）：Ａ１１０万円、Ｂ１５０万円、Ｃ１８０万円
　２００９年度種付頭数：２１頭（２００８年度：４０頭）
　２００９年度Ｆｅｅ：１８０万円（税込）
　競走成績：16戦8勝（重賞6勝、G1凱旋門賞等）
　種牡馬成績：2006年より供用開始、初産駒は2009年デビュー。
　代表産駒：ショウリュウ、エスカーダなど。
　⇒本馬の動画を見る（JRHAより）
　↓２００９年度１歳セールでの取引成績
　■上場頭数：１３頭
　■落札頭数：７頭
　■売却率％：５４％
　■取引総額：４３，２６０，０００円（税込）
　■最高価格：１３，６５０，０００円（税込）
　■最低価格：３，１５０，０００円（税込）
　■平均価格：６，１８０，０００円（税込）
　■中間価格：５，８８０，０００円（税込）
　⇒取引全馬の一覧（価格順）は市場取引馬価格検索ページへ

　【最高価格馬-ホーマンヴォイスの２００８】
　　
　牡　父バゴ　母ホーマンヴォイス（母父ダンシングブレーヴ）
　取引市場：２００９年度ＨＢＡサマーセール１歳（No.561、名簿）
　落札価格：13,000,000円（税別）
　落札者：ノーザンファーム
　販売者・生産牧場：（有）ニ風谷ファーム
　写真：落札シーン（2009/8/26撮影）
　
　写真：落札直後の横姿（2009/8/26撮影）

　＜参考＞
　　・サラブレッド競り（せり）市場取引価格検索・種牡馬情報検索

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