江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 南国土佐を後にして

2017年05月15日 | 江利チエミ(続編)

南国土佐を後にして をペギーさんが歌った事情...
これはあまり公に語られていませんが、江利チエミさんの関係者さんから伺った話です。

昭和33年、チエミさんは婚約発表後「引退」を表明していたところに、「南国土佐を後にして」を高知NHKの開局記念番組で歌うというオファーが...
チエミさんはジャズ出身でしたがこの年「さのさ」をはじめ、俗曲・民謡もレコーディングした時期でした。
しかし、当時家庭を大事にしたい...(高倉さんと結婚後セミリタイアしていた)東京を離れられないという理由から、その番組で「南国土佐」を歌うゲストは同じキングレコードのペギーさんにお願いすることに...
この曲はすでに演歌系の歌手の方がレコード化していたそうですが、ヒットにはつながらなかった... そこでPOPS系歌手に歌ってもらって...という思惑もあったのかも知れませんね。
表向きは、飛行機が嫌いなので飛行機で四国をあちこちキャンペーンするのは勘弁してほしい...ということにしていたとも聞きます。
当時もう「さのさ」を歌っていたチエミさんと違って、ペギーさんは「私はJAZZ歌手だからこの歌を歌うのが嫌だった」と...
しかし、この曲は翌34年レコーディングされ空前の「大ヒット」... ペギーさんが歌謡曲路線にも進出する大きなきっかけともなりました。

ペギーさんはこの曲のヒットで招かれて訪問したアメリカ西海岸公演の帰りに立ち寄ったニューヨーク・ブロードウエィで「サウンドオブミュージック」でドレミの歌に出会いました。
人生というのは不思議です。

https://www.youtube.com/watch?v=jM2AjT7vZX0
土佐の高知のはりまや橋で...


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2 コメント

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Unknown (twig)
2017-05-18 15:08:33
私も聞いたことがあります。
ペギーさんにとって大切な歌とチエミさんとの縁ですね。
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江利チエミのすごさ (う--でぶ)
2017-05-20 08:30:30
ペギーさんに替わったのは彼女にとっても大きなことだったと...
でも公にこの話はチエミさんも、そしてペギーさんもお墓にもっていかれました。二人は気心が知れていて判りあっていたのですねきっと!
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