玄米屋ウエトミ

玄米屋ウエトミのブログ
お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

玄米屋ウエトミ かわら版 2016年4月第26号

2016-04-13 14:04:23 | ちょっと勉強しましょう
「ゴンちゃん、天国へ」

季節は春になり、暖かい日が続いていますが皆さま、お元気でいらっしゃいますか?

2月6日お昼に我が家の柴犬ゴンちゃんが老衰で死にました。17歳7カ月の命でした。

その日の朝、焼いた鰆を蒸したじゃがいもと一緒にミキサーにかけ、トロトロにしてから注射器で食べさせました。おいしそうに3口ぐらい食べました。

昼過ぎてから、今度は牛肉でだしをとったお昼ご飯をあげようかなと思ったら「動かない!!」

慌てて、母と動物病院に運び込みましたが、すでに息絶えていました。

全く苦しまず、スッとあの世へ旅発ちました。

朝晩きれいに体を拭いていたので、肌荒れもなく、若い時の金色の毛並みのままで、まだ生きているようでした。

亡き骸を連れて帰り、夜、ゴンちゃんを抱いたまま一緒に寝ました。

硬直せず、まだやわらかくて、フッと息を吹き返すのではないかとさえ思いました。

死が受け止められず、抱きしめながら「ゴンちゃん、ゴンちゃん」と思いっきり泣きました。

まだ長生きすると思っていたので、前日にゴンちゃんの紙おむつを買っていたぐらいです。

別れは突然やってくるものなんですね。

ぽっかり心に穴が空いた日が続きました。

介護は最期まで丁寧にしましたが、もっとこうすればもう少し長生きしたのではないか?などとしばらくは後悔の念が消えませんでした。

多分、生き物全てにおいて、介護を必死にすればするほど、悩む人が多いように思います。


(車いすのゴンちゃんと姪っ子のまいちゃん)

思えばゴンちゃんは意外とわがままな奴でした。

機嫌の悪い時になでると歯をむき、母以外は全員咬まれました。愛宕山に登ると、帰りは「僕、歩くのは嫌だ」とストをして、父と私二人で抱っこして下山。

笑っちゃうぐらい、駄々っ子でした。

誰にも遠慮することのない、素直な生き方は半ばうらやましく、本音で生きるゴンちゃんを家族は思いっきり愛しました。

夜は私の布団を出たり入ったり。堂々と布団の真ん中を占領し、私は体を丸めて寝ていました。

ぬいぐるみをくわえて部屋の中を走る姿を思い出します。

今まで本当にありがとう。楽しい思い出がいっぱいです。

不思議なことが。まだ魂が家に宿っているのか姪っ子が「ワンワン」と台所やお風呂の天井を指差します。

雑念が多い大人は見えないけれど、透き通った心の子供にはゴンちゃんの魂が見えるのだと思います。

もう一度会いたいです。夢の中でもいいから。


慌てる炊飯器

2016-04-13 14:03:38 | 日記
私はボロボロの炊飯器で毎日お米を炊いている。

店で最安値の炊飯器を買ってきて、長年使い続けた結果、最近ふたが閉まらなくなってきた。

よくお客様から「どんな炊飯器を使っているの?」と聞かれるが、恥ずかしいくらいオンボロだ。

腹立つくらいふたが閉まらないが、20回に1回ぐらい閉まるものだから、なかなか捨てられない。

ある日、時間がなくて布テープを1枚貼って炊いた。

炊き上がる直前、母が「ちょっと、那未~っ、ふた開いてるでぇ~」と台所から叫ぶ声が。

私「誰か開けたやろ?」

母「誰も触ってへんわ」

それでも懲りない私は翌日3枚布テープを貼って炊いた。おいしく炊けた。

しかし炊飯器を開ける度にコップで押さえつけないといけないので、父と母は「もう捨てようか?」と密談していた。その日、一発で炊飯器のふたは閉まった。

どうやら「捨てられてなるものか」と炊飯器は思ったらしい。大丈夫。まだまだ大事に使うからね。

皆さん、捨てようと思っていた電気製品、急に動き出した経験ありませんか?



福ちゃんが来た!(*^_^*)

2016-04-13 14:00:52 | 日記
冒頭書いたとおり、ゴンちゃんが死んで毎日お通夜状態だった。

東日本震災以降、毎年どこかの捨て犬捨て猫を保護する団体に寄付してきたので、今年も寄付する団体をネットで探していたところ、気になるサイトが。

サイトを開けてみると、来週殺処分される犬が掲載されていた。

ふと思った。「寄付するのもいいけど、1匹でも助けられる命があったら助けたほうがいいのではないか?でもゴンちゃんが死んだばかり。

毎夜骨壷抱いて寝ている状態なのに、受け入れられるだろうか?」

3日3晩悩んだがもうすぐ殺される犬の顔が頭から離れず、やはり引取りに行くことに決めた。

家族に話すと、父が「まさか、おまえ、家の中で飼うんちゃうやろな?」と聞く。

私「家の中に決まってるやん」

父が心配するのも無理はない。

家をリフォームし、ピカピカのフローリング。

一生懸命働いて、二人でローンを返済している最中である。

なんだかんだ言いながら娘の意見が通る我が家。

結局、親友と岡山県倉敷保健所まで犬を引き取りに行った。

その犬は部屋の隅で小さくなってブルブル震えていた。とてもかわいそうだった。

野良犬で雑種。15kgぐらいのオス。多分1歳くらいだろう。どうやって暮らしていたのかと思う。

これから幸せになって欲しいと願い、「福」と名付けた。

連れて帰ったその日から一緒に寝ている。

まだ怖がって、手作りの段ボールの家から出てこないが、毎日1ミリずつぐらい、距離は縮まってきているように思う。

とてもおとなしく、吠えたことも歯をむいたことも1度もない。

野良犬は最低3カ月は怖がって外に出られないという。早く一緒に散歩できるようになるといいね。




段ボールから出てこない福ちゃん



ダイエットの真実

2016-04-13 13:57:45 | ちょっと勉強しましょう
「ご飯食は最も健康的なダイエット」



人間の脳の栄養素はブドウ糖だ。

脳は大食漢で、一日に使う総エネルギーのうち20%近くを脳が使う。


だから少なくとも1日の6割程度のエネルギーを炭水化物で摂らなければならない。ご飯1膳だけでは足りない。

脳に栄養素がない状態で低炭水化物ダイエットをすると、自分の筋肉を分解してしまい、アミノ酸に変えて肝臓に持っていく。

脳に筋肉を食べさせているのと変わらない。

体重は減るけど筋肉も減るため、80歳代になればみんな車椅子だ。

また低炭水化物ダイエットを続けると、うつ傾向になりやすいこともわかってきた。とても興味深いデータがある。

男性4万4000人を20年間、女性8万5000人を26年間同じ人を追いかけたデータだ。

6割を炭水化物で摂っている人の死亡率を1として、低炭水化物の人の死亡率は約2倍も高かった。


京都大学大学院の森谷教授は1食当たりの炭水化物を6割程度にした食事を推奨している。

「コメを中心としたバランスの良い食事に、ミネラル・ビタミンをきちっと揃えて毎食ご飯を食べるのがメタボに対して非常に有効である」