浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

大雨で公園は冠水していました

2011-06-11 21:10:28 | 自然観察会
今日は自然観察会の予定でしたが、朝から大雨警報が出るほどの雨でした。
バケツをひっくりかえしたような雨だったので、周囲の道路が冠水してしまうほどでした。
ガイド陣は念のため時間通りに公園に来ましたが、当然参加者はゼロでした。



公園前の道路は、浮島前川からあふれた水で川の状態です。



普段は公園から水が流れ出ますが、今日は逆にどんどん水が流入してきていました。
おかげで公園全体が冠水です。



木道は完全に水路状態です。



くるぶしまで浸かるほどの水でした。
増水するとあたり一面が水浸しになり、ヨシの群落が島のようになったので「浮島」と呼ばれるようになりました。それが点在する土地だったので「浮島ヶ原」というわけです。

ここまで冠水したのは久しぶりですが、昭和初期まではしょっちゅうこんな状態だったのでしょうね。この洪水をどうにかしようと何人かの有力者が立ち上がり、堀や昭和放水路などが作られたという郷土史があります。

明治期までは、ここは「須津湖」と呼ばれる湖でした。
常にこんな水量があったようです。



ワラジムシは水に追われてミゾソバの葉の上に避難していました。



それでも来園者がありました。
今度ボーイスカウトで来るための下見とのことでした。公園でできるヨシ笛などの作り方講座と、雨がおさまった公園を案内しました。



雨があがって気温が上がってくると、辺り一面がもやで覆われた状態に。
蒸し暑くなりました。

雨があがったあと、小学生を中心とした家族連れなど来園者もちらほらとありました。
管理棟でヨシ笛遊びや、紙バンド工作をしたあと、園内を散策してカタツムリをたくさん探し出していました。

雨でもいろいろな楽しみがあります。
さすがに今日のような水量だと出かけられないですが、雨でも来園してみてくださいね。


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