江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

【92】 昭和46年10月31日 週刊明星

2005年11月12日 | 続・江利チエミ(初期記事・後編)

この46年の禍はとても一言で語れるものではありません。

長兄の42歳というあまりにも早い死、そして9月3日の離婚会見... そしてあの横領事件です。しかし、あの義姉による事件を私たちが知ったのは,翌年の昭和47年1月26日のことです。財産横領で告訴したことを公表したのはその時でした。
>預けた実印の不正行使により自宅を二重抵当に入れられたほか、現金やダイヤなども持ち出され・・・この忌まわしい事件のことは前掲を参照ください。 http://blog.goo.ne.jp/udebu60827/e/b669de8109e77a4f882fb8d3c24cb561

しかし...この事件が江利チエミさんに発覚したのは8月のこと... 自分の身内の起したことで迷惑をかけるわけにはいかない・・・ 
彼女は全てを自分ひとりで被る決意をしてしまう。。。のです。(旦那には相談しなかった・・・というのは、すでに彼は彼女の精神的な支えになっていなかったように私は思います。美化された昨今の報道に私は疑問を感じています。夫婦だったら「こんなときこそ、力になる」はず。それがせめても「男」にできることです。そうじゃなかったのですから、彼女の離婚は「決して間違いでなはかった」と思うのです。)

この時も...江利チエミさんは定期公演が待っていました。大阪/梅田コマ劇場6月公演 と 新宿コマ劇場11月公演 『チエミの白狐の恋』です。
この公演のことはつたない私の記憶よりも鮮明なKurichanさんのブログをご覧になってください!
http://plaza.rakuten.co.jp/kurichan2648/diary/200506180001/

常人なら耐えられるはずもない不運に見舞われた江利チエミさんでしたが、この記事のように「盲腸」で入院もしてしまうのです。しかし公演を控え、それを薬で散らして秋の新宿コマ公演に臨みます。そして、見事芸術祭優秀賞を受賞しました。
今から思えば、もっともっと体を大事にして欲しかったですが、チエミさんの『不死鳥物語』はここからまた佳境に入っていきます。
翌年の47年には、同じく新宿コマ公演の2部構成からなる公演の歌のステージ【お芝居は『恋ぐるま』(原作/みずぐるま)】~「72年 チエミ秋に歌う」で芸術祭優秀賞を連続で受賞します。

また舞台では翌年「春香伝」もヒットします。この舞台の成功により韓国政府より「友好記念賞」受賞します。
この48年にはテレビにおいても多くのレギュラーをこなします。
5月からは現/テレ朝でドラマ「黄色いトマト」木曜日21:00~21:55
TBS「みんなで歌おう’73」司会を務めます。毎週水曜日にチエミさんの歌が聴けるのは嬉しかった!
日テレ「スターアクション」紅組キャプテンのレギュラーも... ジェスチャーの現代民放版のこの番組ではチエミさんの喜劇人としての魅力もいかんなく発揮されていました。
そして、昭和49年... 「酒場にて」のリリースとなるのです。


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4 コメント

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何て 凄い人。 (よっちゃん)
2005-11-12 18:27:07
本当にこんなに不幸が続くと 参ってしまうのに 仕事をし続けた「チエミ」さんは凄いです。でも 活動をしていることが 自分の支えになっていたのでしょうね。



しかし、素の自分に戻ると 孤独で 「お酒」に溺れていったのでしょうか?離婚しなければ もっと違った人生になっていたかもしれませんね。憎み合って別れたのではないから 余計に そんなことを考えてしまいます。
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真面目すぎたようにも・・・ (う--でぶ)
2005-11-12 21:36:50
チエミさんの本質は男から見て「凄く女性的」に感じますが... それは「間違え」で(世の女性を敵に回すような表現になりますが)女性のしたたかさ...みたいなものをもっていなかったように思えるのです。潔すぎる... そんな風に思うのです。

これだけ訂正させて下さいネ...

 お酒に溺れて…じゃないと思いますヨ。

何故ならお酒は目一杯強かったそうですから...

   半端な量じゃ酔わなかったと聞きます。

しかし、たしかにお酒が強かったことは身体には良くなかっただろうと(私も実感として)思います。

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孤独 (twig)
2005-11-13 11:54:54
そう、お酒に溺れることはありませでした。なにせ、強いのだから。



よっちゃんさんが言われる様に仕事が支えだったのですね。また、仕事があったからこそその苦しみを乗り越えていけたのでしょうね。



でも、離婚したことがよかったと私は思います。



あるテレビ番組で、「最後には素敵な方とお付き合いされていましたね。とっても優しい方で、わたしはその方を知ってますが」と誰が話してましたけど。



でも、週刊誌の記事では、

「亡くなるその日もベロベロに酔っぱらって帰宅した姿を同じマンションの住人が目撃」とか「孤独死」といったものが多かった様に思います。

その方が記事としてはおもしろいからでしょう。

先日の舞台「テネシー」でもラストちかくで、 チエミさん役の島田さんがお酒によってふらふらして帰宅するシーンがありました。これは全く事実ではありません。なぜなら亡くなる直前に チエミさんと電話で話をした人がいるのですから。

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そうかも知れませんね... (う--でぶ)
2005-11-13 21:14:41
>最後には素敵な方とお付き合いされていましたね。とっても優しい方で、わたしはその方を知ってます...



年下のもの凄くカッコいい人... と「どなたか」がいわれていたのを私も聞いたことがありますヨ。



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