つれづれブログVer・NEW

その日の事、今気になっている事など取り上げていきます。

7月始まりのアニメ番組について

2016年09月09日 | 日記

7月始まりのアニメ番組を記事で取り上げるには遅すぎる感じもありますが、書かないと10月始まりの作品に食い込んでしまうので書こうと思います。7月始まりの作品で面白いと思ったのは「モブサイコ100」「斉木楠雄のΨ難」「甘々と稲妻」の3つです。

3つの内超能力者が主人公という感じで題材が同じような感じですが主人公の置かれている境遇が全く違うしモブの方は強大な超能力を持った主人公茂夫(モブ)の超能力を使った戦闘シーンが多いのに斉木楠雄の方は主人公が強大な超能力を持っているのは同じだけど、楠雄がそれを疎ましく思っており普通の人間になりたいと思っておりなるべく普通の高校生であるように振る舞っているのにあるように振る舞っているのにそれができずに個性的なクラスメートが関わってきたり、騒動に巻き込まれるのが面白いと思います。

両作品とも主人公の対しての理解者というか相方的人物がいてモブの場合は師匠とモブの間で呼ばれていて頼りがいのある大人でいいキャラだと思います。楠雄の場合は楠雄が唯一他人の思考が読めない人間であり、なるべく他人と関わる事を避ける楠雄に対して普通に接してくるのが意外であり楠雄の事を「相棒」と呼んで友人として付き合っていて本当に関わりたくないのなら楠雄も相手にしないだろうし相手の思考が読めない事が他の人間にはない事だしそれを含めて楠雄は楽しんでいるのかなと思います。

「甘々と稲妻」は唯一のSF要素が無いほのぼの親子料理物作品で娘役が子役で演技も子供ならではの味のある演技をされていていいと思いました。話の中心は父親の公平と娘のつむぎの親子の絆とやり取りですが、もう一つの中心が毎週料理を作る事なので料理を作る所がリアルに描写されていて観ていてお腹が空いてくると言うか実際にこれを作ってみようと思ったのもありました。豚汁の回は観た後に自分が食べたくなったのもありましたが、夕食に何を作ろうか考えていた時に甘々と稲妻を思い出したので豚汁を作って食べようと思い、夕食のおかずで作って食べました。

7月始まりの作品で3つ面白い物をあげてみましたがモブと甘々と稲妻はそろそろ終わりという事で2クールも無いのが残念でしたが、斉木楠雄はまだ続くようなので楽しみに観ていきたいと思います。今回の記事で再放送で見ている作品にも触れようと思ったのですが新作が思ったより書く事が多かったので次回の更新で分けて書こうと思います。


8月が終わりましたが

2016年08月31日 | 日記

コミケ前に記事を書いてからまた間が空いてしまいました。今年の夏コミについてはツイッターでつぶやいていましたが、文字数の事もあって書き切れていない物もあったので改めてブログで書いていたら思ったより長くなったのでまだアップできていないので書き上げてしまおうと思います。

今年の8月も猛暑で夏コミの日はどうなるかと思っていたら当日は思ったより涼しかったので良かったです。詳しくは夏コミ記事で触れますがまだ書きたい記事があるのでダラダラしないように文章を書きたいです。

9月も残暑が厳しいとの事なので体調に気を付けてブログ記事をなるべく多く更新したいです。


今年の夏コミ

2016年08月12日 | 日記

夏コミに行く前に、今年は猛暑だから暑さ対策を充分にした方がいいと記事で書きました。
8月12日のコミケ一日目は朝起きた時は涼しくて最寄り駅に着くまで歩いてもそれ程暑いとは思いませんでした。暑くて日差しが厳しい時は日傘を持ち歩いているのですが日傘も不要な位でした。

東京ビックサイト最寄り駅の国際展示場駅に着いても曇っていて日差しが無かったので会場入りも楽でした。今回の目当てはアニメ全般だったので東1ホールでした。スペース周りをするのに歩き回る距離が少なくて良かったです。
目当ての一つであったおそ松さんはスペースで言うと壁のAとB~Eで2月の申し込み時点でかなりのサークルさんが申し込まれていたのだなと思いました。早い内におそ松さんのスペースの方をまわる事ができたので混雑する前にチェックしていたサークルさんを見る事ができました。一旦まわり終えて離れた所からおそ松さんスペースのB~E地区を見たら11~12時頃に混雑のピークになっていたようでした。

1時過ぎにまたおそ松さんスペースに行ってチェックしていたのにスペースをまわりそびれていたサークルさんがいたので立ち寄って買わせていただきました。一時を過ぎた頃になってもおそ松さんスペースの辺りは賑わっていてテレビシリーズが終わってもまだまだ勢いは落ちていないなと感じました。二期もすぐではないけれどその内あると思うのでしばらくは勢いを保っているのではないかと感じました。冬コミからおそ松さんが独立コードになるそうなのである程度のスペース数は保っていくのではないかと思いました。

おそ松さんはコスプレもバラエティーに富んでいてテレビシリーズで良く着ていたパーカーはもちろん、ムック本の書き下ろしイラストのマフィア六つ子もあり、へそくりウォーズのイベント「マツノクエスト」のレンジャー一松も見掛けました。

それと水兵セーラ服の六つ子イラストもアニメージュで8月号で発売されたのキャラデザの浅野さんが描かれた表紙イラストだったのでその衣装のチョロ松と一松のコスプレをされた方が二人で歩いていたので盛り上がってきてからの初コミケで色々なコスプレをした方を見る事ができました。冬コミも行く予定なのでどんな六つ子コスプレの方達がいるのか楽しみです。

帰りも風が吹いて涼しくて、夏コミで暑い時もあるけれど、今年は割と気温が低めで過ごしやすかったのは良かったです。


猛暑とコミケ

2016年08月08日 | 日記

7月13日の記事からブログの記事もしばらく書いておらず、更新の間隔が開いてしまいました。

12日から3日間夏のコミケが開催されますが、最近の連日の猛暑で当日がどのような天気&気温になっているか気になります。私は89年の冬コミからコミケに行くようになって暑さが身体に影響を及ぼすようになってきたと感じるのは2010年代に入ってからだと思います。

92年のいわゆる「ジェノサイドコミケ」の時も相当暑かったと記憶していますが、長くいる事ができなかったのとかなり昔の事で記憶が曖昧な感じです。2011年の夏コミも暑かった覚えがあり飲み物や冷える物を持って行きました。その後でサンライズフェスティバルのトルーパーナイトがあってテアトル新宿で一夜を過ごすので着替えも必要になり荷物が増えて一般で来ていたのに荷物が多くて大変でした。

今年も猛暑かは分かりませんが、一日に飲む水分等の準備は必要だし当日に必要な物は揃えて万全な体制で参加したいです。


生まれてから40年経って

2016年07月13日 | 日記

毎年7月13日には誕生日で記事を書いていました。今回は前から書いていたように区切りに当たる年というかタイトル通りの40歳になってから最初の記事になりました。10年前の30歳になった時は母が亡くなってから1年経っていなくてまだ立ち直れなかった頃でした。それでその当時の記憶はあまり無くて漠然と30になったという感じでした。

それから10年経って40になった訳ですが今の所実感があるという事でもなくただ書類に書き込む年齢の所に30台じゃなくて40と書き込むようになった事や毎日使っている体重計の設定を一歳増やしたとかそんな感じです。7月12日から13日に変わって急に物事が変わる訳ではなくこれから変わっていくものは変わっていくのだろうと思います。

88年の12歳の時に見ていた作品やその作品から派生した作品に40歳になって好きでいるとは当時思わなかったし、大人になればアニメ等も見なくなると思っていたけれど、今でも観ているので当時の自分が思っていた事とはまるで正反対の事になっているのが自分の思い描いていた未来と真逆で、今思えば自分が楽しいと思う事ならば別に止める必要はないと思います。

今まで書いてきたけれどこれといって自分に変化がある訳ではないのでこれからもペースはまちまちで更新は遅いかもしれませんが変わらずにブログの記事更新をしていきたいです。同じ日に誕生日を迎えた父も細かい不調はありますが、まだまだ元気で74になっても私より元気じゃないかと思う程です。母が63で逝ってしまったのでその分生きると意気込んでいるので当分大丈夫だなと感じました。

当の私はというとさすがに昔に比べると無理は利かないなと思うようになってきたのでこれから梅雨明けしたら今よりずっと暑いので体調を崩さないようにしようと留意しています。


6月が終わりましたが

2016年06月30日 | 日記

年が明けて半年が経ち、6月が終わりました。今年に入ってから長年使用していたペンネーム・ハンドルネームを弘野広樹からひらがなのこうのひろきに変更して15年目の活動で変化があったと思いました。

去年から度々記事にしていたおそ松さんはテレビシリーズの感想をまだ書いていない回もあるのでそれについてはじきに書いて上げようと思います。その他についてはこのブログ上ではメインで取り扱わずにツイッターでへそくりウオーズの事や新作動画について触れていきたいと思います。
おそ松小説もブログで2作書いてアップした作品についてもこれからブログ以外の場所で続けて書いていきたいです。日記的な記事と並行してトルーパーについては新しい情報に付いてあれば触れて行きますし、ブログに載せているSSも書き上げ次第新作を載せていきます。


スーパーロボット大戦V発表~ハサウェイとマイトガインとヤマト~

2016年06月15日 | ゲーム新作情報他

6月4日にスーパロボット大戦25周年イベントが開催され、そのイベント中に新作が二本発表されました。
一本はオリジナルジェネレーションのシリーズ、もう一本は去年発売されたスパロボBXから一年経たない内に発表されたスパロボVです。Vというのはvoyageという意味で新たな航海に出るという意味もあるようです。

今回の参戦作品も今まででは考えられなかったものもあり、タイトルに挙げた閃光のハサウェイ、勇者シリーズとしては2作目に参戦のマイトガイン。人型ロボットメインではない宇宙戦艦ヤマト2199が参戦、他にもクロスボーンガンダムの後のシリーズやクロスアンジュ・真マジンガーZEROVS暗黒大将軍もありますが、その三作はこのブログ的にはあまり関連がないので名前を出す程度です。

私がスパロボ新作の話題で注目したのは、今まで出なかった閃光のハサウェイのマフティー・ナビーユ・エリンとしてのハサウェイと人気があって要望があったのにも関わらずスパロボに出られなかったマイトガインとロボットメインではなく戦闘機と戦艦がメインの宇宙戦艦ヤマト(日曜五時にTBS系列で放送されたリメイク版)です。


スパロボでこの三作が使えるというだけでも今までは考えられる事で無かったのですが(マイトガインは勇者シリーズでタカラ版権のゲームでしか出す事ができず、タカラがゲーム制作から撤退してからバンダイでゲームに出せるようなったとの事)

それと同じ位に注目しているのは、最新のゲームで佐々木望さん、中村大樹さんが新しく出演される事とスパロボBXのガンダムAGEで出演作が参戦したのに後の世代のみだったのでゲームに出なかったウルフ・エニアクル役の小野大輔さんが出演されるのが嬉しいです。

ヤマト2199参戦は正式にイベントで発表された日に小野大輔さんと神谷浩史さんがパーソナリティをされているラジオ番組「DearGirl~Stories~」での番組内企画で小道具でバズーカを使う回がイベントの日でその時に小野大輔さんが嬉しそうにヤマトで登場する波動砲の台詞を言っていたのでこれは何かあるなとは思っていましたがまさかスパロボでヤマト参戦とほ思わなかったので意外でした。
スパロボVは発売予定が来年との事なのでプレイできたらしてみたいと思います。


関東は梅雨入りしましたが

2016年06月06日 | 日記

5月のブログ記事を更新する前に6月になってしまい、関東地方は梅雨入りしました。少し前は夜間に室温が30℃になる暑さだったのに梅雨入り前後は夜もだいぶ涼しくなりました。
これから7月の10日前後まではそれ程暑くならず楽になると思いますが梅雨明けになると真夏になって辛いので体調の管理はきちんとしなければと思います。

ツイッターと一つ前の記事ででつぶやいていた5月24日の六つ子誕生日記念、チョロ松メイン小説は書き上げてからアップするまで時間が掛かりましたが予定日だった5月24日の記事としてアップしました。
遅れに遅れてしまいましたが、3月の話で出せなかった3人を書く事ができて良かったです。

少し前にスーパーロボット大戦25周年記念のイベントでスパロボの新作が発表されて来年PS4とVitaでスーパーロボット大戦Vというタイトルで発売されるとの事です。詳しくはスパロボBX一周クリアの感想と共に書く予定なので次回更新の時に書ければと思います。


5月も終わりですが

2016年05月31日 | 日記

ツイッターの方では割とつぶやいていたのですが、ブログの方では5月は記事更新していませんでした。ブログで記事を書くとなると長文記事を書きたくなり一つ書きかけの物があるのですが、他にもしなければならない事があったのでツイッターで細かくつぶやく位しかできませんでした。サンライズフェスティバル2016は今の予定では今年はトルーパーの上映予定は無いようで、最後まで決まっていなかった8月12日も無限のリヴァイアスに決定して今年はトルーパー上映の予定がない事が確定しました。

今の所トルーパーの話題がないのは寂しいですが現行作品や終わったばかりの作品でないので仕方がないかと思います。ツイッターで書いていた5月24日のおそ松達六つ子の誕生日記念のチョロ松メインの小説も少し前に書き上げてブログに載せるつもりでしたが、それも優先順位が下がってしまってアップするのがもう少し先になるので予定していない所で用事が立て込んでしまった感じです。


「誕生日」(おそ松さん・チョロ松メイン短編)

2016年05月24日 | 他ジャンルSS

5月24日、それは僕ら六つ子の誕生日だ。僕らは六つ子という特殊な存在だから兄弟といえど同じ誕生日なのは当たり前なんだけど、普通では殆ど無い事なのでなんだか変な感じだ。

誕生日当日には各自プレゼントを買って交換するのでそのプレゼントは用意してあるのだ。でも僕はそれとは別におそ松兄さんに個人的に何かプレゼントをあげたくて外に出て探しに行ってみようと思った。
いつも履いている緑の靴を履いて僕チョロ松はおそ松兄さんが喜びそうな物を探しに出掛けた。家を出て少し歩きながら考えてみても意外とおそ松兄さんが何を欲しがっているのか思い付かないなと感じた。趣味は競馬・パチンコ・麻雀のギャンブルばかりだし、好物も焼きそばとかチャーハンだ。こんな時にプレゼントとして喜ばれる物、として何があるのかと思ったら実は何もないんじゃないかと思うと僕はおそ松兄さんの事を知っているようで知らないのだと思ってきた。

思考をぐるぐる巡らせながら歩いている僕の目の前に野球をしに行った帰りの一松と十四松が歩いてきた。
「あっ、チョロ松にーさん!散歩っすかー!」
「ハロワ帰りじゃないみたいだけど、何か用事であるの、チョロ松兄さん…」
「一松、十四松ちょうど良い所で会ったよ。ちょっと付き合ってくれない?」
僕は二人が僕の話を聞いてくれるのではと思って声を掛けた。
「ぼくスタバァに行きたいな~!一松にーさんもそう思うでしょ?」
「そやな。十四松さんがそう言うのなら行きたいですな~」
一松も十四松も笑いながら僕に言った。

「ちょ、ちょっと待って二人共。僕のおごりでスタバァなんて高くなっちゃうから他の場所でねっ」
僕は慌てて二人に言った。
「チョロ松にーさんに高いお金払わせる訳にも行かないから、どこでもいいっすよー!」
「まあ、確かにチョロ松兄さんそんなにお金無いしね。付いて行くよ、僕ら」
僕らは少し歩いた所にあったファーストフードの店に入り、空いているテーブルに座った。
「二人とも、好きなの頼んでも良いよ」
「じゃあ、ぼくはコーラフロートが良いな!一松にーさんは?」
「そうだなあ…。俺も十四松と同じでいいや」
「分かった。買ってくるからちょっと待っててね」

僕は二人を待たせるとカウンターに行き注文をして三人分の飲み物をテーブルに持って来て置いた。
「チョロ松にーさんはアイスコーヒーっすか?」
「うん、そうだよ。ちょうど冷たいコーヒーが飲みたくなってね」
僕は十四松に聞かれて、そのまま返事をした。
「チョロ松兄さん、俺達に話があるんでしょ。何?」
一松がコーラフロートを手に取って言った。

「ああ、そうだ。話というのは誕生日プレゼントをおそ松兄さんにあげようと思ったんだけど、僕一人じゃ良い案が浮かばなくてね。それで一松と十四松にアイデアでも出してもらおうかと思ったんだ」
「そういう事だったらいくらでも協力するよ。ねっ、一松にーさん!」
十四松がコーラフロートを美味しそうに食べながら言った。
「ま、まあチョロ松兄さんにおごってもらったし、俺が役に立つのなら手伝いはするけど…」
一松も多少歯切れが良くなかったが、一応返事はもらえた。

「それじゃ早速聞きたいんだけど、おそ松兄さんの欲しい物って何だと思う?」
「なんだろう…。そう言われてみたら確かに思い付かないかも…。好物みたいだし、強いて言えばにぼしかな?」
「こういう時におそ松兄さんににぼしプレゼントしてどうするの。十四松、おかしくない?」
十四松も一松も僕の聞いた事についてはっきりとこれと言えないようだ。
「困ったね…。もう少し考えてみようか。やっぱり一番おそ松兄さんがもらって困らないとしたらお金になるんだろうけど、それじゃプレゼントとしてはおかしいと思うし、第一僕はそんなまとまったお金は持ってないしな…」

僕は二人に言うのと、独り言の中間のような感じで考えを整理しながら言っていた。
「じゃあ、ぼく言っていーすか?ぼくらにできるのならごちそうを作って振る舞うのはいいと思うんだけど…」
「十四松、それいいんじゃない。物より思い出という事もあるし」
一松は珍しく十四松の意見に素早く反応した。
「ごちそうは良いアイデアだと思うけど、予算は大丈夫かな。一応僕もバイト入れるつもりだけど」
「それにさ、俺達十四松の言う『ごちそう』って作れるの?そこが気になるんだけど…」
一松は怪訝そうな表情で僕と十四松を見た。
「大丈夫っすよにーさん達、僕母さんに付いて手伝ってるから大抵の物は作れるから!」
十四松は嬉しそうに僕らに言った。
「そうだね。十四松がごちそうの方をやってくれるならメインで頼んで、僕は材料費の工面とか他にやる事をやるよ。一松は十四松を手伝ってあげて」
「了解。チョロ松兄さん」
「十四松。メニューが決まったらもう一度打ち合わせしよう」

数日経って、十四松がメニューを考え終えたというので僕と十四松は打ち合わせに使ったファーストフード店に来ていた。飲み物を注文し、僕と十四松はテーブルに着いた。
「チョロ松にーさん、メニューこんな感じでいいかな?」
十四松は僕に当日のメニュー案を書いたノートを渡した。ノートを受け取り、一通り読んで十四松の考えてくれたメニューなら大丈夫だと感じた。
「いいね、これで行けるよ。十四松、ありがとうね」

僕は笑いながら十四松にノートを返した。
「わかった、じゃあこれで行くね」
前日の準備の事など十四松と打ち合わせをして、食料の買い出しは一松も一緒に行くように決めた。

23日、誕生日の前日僕らは普段買い物に行くスーパーを避けて少し遠いスーパーに行った。荷物は少し重かったけど、なるべく見付からないようにするにはこうするしかなかった。持ち帰った材料は予め話しておいた母さんに置き場所を確保させてもらっていた。
24日当日、朝食を済ませた僕らは外出したふりをして一旦家を出て家を空けて他の三人が外へ出たのを確認してまた家に戻ってきた。
「今日はみんな外出したね。にーさん達」
「おかげでこっちはやり易いけどね、十四松」
「一松も十四松も喋ってないで。作業進めるよ」
僕らは台所に入り、予め決めた手順と持ち場に付いてお昼に間に合うように作業を進めた。
作業は順調に進み、時計が12時を回る頃には終了していた。

ちょうどその時、玄関の戸が開いて誰かが帰ってきたのが分かった。
「ただいま~。今帰ったよ」
声の主はおそ松兄さんだ。
「みんな。まだ僕以外の人間がいるか分からないようにしてね」
「うん」
「分かった」
僕は居間に行き、おそ松兄さんに声を掛けた。
「お帰り、おそ松兄さん」
「今チョロ松しかいないの?腹減ったんで一旦切り上げて昼飯食べに帰ったんだけど」
「僕しかいないよ。ところでお腹空いてるんでしょ?美味しいものでも食べない?」
「おっ、いいね。お前が作ってくれるの?」
おそ松兄さんは身を乗り出しながら言った。
「ううん。僕がじゃなくて、僕達が、だけどね」

僕が合図をすると一松と十四松が居間にやってきた。
「あれ~。お前らいないんじゃなかったのか?」
「チョロ松にーさんにいない振りしろって言われて隠れてたんだ!」
「俺も同じ」
「それで、もうお昼のごちそうは出来上がっているんだ。僕らがおそ松兄さんに食べてもらおうと思って」

僕は居間のふすまを開いて台所のテーブルに並んでいる料理をおそ松兄さんに見せた。
「すっげー!何、これチョロ松達で作ったの?えらく手の込んだの作ったな」
おそ松兄さんは僕らの作った料理を感心しながら見ていた。
「でもさ、これおれ一人じゃ食べ切れないよな。みんなで一緒に食べようぜ!」
おそ松兄さんは笑いながら僕らに言った。
「いいの、おそ松兄さん…?」
「そんなのいいに決まってるだろ?一人で食べてもおいしくないぜ!」
「それじゃあ、僕らも一緒にお昼にしよう。あ、あと僕からプレゼントなんだけど」

僕は前に買ったプレゼントをおそ松兄さんに渡した。
「お、チョロ松がくれるの?サンキューな。包み開けていい?」
「もちろん、構わないよ」
おそ松兄さんは包みを開けてプレゼントの中身を見た。
「これ、小物を入れるポーチか?ありがとうな、チョロ松大事に使わせてもらうぜ」
おそ松兄さんは僕が選んだ赤いポーチを持ってご機嫌そうだ。
「喜んでもらって良かった。おそ松兄さんに何をあげていいか分からなくて」
「何をくれるって?そりゃ、お金がいいけど、それよりもおれは兄弟6人全員が一緒にいてさ、今みたいに楽しくやれればいいなって思ってるんだ。チョロ松、一松、十四松。今日は本当にありがとうな」
「おそ松兄さん、お腹空いてるんでしょ。ならもう食べない?」
一松がおそ松兄さんに促すように言った。

「一松の言う通りだなそれじゃ、みんな食べようぜ」
僕らは手を合わせていただきますと言い、同時にごちそうを口にしてそして、笑った。