江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ ヤムミー・ヤムミー

2021年10月12日 | 江利チエミ(続編)

ヤムミーヤムミー

昭和32年第八回紅白歌合戦出場曲です。チエミさんの特長の一つに・・・ 
酒場にて...♪ あ アイノー カオリモー
ヤムミー・ヤムミー...♪イツデモイウコトニャ- は ユメユメ・・・
このひらがな表記の「あ」「は」
日本式にいったら 合いの手ということになるのでしょう。
 洋楽だったら OH AH HEY...感嘆語ですかね??
これを 絶妙のタイミングで入れる...というのがあると思います。 
 
先にチエミさんの日本語の歌詞の歌い方の変化の過程...も勝手な推論で書き込みましたが...このアイノテという部分も、私は彼女の歌唱で好きな部分なのです。

それまでの日本人の歌手...
 音楽大学出身系...音符どおり、表記どおりの発声・発音
 戦後の洋楽系のレビュー出身系(笠置さん、暁さん)...シャウト・ポルタメント等の屈指
  で、バタくささを演出
 邦楽系・芸者さん系...洋楽の旋律に、日本式歌唱法をのせる
  --->合いの手 は、元々の詩・音符に表記されてる!
  ♪天竜下れば~よ~お ホイノサッサ...市丸さん
  ♪は~ 島で---育てば...勝太郎さん
  --->この全ての融合が戦後の流行歌を形成していきました。

そんな流れのなか、
 のちの歌謡界に江利チエミさんの役割はやはり大きかった!!
決して ポップス界のみのパイオニアだけではない!!
 --->それが このチエミ流「合いの手」にもアル!!
 洋楽を日本語チャンポンで歌う。
 --->その為の努力の中から生み出した
     ひとつの「技」だったのではないでしょうか?

女優業も精進されていく過程で、どうやったら大衆の心をうつか?
 --->演技でも身に付けていった表現力!
  会話しているように平板じゃない口語で詩を語る!!
   --->この歌唱法の原点も チエミさんにある!と思います。
(同時期の越路さんにも同じ事が言えるかと思います。より、舞台的か映画的か...という違いはあると思いますが...)

加えて、チエミ流「合いの手」です。
 --->洋楽のメロディーでの日本語部分での屈指!!
これは、なんでもないようで「大変なこと」だったのでは?
チエミ流この合いの手は、洋楽のリズム感と邦楽の「間」の理解がなければ、決して使えない「技」と思えるのです。

 

日劇チエミショウ マイフェアレディメドレーを琴の伴奏で...


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