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玄米屋ウエトミ

玄米屋ウエトミのブログ
お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

正直に言わぬ2匹(笑)

2024-06-06 10:29:39 | ウエトミかわら版

すっかり季節は夏になりました。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私の唯一の癒しと言えば、犬と猫。人間と違い、本能のままに行動するので見ていて飽きない。

猫のめいは私の足を枕に寝そべり、肉食獣特有のザラザラの舌で私の手をなめる。

 

いつもなでろと要求するが気分屋だから、途中で喉がかわけば、スルリとすり抜け、水飲み場に行く。

気分が乗らないときはさっさと自分の寝床に行く。

要するに自分のやりたいことしかやらない。

 

ところが犬は正反対。

桃子は絶えず人間の顔を伺っている。

怒ることや噛むことは一度もなく、いつも人間に寄り添っている。

当然、私は桃子に「なんて、良い子なの!」とほめちぎり、心ゆくまで抱きついてる(ごめん)。

そんな性格の違う2匹だが似ている所がひとつ。

並外れた食欲だ!

 

ごくまれに母も私もお互いがご飯をあげていないと勘違いして、2回ご飯をあげてしまう時がある。

でも犬も猫も「もう食べたからいらない」とは決して言わず、さも今、初めて食べたかのような顔をして美味しそうに平らげる。

2食、食べても吐くことはなく、完食。

ハハハ、何度もだまされたよ。

 

共に野良出身、昔にいつ食事にありつけるかわからない日々を経験しているからか目の前のものを平らげる習慣があるのだろう。

まあ、いいけどたまには拒否するということもして欲しいな。

あんた達を動物病院に連れて行ったら、「前より少しふっくらしましたね」と言われちゃったよ(苦笑)

 

 姉が魚を調理していると、おこぼれにあずかろうとひたすら待つ桃子。

 高知出身の桃子は魚が大好きだ。

 


誰かにとっては不便かも?

2024-02-01 10:06:08 | ウエトミかわら版

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦に大地震、翌日に飛行機事故。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

前回のかわら版で父の骨折を記載したところ、多くのお客様から父の具合を心配してくださり、ありがとうございました。

おかげさまで1月中旬頃に背骨を固定していたコルセットがようやく取れ、腕や足の筋肉を鍛えるため、病院に通っております。

高齢になると骨もなかなかひっつかないのですね。

3カ月半、長かった・・・。

私としてはそろそろ頭も正常に戻す訓練をしないとと思い、ビシバシ、「あれやって」「これやって」と用事を言いつけております(笑)。

 

年末、私が留守のときに家族が廻り寿司に行った時の話です。

翌日の朝、姉の機嫌がすこぶる悪い!

「もう二度と一緒に、父ちゃんとご飯食べに行かへんわ!」

と湯気が立っている状態です。

 

どうやら注文するために父にタブレットを渡したら、指で画面をシャッッシャッと動かし過ぎて、「エビマヨネーズ」「帆立マヨネーズ」など

マヨネーズシリーズの寿司が続々到着。

 

「誰や~、こんなマヨネーズばっかり注文してるんは!」

と姉が相当ご立腹していたようなのです(我が家の大ボス)。

むろん、父が注文したものなのですが、自覚がありません。だってスマホさえ使いこなせなくて、返品したぐらいですから。

 

マヨネーズ三昧の皿が来る前に父は味噌ラーメン

やら寿司以外のものを散々食べていたようで・・・。

「糖尿はどこへ行った?」と言わんばかりのすさまじい食べっぷり!

結局マヨネーズ三昧の寿司も全部平らげたようです。

おまけに姉が注文した寿司も父に食べられ、火に油注ぐ状態になったようでした(笑)。

 

後日談を聞いた私でしたが、私の見解は

「そんなん、タブレットを父に渡すほうが悪いわ」です。

「まいちゃん(姪)がじいじに使い方を丁寧に教えてから渡したんやで」と姉がブーブー。

「アホやなあ、姉ちゃん。スマホもできひんのにタブレット、使えるわけないやん」と冷めた返答の私でしたが、昔の廻り寿司を知っている世代だけになんとなく寂しさを感じます。

ワクワクしながら次、どれ取ろうかと廻る寿司をながめていたあの時代が懐かしいです。

あんな風なら父や母も楽しめただろうに。

 

それにしても、いつも出だしは仲良くごはんを食べに行く我が家ですが、帰る時には

「なんで糖尿の人がご飯おかわりすんねん」「父ちゃん、ドレッシングかけすぎや」

等々文句たらたらで毎度、家路に着いています。

やかましすぎる我が家ですが、皆さんのご家庭はどうですか?

私はもっと穏やかにご飯を食べたいといつもいつも思っています(笑)

 


 

 

令和5年十二月 京都米コンクールにて。

今年は過去一番審査が難しかった。


まさか!

2023-12-13 10:58:49 | ウエトミかわら版

今年も大変お世話になり、ありがとうございました。寒い中、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

「まさか!」という事件が起こりました。

実は桃子は脱走3回の常習犯。

 

1回目は去年の夏。洗濯物を干すために玄関の門を開けた母の隙をついて、逃げました。

母の叫び声を聞いて、店頭にお客様を残したまま、すぐに追いかけました。

カモシカのように早く、あっという間に見失ってしまいました。

会う人会う人に聞いて回ったら、どうやら八幡市内を一周している様子です。

炎天下の中、祈るような気持ちで探すこと3時間!

あきらめかけたその時、桃子は水が飲みたくなったのか、店の近くまで戻ってきました。

 

店の前にはご近所の方やお客様が大勢集まってくださっていて、バイクや自転車で桃子を店の中に追い込んでくださり、ようやく捕獲に成功しました。

ほんまに涙出るぐらいうれしかったです。

ところが安心したのも束の間、今年の初夏、またもや父の隙をついて脱走しました。

今度は堂々と店からです。

その時は1時間ほどで畑で無邪気に遊んでいる姿を発見!

私を見て、しっぽフリフリして自ら自転車と並走して、帰ってきました。

んっ、もうっ!

困ったことに脱走癖がついたのか3カ月前、またもや3回目の脱走!

桃子よ、いいかげんにしろ~っ!!

 

もう桃子の母ちゃん(私)はその度に泣いてるよ。

仕事放っぽり汗だくになって探すこと4時間。

 

畑の中でどろんこになりながら遊んでいる我が子をついに発見!

半泣き状態の私を尻目に桃子はしっぽふって、大喜び。

充分遊んだからか、おとなしく付いて帰ってきました。

 

ところが、ところが!ある日、見てしまったのです!

なんと自らドアを開けて、逃走しようとしているではないですか!

人間の行動を見ていて、ドアの開け方を知った桃子。

元野犬で身体能力が高く、逃げるなんて、お手のもの。

最初の頃、ドッグトレーナーを付けて、一緒に訓練しましたが、野性がまだ抜けきっていなかったのかもしれません。

桃子を「アホやん」と思っていた私はあ然。

考えたら高齢の父や母が留守番しているときに限って逃走するずる賢さ。ドアを開けたら塀を乗り越えるなんてお手のものです。恐るべし。

 

週に1回、思いっきり遊ばせているのですが、それだけでは運動が足りていないのかも?しれません。

我が家に来てから一度も噛むことなく、吠えず、いつも9歳の姪を守っているやさしい性格の桃子。

人の顔色をよく伺っている様子がわかり、犬なりにストレスがあるのかもしれません。

でも人間社会では自由には生きられないよ。ごめんね。

ここまできたら知恵比べだ!

今度はGPSを付けて、何度逃げても世界の果てまで追いかけるよ(笑) 世界一大好きだから💛

 

桃子がスヤスヤ寝ていると安心する。
犬は目や表情で感情を表す動物だ。
もししゃべれたなら 「私と一緒に住んで幸せ?」と聞いてみたい。


大泣き事件

2023-08-09 16:26:34 | ウエトミかわら版

猛烈な暑さが続いていますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
先週、私はあまりの父の情けない姿にワンワン泣いてしまいました。実は父は3カ月ほど禁酒をしていました。

昔から「もう酒樽浸かっといたら!」と怒るほど、父は酒好き。
昔から悩まされてきました。

「もうやめる」と言ってもすぐ破る。
それの繰り返しでした。

しかし、糖尿病もあることからついにスイッチが入ったのか、本気の禁酒。
もう大丈夫かなと思っていました。
ところが気温35度を超えたある日のお昼、ふらふらとした足取りで帰ってくるなり、バターンと倒れてしまいました。

「ちょっとちょっと!父ちゃん、大丈夫か?」

と声をかけました。苦しそうな父を見て、

「どうしよう・・・」。


田畑さんに「救急車呼んだ方がいいやろか?」と
聞いたら「呼んだほうがいい」と促され、すぐさま震える手で「119」に電話しました。
救急車が来るまで、まじまじと父を見たら、なんか酒臭い!顔も赤い!

 

「これは確信犯や!」

 

「父ちゃん、酒飲んだやろ!」と怒ったが「俺は飲んでない」と息も絶え絶えに私に訴えています。
でも、においプンプン。


アホっ!丸わかりやわ!


結局、救急隊員に「お酒飲みました」と正直に申告し、姉の勤める病院に運び込みました。

姉はと言うと正直、「酒飲んで運ばれてくる患者って最悪やわ」と思っていたらしいです。
そうしたらなんと父が運ばれてきて、ビックリ!?


「もうめちゃくちゃ恥ずかしかったわ」

と言っていました。職場の同僚に合わす顔、そりゃ、ないです! 
父はビールを飲み、脱水を起こし、熱中症になったようでした。
「猛暑だから必ず水分摂らなあかんで」と言っているのに・・・。持たせたお茶も半分しか飲んでいない。
血糖値を測ると、なんと356!

 

「おれは中瓶1本しか飲んでないねん・・・ウダウダ・・・」。

「父ちゃん、どこが中瓶1本やねん」と怒るが、本人は頑としても認めない。

点滴をしてもらって、その日のうちに家に連れて帰りました。なんと情けない父。
姉は激怒りで今もまだ尾がひいていますが、私は長い間、一緒に仕事をし、苦しい時も楽しい時も共に過ごした相棒であり、親です。
いつもアルコールさえなければ、良い父なのに、全てを台無しにするなあと思っていました。

腹立ちながらも完全に無視することができない間柄。
情というものは厄介なものです。

父ちゃん、次、飲んだらほんまに許せへんからね!
今後、周りには絶対迷惑かけたらあかんで。
(どこまでわかっているんだか・・・)。

 

 定休日、姪に

「どこに連れて行ってあげようか?」と聞いたら

 「サーカスがいい!」とのリクエスト。
   ド迫力でした!大人も楽しめますね♪


大苦戦

2023-05-30 10:39:50 | ウエトミかわら版

いつも皆さまには大変お世話になり、ありがとうございます。
久しぶりのかわら版となってしまい、申し訳ございません。

皆さまお元気でいらっしゃいますか?

我が家はお客様からみて、平和な家族に映っているのではないでしょうか?

いやいや、とんでもございません。
毎日ちょっとしたゴタゴタが起こっています(笑)。

父はメールができないため、携帯電話は通話のみ。

ガラケイのままで良かったのに、

「一人旅をしたときに時刻表が見られるように」

と昨年、家族の誰にも相談せず、ある日突然スマホに変えました。

どうやらショッピングモールに行ったときに出店していた携帯ショップの兄さんに勧誘されたらしいのです。

「ほんま大丈夫かいな・・・」と一抹の不安を感じたものの、

「スマホの使い方を最初の1カ月は毎週教えてくれんねん」と意気揚々な父。

ところがです。毎週、熱心に携帯ショップに通っても、帰宅したらまったく何も使えません。

「あ~ぁ、言わんこっちゃない」。

あきれ返っている家族に対して、唯一、田畑だけが忍耐強く、丁寧に使い方を教えていました。

毎日毎日スマホと格闘しても電話1つも取れない父。
姉がついに切れました!

「いいかげんにして!ガラケイに戻してきて!」

姉の怒りはすさまじく、意気消沈した父はひっそりと隠れてガラケイに戻しに行きました。
使いこなせず、スマホ歴たったの3カ月。

高齢の父にとっては

「なんで自分だけ使えないんだ?」

とショックな出来事だったに違いありません。

仕事の現場でも父の受難は続きます。
昔は店頭でのお支払は現金のみ。それがカードやスマホ決済が加わり、父なりに必死についていこうと四苦八苦。

娘の私も父に怒りながらも何度も何度も教えました。
可哀そうですが、現役でいるためには仕方ありません。

今、また店に新しいカード決済の機械が入ってきました。
レジも近いうちに変わります。

試練を与え続ける非情な娘ですが、きっと覚えてくれるはず。そう信じています。

でも、日常生活の中で、ふっと思うときがあるんです。

便利になって良かったと思うときと、その反対の時もあるなと。暮らしやすくなっているとはいえ、父のような高齢者にとってはその有難さが時には牙をむき、障壁となる時があるように感じます。
例えば若者ならホームページで検索したり、メールで問合せができても父なら延々とコールセンターに電話かけ続け、やっとつながっても耳が遠いせいか、内容の半分しか理解できず。

病院の予約もメールのみの場合も。

皆さまはいかがですか?

 

 kgもある桃子。
 父はどうやら散歩中にひっぱられてこけたようだ。
 一週間もたってからこっそり病院に行っていた。

 私 「何しに行ったん?」

 父 「散歩中こけた」

 いつも正直でいて欲しい。