今月17日午後7時頃、東京秋葉原でメイドが痴漢に襲われた。路上でビラを配っているメイドに店まで案内させ、人気のない階段踊り場でナイフを突きつけ犯行に及んだとのこと。全くけしからんね。
あ、先にゆーときますが、このブログの愛読者である皆々様は珍之助がさしてメイドに関心を持っていないことはよくご存知だと思います。メイドに対して特に思い入れがあるわけではなく、メイドカフェにも行ったことがないので誤解なきように。
さて、この事件の犯人は、年齢25~30歳、身長160cm前後の痩せ型、面長でめがねをかけていたらしく、風貌からしてもまさしくオタク男と目されており、被害者の勤務先のメイドカフェからは似顔絵も公開されている。一部新聞にはこの犯人を“エロオタク”と評していた。オタクは何もエロだけではないので、この表現は実に適切であるが、一般的にはダブリ表現ちゃうの?と思われるのが悲しい(笑)
他方、被害女性はというと、秋葉原でも有名なメイドカフェ「エアー萌えっと」(JR秋葉原駅前徒歩30秒!)にバイトする「長い黒髪のスレンダー美人で、タレント・小林麻央さん似のお嬢様タイプ」(H18.10.24スポーツ報知)の18歳で、入店してまだ2週間ほど。事件当時は「白のエプロンにミニスカート姿」でビラを配っていたらしい。ちなみに、事件当時、この子の悲鳴を聞きつけて駆けつけたのも同店のメイド・桜ちゃん(26歳)。犯人はそのまま秋葉原駅の改札を抜けて逃げて行ったらしい。
この「エアー萌えっと」は、今春オープンしたメイドカフェで、店外でプチデートできるお散歩コース(60分6500円)が人気。1日約100人が来店し、プロ野球選手や若手お笑い芸人らも訪れる有名店らしい。
しかし、メイドって基本はコスプレなので、メイド服を着ればとりあえず誰でもメイドに見えてしまう。これは両刃の剣。お手軽な反面、乱造を招き、いわばメイドも供給過多のインフレ状態。「オマエ、絶対似合ってないし」とつっ込みたくなるような子が日本橋でもビラ配ってるもんなぁ。ミニスカメイド服に“絶対領域”、ツインテールでめがねをかけてたら萌えるっちゅーもんちゃうで。たまに太い子もおるし(笑)
ところで、メイドが日常的に痴漢や恐喝などの被害に遭っていることはあまり知られていない。「オタク狩り」(気弱そうなオタクはフィギュアやDVDを買い漁るので現金を多く持っていることからヤンキーに狙われる)のように「メイド狩り」と称されており、オタクに堂々と触ってこられたり、売春を持ち掛けられたり、今回の事件のように人気のないところでの痴漢もあるという。
確かにメイドの行動原理はそもそも“奉仕”なので誤解されやすいし、立場上(ツンデレ系キャラは店内だけやろ)やはり誰にでも愛想よく振舞うので勘違いされやすい。とはいえ、風俗店ではないけど(店もそれを強調している)、それまがいの店があるのも事実。なお、本物の風俗店のメイドコスプレはここでは含まない。
新聞報道では「警視庁万世橋署は、強制わいせつ容疑で、“メイド”をいたぶった末、逃げた“ご主人様”の行方を追っている」(同スポーツ報知)とおもしろおかしく書いていたけど、こんなヤツはご主人様ちゃうやろー(笑)新聞報道でも当店男性客の会社員(40)は「(犯人には)『ご主人様』を語る資格はない」と怒りが収まらない様子だったとのこと。ほんまはオマエも「奉仕」させたいくせに…。
メイドには当然奉仕精神が求められるけど、誰にでも仕えるというのでは忠誠心を疑う。ここが実はメイドカフェの自己矛盾。これで一部オタクはフラストレーションを溜めて暴走・暴発するわけや。
「オタクがもう“奉仕”されるだけでは満足しなくなり、これまで『高根の花』だったメイドとのコミュニケーションを求めるようになった証拠では」とオタク気質の変化を指摘しているのは「エアー萌えっと」統括本部長。
コミュニケーションって何やねーん(笑)しかも「高根の花」ってオタクという人種はメイドより下等なのかよ?(怒)
客はメイドカフェで“ご主人様”気分を味わうわけやけど、普通の喫茶店とどうちゃうかというと、若い女の子が萌え記号満載のミニスカメイド服着て(昔からメイド風の制服の店はあったで)、まあ愛想がよくて、その子のセリフが「ご主人様…」で、あっち向いてホイ(別料金500円也)とかのお遊びができるぐらい。オレから言わせると、これはメイドではないね。
メイドカフェの「奉仕」と言っても所詮擬似なわけやし、「究極のメイド奉仕」って、そのメイドの奉仕を独占することとちゃうんか。「下がっていい」と言うまで朝から晩まで側に控えるメイドは空気みたいなもの。自己主張があってもだめ、主人の意思決定に絡んでもだめ。基本的には主人の命令に従うのみ。「あっち向いてホイしよう」と主人が言えば「それがご主人様のお望みであれば…」と付き合ってくれるやろけど、基本は「側に控え、お世話をする」ってことやで。真のメイドとはストイックなはず。だからこそ萌えるんや。
それをしたければ雇うしかない。でも、さすがにそんなことができる財力というか甲斐性は一般のオタクにはない。だからメイドカフェに行くわけやけど、当然ご主人様の品格なんて一かけらもないくせに奉仕を求める輩、メイド失格の勘違い女、金儲けのためなら何でもする経営者といった有象無象が集うことになり、あふれ出す欲望と刹那の快楽が渦巻くお手軽なメイドカフェは自ずと無法地帯側に口を開くことになる。リスクがあって当然や。暴走・暴発する輩の数はさすがに少ないやろけど、オタクのキャラからすると潜在数は多い。実際プチ痴漢はナンボでもおるわけやし、しかもメイド供給過多の状況で、珍から言わすと起こるべくして起こったことやな。
今朝のテレビでは、今回の事件についてインタビューされていたメイド好きのオタク(20代後半ぐらいの肥満男)が「ほんとにムカつきますね」て怒ってたけど、最後に「あなたにとってメイドとは?」と聞かれ、「妹です」ときっぱり、しかも嬉しそうに答えてた。こいつほんまにアホやね(笑)こんなヤツがおるからメイドは供給過多になり値打ち下がって犯罪が増えるんじゃ、コラ。
「いらっしゃいませ、旦那様」
「あ、あの…」
「お食事になさいますか?お風呂になさいますか?」
「って、その…お風呂ってあるんですか?!」
「お湯の張り方をご案内いたします」
「あ、そういうことね…」
「なにか?」
「いえ…お食事って?」
「懐石のご用意もできますが…」
「いや、そんな大層なものは…」
「では、すき焼きとか寄せ鍋になさいますか?」
「いや…一人ですから…オムライスとかないですか?」
「オムライスでございますね。承知いたしました。お飲み物はいかがいたしましょう?おビールになさいますか?銘柄はアサヒスーパードライかエビスビールになります」
「あ…ビールは…その…」
「お酒でしたら地酒も用意しておりますが」
「あ、いえいえ、アルコールはけっこうです」
「承知いたしました。では出発は何時になさいますか?」
「は?出発?その…何時って言われても…食事するだけですので」
「チェックアウトは11時になっております」
「は?時間制限があるの?って今午後2時ですけど」
「そういうシステムでございますから」
「では3時ってことで」
「承知いたしました」
「あの…」
「わたくし、旦那様のお世話をさせていただくユリと申します。どうぞよろしくお願いいたします、旦那様」
「はあ…」
ちょっと考えてみたけど“仲居茶房”では盛り上がらんな(笑)
ついにこんなもんまで手ぇだすとは。写真がいっぱいのっかってたので、間違ったBlogに来たんかと思いましたよ。
かっちょ~さん辞めて、「萌え作家」になったらどないでっしゃろ。妄想の激しい中年向けの??? 結構売れたりして、いや本人が一番喜んでたりして(爆)
あ、ロボコン、結構好きですねぇ。最初はよく観てましたよ☆
中年は「妄想」と言われ、少年は「想像」と言われる。この差はナニやねんと思いますな。中年でも知らんモノは「想像」なわけですから。
ロボコンもそうですが、何事もイマジネーションが大事ってことで勘弁して(笑)
オムライス食べたいなあ。
日本橋のメイドカフェ行く計画があるのはあるけどね(ゆーとくけど、あくまで社会勉強やで)。さすがに一人で行く根性ないから若いヤツらと行こかなと(苦笑)
メイドカフェといえば、ケチャップ文字のオムライスが定番でしょう。目の前で書いてくれたらええけど、運んでくるときに書いてあったら、厨房でバイトのにーちゃんが書いてると思わなあかん(オエッ)
てゆーか、珍はもともとオムライス好きなんで、萌えビジネスの道具にしてほしくない!味で勝負やろが!