玄米屋ウエトミ

玄米屋ウエトミのブログ
お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

別れの年

2019-04-26 10:05:21 | ウエトミかわら版

大変長い間、かわら版が空いてしまい、申し訳ございません。
皆様、お元気でいらっしゃいますか? 年号は「令和」になり、一つの時代の終わりを感じます。

今年、冬の寒い日に祖母が亡くなりました。 95歳。
祖父よりもうんとうんと頑張って、長生きしてくれました。


誰よりも祖母が大好きだったのに、亡くなっても涙はほとんど出ませんでした。
「何でだろう?」と不思議でしたが、きっとお別れの時間が長かったので、それなりに心の覚悟が出来ていたのかもしれません。
もしくは「輪廻転生」を心のどこかで信じていて、またどこかで会えると思っていたのかもしれません。

祖母は長い間、認知症でした。 発症は82歳。
いつもおいしいお好み焼きを作ってくれたのに、その日に限って卵とだしを入れ忘れ、中途半端な味になっていました。

突然の認知症の症状に家族の誰もが信じませんでした。 

それから祖母はゆっくり認知症が進み、身の回りのことができなくなり、しゃべれなくなり、やがては動けなくなりました。
そばで見ていて、最後は生まれたての赤ちゃんのように清らかになっていくんだなあと思いました。


昨年の暮れに農家さん達に泊って頂いて、お米の栽培の勉強会を開きました。
これもやりたかった事の一つです。

 

 

 

 

祖母は専業主婦でしたが、何でもできる、とてもかしこい女性で、尊敬していました。
商売をしていた両親の代わりに面倒をよくみてくれて、思い出がたくさんあります。

毎年1回小旅行もしました。 カーナビの無い時代です。
地図が見れない祖母は当てにできないので、前日に寝る間も惜しんで、私なりの旅行の地図を書き上げました。
それでも距離感がいまいち掴めていなかったことも多く、宿に入るのは夜なんてことはしょっちゅうでした。
元気な時代に祖母と私は密度の濃い時間が過ごせて、とても幸せでした。

今、思うのは「できるときに何でもやったほうがいい」ということです。
当たり前のように思いますが、それがとても難しいのです。
昔、米屋を始めたばかりの私は機械投資などで、台所事情が大変厳しく、わずかな小遣いをためて、やっとの思いで1年に一度旅行に行く。

祖母と過ごす時間は私にとっては何倍もの価値がありました。
我慢することも大事ですが、1度きりの人生。 その時しかできないことがたくさんあるはず。

いろんな経験を積んで、祖母のような素敵な女性になれたらと願っています。

 


またやってしまった

2019-04-26 09:57:13 | 日記
今年のお正月休みに母と友人と犬を連れて、高知県に行った。
目的は高知県の田んぼの農家さんに会うことと桃子(犬)のお里帰りである。

お里帰りと言っても保健所から引き取った元野良犬なので、どこで生まれたのか、何歳なのか、さっぱりわからないが、どんなところを放浪していたのか知りたかった。

 高知県南国市の農家の「西村さん」


2泊3日の旅行。1泊目は犬も泊れる四万十川のコテージで泊まる予定にしていた。
ところが農家さんとの話が長引き、「えらいこっちゃ。急がな」と思ったのが遅かった。
四万十市に入ったのがすでに夜。

「カーナビが付いているから大丈夫」と安易に考えていたのが浅はか。
なんと宿は四万十川の上流。
「ちゃんと調べんか!」というお怒りの声も聞こえてきそうなくらい、地図を見ていなかった。
「とにかく早く着いて、宿の持ち主から鍵をもらわないと」と焦った。

道中はガードレールもない、1本道の急な崖路。
しかも真っ暗である。
心臓バクバクしながら、ようやく宿に着いた。

安心したのも束の間。
「しまった!晩ご飯がない!」

鍵を受け取り後、母と犬を残して、またもや四万十市内へ食料を調達しに行った。
すっかり運転にびびってしまった私は76歳の友人に運転を代わってもらった。
1時間半ほどかけて、ようやく宿に戻った二人はすっかり疲れ切って、食事どころではなかった。

翌朝、そそりたった崖を見て、二人とも青くなった。「余裕を持つこと」。大事である。


 高知県宿毛市の吉村さんのおかげで、
 桃子の命はつながった。
 まわりの子達も保護犬。


あきらめも肝心

2019-04-26 09:34:08 | 日記
両親が年行くと、他人のものを自分のもののように使ってしまうことが多々ある。
それも悪気なくするものだから、怒れないのだが。

最近は私のジョキングシューズ。
履こうとするとない!
すると母が履いて、帰って来た。

「あら。私のじゃないの?。サイズピッタリで、気付かなかったわ」なんて、言っている。
「柄見たらわかるやん」と言い返してみるが、本人はすでに別のことに興味を持っていて、まるで私の言い分など頭に入っていないようだ。

昔、書いた歯ブラシもそうだ。
父と1ヵ月も共有していた。
現場を見た私はショックだった。
「父と同じ歯ブラシをずっと使っていたなんて・・・」

日常茶飯事だからもう仕方がないと思っている。
そう、あきらめも肝心なのである。


昨年の十二月、2回目の京都お米コンクールにて。

婚活♡

2019-04-26 09:31:51 | 那未の婚活
年末、仲間内のビンゴ大会で、なんと「婚活パーティー券」が当たってしまった。
当たってしまったというより、当てさせられた。

「この券は那未さんがもらうから、誰も取ったらあかんで」
と忘年会で指示が飛び、私がゲット。


早く参加しなあかんと思っています。