ゆ~たん音楽堂

ドキドキ&ハートフルな音楽と仲間を探して
東奔西走!
音楽ディレクター ゆ~たんの日常。

スタジオでのエキサイティングな日々。

2008年01月17日 07時34分42秒 | Daily Life
蜷川幸雄と「さいたまゴールド・シアター」の500日―平均年齢67歳の挑戦 (平凡社新書 400)
橋田 欣典
平凡社

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1月16日(水)定例のミーティング。せっちゃんはまだヘルシンキ。昨日はピロコと愛ちゃんといろいろ話す。今週は毎日、午後の時間帯はスタジオなので、朝は始発バスに乗って事務所でデスクワーク。だいたい朝7時10分には事務所に到着して、午前はメールを書いたり、校正をしたりしていると時間いっぱいになる。昨日のテーマはレコーディングの進捗とそろそろ佳境を迎える編集作業のこと、あと愛ちゃんの就職活動についてのアレコレ。■愛ちゃんと話していて、なんといっても驚いたのが、今、学生が就職するには、就活ナビとかいうものに登録をして、そこからエントリーをするということ。で、そこに出したシートでまず第一段階の選抜があり、次のステップ(筆記試験、面接)に移っていくらしい。「ゲッ、就職活動って直接会社に申し込むんじゃないの?えっ、就活って10月まで、しちゃいけないんでしょ??」ここで坂元を笑ったあなた、あなたはちゃんと時代についていっています。「えっ、ウソ。そうなの」と坂元と同じ反応をされた方、まだまだ20世紀を坂元とともに生きていらっしゃいます。「坂元さん、就活スタートの時期って私たちが学生の頃に変わったんですよ」とピロコ。かなり前か(汗)。しかし、僕たちの頃(といっても一度も就職のための試験を受けたことはないのだけど)とは隔世の感がある。仕事を得るのにも、いろいろと時代のスタイルがあるんだなぁ。■愛ちゃんもそんな中で、いくつかエントリーシートを出す時期となったらしく、かなり焦っているらしい。ま、そんな風には見えないけど。「いくつ受けるの」と聞くと、「10社くらいです」と愛ちゃん。ただ愛ちゃんの目下の悩みは、自分がやりたい仕事が、つまり興味が多岐にわたっていて、いまひとつ「これっ!」と定められないところだという。まぁ、でもそれは仕方ないと思う。だいたい僕たちが学生の頃よりも、職種自体が多様化され、細分化されているだろうし、仕事をするというスタンス自体も変化を遂げている。きっと僕も今、学生だったら迷うだろう。だから迷えるうちは迷った方がいい。それが学生の特権だからね。でも今では就活そのものの時期が半年も早まっているわけだから、その時間的余裕も失われているわけか、学生もツラいね。■大学の入学式の時、もうすぐなくなる「ピラミッド校舎」で、後に僕の指導教官をして下さった加藤泰義先生が「大学というところは、学校の中での勉強が半分、外での勉強が半分です」とおっしゃったことを思い出す。テツガク科なんてところに身を置いたためでもあろうが、先生はちゃんと自分の眼と足で世の中の空気をつかみなさい、と言われたのではないだろうか。この法則はもちろん現在の学生にも当てはまるのだろうが、今ではその「外での活動」が、入学と同時に「出口=就職」を意識したものになっているような気がしてきて、ちょっと考え込んだ。

*写真の本は昨日コメントを下さった共同通信の記者、橋田欣典さんが書かれた本。「2年近く取材していて思ったのは「芸術は効率ではないけれど、なぜか生き残る」と橋田さん。


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2 コメント

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いやいや! ()
2008-01-18 01:28:24
見えないかもしれませんが、焦ってるんですよ!
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感謝です (橋田です)
2008-01-19 09:38:59
掲載ありがとうございます。今後ともよろしく。時々遊びに来ます
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