感動したひとこと

今年も日曜日になると田んぼにせっせと通っておりました。

今年は米ばかりでなく他の農業にも目を向けねばと思い、
北海道の賀集さんの案内で夕張の「花」と「いちご」の農家さんに連れて行ってもらいました。

目黒さんのいちごは間違いなく日本一の甘さと言えるぐらい果物を超えた甘さと味の濃さ。
おみやげに持って帰ったいちごを食べた両親は「今まで生きてきた中で一番うまい！」のひと言。

お花の小別さんは「ゆり」と「トルコキキョウ」と「手まり草」を育てていらっしゃいました。
花屋では見たことがないくらい立派な花です。

私の花の農家さんのイメージは毎日大変で、手もささくれ立って仕事がきつい想像をしていました。
しかし訪ねた農家さんは従業員を教育し、その人達の能力を伸ばすことによって生産能力を伸ばし、売上を伸ばしている。
研究にも熱心で全国各地の花の農家さんをたえずまわり、勉強していらっしゃいました。

全国でも有数の花の農家さんです。

「韓国や中国、台湾などから安い花が入ってきて大変ではないですか？」と聞きましたら意外な答えが返ってきました。

「全然。今は日本から技術を提供して作らせて花を輸入しているようやけどわしがしていることも一緒や。
全国をまわって勉強してきてそのことを現場で活かす。競争はどこにでもあるんや」

忘れられないひとことです。