皆様、新型コロナウィルスの影響で長い間の自粛生活、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は律儀に守り、外出は犬の散歩のみ。
時々深夜に京都宝ヶ池公園に行き、思いっきり犬を走らせ、犬共どもストレスを発散させていました。
深夜になると野生の鹿がわんさか出没するので、野良犬出身の桃子は血が騒ぐのか、体勢を低くして猛ダッシュ。まるで狩猟犬のようでした。
私はロープを離すまいと必死で共に追いかけ、真っ暗な山の中を駆け回っていました(笑)
なので、コロナ騒動前の 「穴があったら入りたい事件」 をお話しします。
お正月休みに家族と犬を連れて岩城島へ旅行しました。岩城島といえば、しまなみ海道の井口島から船で5分。観光客がほとんどいない、小さい島です。
犬を砂浜で遊ばせていたら、父がふらりと海岸近くにやってきました。
「桃子~っ。何やってんねん?」と叫ぶ父。
「見たらわかるやろ?」と思いながらも「砂浜に降りるとき、気つけや。スロープ(坂)が滑りやすくなってるから、そこ絶対通ったあかんで。横の階段使いや」と私は大声で叫びました。
が、背を向けた瞬間、「ドーン」という大きい音が。
見ると父がのりが貼り付いたスロープで滑り、豪快にひっくり返っていました。
あわてて助けに行くと、父は「大丈夫」と気丈に言うが、どうみても頭と腰を強く打っている状態。
「なんで階段使わへんの?」と怒ったが後の祭り。
それからなんと5カ月も父は腰に苦しむことになりました。
帰宅後、私は「そもそも何で補聴器を付けているのに全然聞こえてないねん。1万2万のもんちゃうやん。50万する補聴器やで。付けだして3カ月もたってるし!。」と考えていたら怒り心頭。
今までも父が全然配達から帰ってこないと思っていたらいつも補聴器の調整。
「絶対若い女性店員に騙されている!」と無理やり父を引っ張って販売店に乗り込みました。
「いらっしゃいませ。今日は娘さんとお越しになったのですね」と笑顔で応対してくれた女性店員さんに「父の補聴器が全然聞こえてないんですけど。おかげで旅先で転びました」と怒りあらわにして言いました。
「お調べいたします」と店員さんが父の補聴器を調べて2分後、「お客様、補聴器の電池が反対に入っていますよ。故障の原因になるので気を付けてくださいね」とこれまた笑顔で答えてくれました。
半ば湯気沸騰中だった私は急降下。恥ずかしくて、今までの強気な態度はどこへやら(笑)。即退散です。
ちなみに「大丈夫」と言い張ってた父が4月に検査するとやはり腰を骨折していて、そのままひっついたようです。
昨年は私が倉庫前でこけて、膝が痛いまま5カ月。
渋る私に家族が迫り、病院で調べてもらうと骨折していたことが判明。馬鹿なやせ我慢する親子に苦笑です。
桃子を思いっきり海で遊ばせた。
海の向こうは井口島。
橋がつながっていないから静かな島だ。