今年になっても新型コロナがなかなか収束しない中、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
年末に起きた大事件をお話しいたします。
基本、犬の桃子の散歩は朝は私、夕方は父が担当。
いつものように夕方の散歩から帰ってきた桃子。
なんとなく、食欲がなさそうでしたが、その夜は早く自分の寝床に入りました。
翌日の朝から桃子はひどい下痢。
食欲もまったくない様子に急いで病院に連れて行きました。
血液検査をすると唖然。
肝臓の数値を示すALTがふり切れて測れないぐらいの値になっていました。
「この3日間の間にドッグフード以外に何か食べさせましたか?」「何か拾い食いをしていませんか?」
と獣医さんに聞かれましたが、全く思い当たりません。
「何とか助けてくれ~」と祈るような気持ちでした。
点滴と注射を打って帰宅。
桃子は私にとっては自分の命と同じぐらい大事な存在です。
元気のない桃子を見ていると涙が出てきました。
帰宅後、姉に血液検査のデータを見せると
「人間やったら劇症肝炎の値やで。〇〇の数値が高いというのは
何か腐ったものを食べたときに出やすいで」
と言われ、家族全員の視線が父に。
「お父ちゃん、何か、桃子に食べさせてない?」と詰め寄ると
「草むらに首を突っこんで、何か食べていた」と言うではありませんか!
父があわてて調べに行くと例の草むらでバラバラになったザリガニの足を発見。
そう、桃子は腐ったザリガニを食べて、死にかけてしまったのです!
家族全員、怒り心頭!!
「なんでもっとしっかり見て散歩させへんねん」と怒りまくり。
もともと桃子は捨てられて放浪していた保護犬です。
保健所に捕まるまで拾い食いをして命をつないでいた犬なので、我が家に来てからもなかなか癖は治りません。
訓練で「待て」「お座り」「ふせ」が出来ても拾い食いだけは治りません。
桃子はしばらく、食べることもできず、一時期はかなり痩せましたが、毎日の点滴と注射で、なんとか助かりました。
この事件以降、父には「暗くなってからは絶対草むらに連れて行ったらあかんで!」、散歩前には「ボーッと歩いてたらあかんで!」とやかましいくらい言い続けています。
桃子は今ではすっかり良くなり、毎朝の山登りで、筋肉隆々の体格になりました。
犬を飼っている方、拾い食いには気をつけてくださいね。
(ホント、腹立つ父ですが、今回だけは許します。次やったら絶対許さないから・・・)
姪っ子と桃子が一緒にドラえもんのテレビを見ている。
優しい桃子はいつも姪っ子に寄り添っている。