つれづれブログVer・NEW

その日の事、今気になっている事など取り上げていきます。

9月も終わりですが

2015年09月30日 | 日記

結局、9月中に書いて来た遼&秀メインの小説が書いている内に長くなったので最後まで書ききるのを待っていると時間が掛かるので途中で一旦切って掲載したいと思います。

それと、9月中の記事として7月にゆだみえこさんに贈ったSSを掲載しますので読んでいただけたらと思います。


熱帯の島

2015年09月26日 | トルーパーSS

僕達が異世界、惑星サンライズに飛ばされてから雲海を渡る船アスタンテの乗組員として乗艦させてもらい船の雑用をこなしながら元の世界に戻る為の手掛かりを探す事になった。
  アスタンテには色々な世界から来た人が乗り込んでいて、今まで僕らが知らなかった事を知り合ってから聞かせてもらったりしていた。

  僕ら五人も元の世界に戻りたいと思っていても、この世界にいる限りは見たり聞いたりした事を身に付けて行きたいと思っていた。

  この世界では、僕らが持っている鎧よりも10メートル以上もある巨大ロボットでの戦闘が主で戦いに駆り出されるという事はそれ程無くて白兵戦の時やこの世界に来た身分の高い人の警護が鎧戦士である僕らの任務だ。

  それ以外の時は、船の雑用をこなしながら雲海から大陸に上陸した時の自由時間を使って元の世界に戻る手掛かりを探していた。

 「伸、ここにいたのか」
 征士が僕を捜して船の上部にあるラウンジに来ていた。
 「ちょうど今日の受け持ちの作業が終わってね。自分の事をする前に少し休もうと思ってここにいたんだ」
 「そうか。私も少し前に作業を終わらせた所だ。私達のような者でもアスタンテに置いてもらえるのはありがたいな」
 「僕らは確かに巨大ロボットの操縦はできないけれど、常人の何倍も力を出す事はできるから違った所で充分役立っていると思うよ。それに作業用のなら僕らも使えるようになったじゃないか」
 「伸の言う通りだ。私も必要に迫られてだが、作業用ワーカーの操作は覚える事はできたからな」
 「征士がワーカーの操作を覚えたなんてすごいと思うよ。僕、元の世界にいた時はそんな感じに見えなかったからさ」
 「私もそう思うよ。こちらの世界に来て変わったと感じる」
  征士が笑いながら僕に言った。

その時、大きくアスタンテがガクンと揺れて船のスピードが急に下がった。
 「どうした、伸?」
 「分からない。おそらく船に不調が起きたんじゃないかな?」
  僕らが二人で話していると、館内放送が入り、エンジンに不具合が起きたので着陸して修理すると言う事だ。
 「やはりな…。これはしばらく掛かりそうだな」
  僕らはその場に留まって次の指示を待った。
  アスタンテは陸地側を飛行していたので、そのままのスピードを保ちながらショックも少なく着陸した。
  また放送が入り、エンジン修理が思ったより時間が掛かるかもしれないという事で何日かここに留まる予定になると知らされた。

 「これは僕らではどうにもならないね」
 「ああ、私達はできる事をするだけだ」
  僕らがラウンジで話をしていると、遼・当麻・秀が僕らを捜してやってきた。
 「伸、征士。探したぞ。大変な事になったな…」
  当麻が僕らに言った。

 「でも俺達がここで集まっても、エンジンの不調じゃどうする事もできないぜ?メカニックの人がエンジンを修理してくれるまで待つしかないんだ」
  遼はつぶやくように言った。

 「俺が確かめたんだけどさ、食料とかはまだアスタンテの倉庫に余裕があるみたいだぜ」
 「それなら数日位なら慌てる必要はなさそうだな」
  秀が僕らに言うと、征士が納得したように返事をした。

 「ところで、みんな。外の様子を見に行かないか。いつもアスタンテに乗っていると中々降りられないだろ?」
 「それはいいな。こちらの世界の街以外は俺達には分からないからな」
  僕の提案に当麻が返事をした。
 「みんな、その前に艦長に外出の許可を取らねばならないだろう」
 「あっ、確かに征士の言う通りだね。忘れていたよ」
  僕は征士に指摘をしてもらってから気が付いた。

 「それじゃ俺が許可取ってくるからみんな待っててくれ」
 「分かった。遼、頼んだぞ」
  遼が僕らに声を掛けると当麻が返事をした。みんなで遼を見送った後、
 「遼が帰ってくるまで時間があるからお茶でもしようか」
 「そうしよう。俺達も今日の受け持ちの仕事終わらせてきてるし、休みたいな」
 「わかった。僕が入れてくるから待っててね」

  僕はラウンジに自由時間に飲んでいい備え付けのお茶を使って、遼以外の4人分のお茶を入れた。
 「伸の入れてくれるお茶は美味しいな。みんな一緒にこの世界に来て良かったと思うよ」
  秀がティーカップを持ってお茶を飲みながら言った。
 「それはそうだな。確かに、私がこの世界に一人で放り出されたらどうして良いものか分からなかった」
  征士も秀に賛同するように言った。

 「伸、まだ冷凍ケーキあったよな?」
 「まだあったと思ったけど。今食べたいの当麻?」
 「ああ、頭を使う仕事をすると甘い物が欲しくなるんだよ。でもしばらく停泊するとなると、俺が食べる訳にもいかないか」
 「今の所、一人1ピース位なら平気じゃね?お前の事だってみんな頭脳労働やってるって知ってるんだから気にしないだろ」
  秀が当麻に言った。

 「秀の言う通りだ。では早速食べるとしよう」
  当麻が秀に言われて嬉しそうに立ち上がった時、ちょうど遼が帰ってきた。
 「みんな!艦長からOKもらったぞ!そんなに長い時間じゃないなら大丈夫だって」
 「良かったね、遼。わざわざ行ってくれてありがとう」
 「そうと決まったら早く下に降りようぜ!」
 「あ、俺のケーキは…?」
 「そんなの後でいいだろう、当麻。ケーキは逃げないぞ」
  征士が笑いながら当麻に言った。
 「ま、まあそうだけどさ…」
  アスタンテの格納デッキに降りていく僕らの後を追う当麻は聞こえないように小さな声で言った。

  格納デッキ最下部から荷物等を搬入するハッチを通り、外に出ると空気が湿ってムッとした感じに思った。
 「なんだか、いつもより暑くないか?」
 「そうだね。少なくとも僕らが体感している気温より高くて、湿気も高い感じだよ」
  遼が僕に聞いてきたので返事をした。

 「この空気感と周りに自生している植物を見る感じでは、俺はここが地球で言う熱帯雨林気候なのではないかと思うんだ」
 「確かに当麻の言う通りなのかもしれないな。じっとりとして暑い」
  征士は普段見せないような、暑がる様子で行った。
  二人が話しているのを聞いてから改めて周りを見ると、自生している木がヤシの木に似た感じで、南国の植物のようだった。
 「おい、伸。アスタンテが着陸してる所って実は島なんじゃないか?」

  秀に言われて遠くの方を見てみると海岸線が長く続いていた。
 「僕が見た感じじゃそうみたいだね。みんな、とりあえず周りの様子は分かったから一旦アスタンテに戻らないか?」
 「そうだな。この服装では暑過ぎるから着替えた方が良いな」
  征士が僕の意見に賛同してくれた。
 「俺はさっき食べ損ねたケーキを食べるからラウンジに戻るよ」

  僕らは元来た道をたどってアスタンテに戻った。
 「伸。ちょっといいか」
 「何、征士?」
 「一旦戻ったら、またここに来ないか伸」
 「いいけど、どうして?」
 「この世界に来てから、中々伸と二人きりになる事が無かっただろう。こんな時だから一緒にいたいのだが、まずいか?」
 「そ、そんな事無いよ。僕だって征士と一緒にいたいよ…」
 「ならOKだな。楽しみだ」
  征士は嬉しそうに僕の顔を見ながら言った。
  アスタンテに戻って五人それぞれに行動する事にした後、僕と征士はまた艦外に出る事を報告した上でさっきと同じ場所に戻ってきた。

  僕と征士は普段の長袖から一枚脱いで半袖で海の側にいた。
 「さっきは着込んでいたから暑かったけど、少しは涼しい感じだね征士」
 「伸程ではないが、海というのは良いものだな。こちらの世界に来て船に乗り込んでいる事が多いとそう感じるな」
  征士は海からの風を受けて気持ちよさそうだった。
 「うん、海は良いよ。元の世界に戻るとか色々難しい事もあるけれど、海を見てると一瞬でも忘れられそうな気がする」
 「今の伸はいい顔しているな。私もそんな伸を見ていたら心が落ち着く気がしたきたよ」

 「もう、泳いじゃお!」
  僕は着ていた服を脱いで、下着姿になった。本当は全部脱ぎたかったけど、アスタンテの乗組員の誰かが来るかもしれないしこれで良いかとなと思った。脱いだ服を畳んで置き、そのまま海へ入った。
 「伸、私も入るから一緒に遊ぶか?」
 「征士も来るの?良いけど君もなんて意外だね」
 「たまの息抜きだ」
  征士も着ていた服を脱いで下着姿になり海に入った。
 「気温は高いけど、水に入ると気持ちいいよね」

 「確かに伸の言う通りだ」
  征士はそう言いながら海水をすくって僕に掛けた。
 「あっ、冷たい!やったなー!征士」
  僕も負けじと征士に海水を掛けた。
 「伸、まさかこんな時が来るとは思わなかったが、水着があれば良かったな」
 「そうだね。今度どこかの港に着いたら、水着を買いに行こうよ」
 「船内で働いたりしてお金はもらっているからな。それ位はなんとかなるだろう」
 「征士、僕思い付きで脱いじゃったんだけど、これって帰りずぶ濡れだよね?タオル持ってくるの忘れたし…」
 「そう言われてみればそうだ。帰るまでだからそれ位は我慢しよう。突発的な事だ」
 「じゃあ、もういいや、泳ぐよ!」
  僕は頭まで海水を被ってそのまま海で泳いだ。海で泳ぐのが戦いに入ってから久しぶりだったので心まで洗われるような気持ちになった。
  ひとしきり泳いでから征士を待たせるのを悪いので海水を被った身体のまま服を着て二人でアスタンテに戻った。

  他の3人は僕と征士がずぶ濡れだったのを見付けてどうしたのかと聞いてきたが訳を話したら分かってくれた。
  みんなに伸らしいなと言われたのでそんなに僕らしかったのかなと感じた。

  いつ元の世界に戻れるか分からないし、急にまた元の世界に戻っているかもしれないので僕はこの世界でなすべき事をしていくだけだと思った。


おわり


 あとがき
 この作品を書いたきっかけは、今度発売されるスーパーロボット大戦BXで塩山さんがキャラクターデザインをした機甲界ガリアンが初登場するという事でトルーパーもスパロボは無理だけど、何かまたゲームで出て欲しいなと思って久しぶりにサンライズ英雄譚の世界観で書いてみました。メカ物のアニメならどこかで出る機会はあるけれど、等身大ヒーロー物となると星矢以外だと途端に苦しいというのはなんだか不公平だと感じています。
まだ英雄譚物で書いていないのものがあるのでそちらの方も書き上げたいと思います。

 

私の退院祝い?に、誕生日にいただいた小説です。トルーパーとスパロボの関係が書いてあるので、あとがきもそのまま掲載しました。しばらくぶりですがどうもありがとう。英雄譚以降、トルーパーがゲームとして復活する道は厳しいですねー…。ゆだみえこ

ちゃうさぎブログ掲載時のあとがき ここ最近ゆださんに差し上げていなかったと思っていたら、4年ぶりだったのでそんなに書いていなかったのかと思いました。(^_^;)ゆださんのおっしゃる通り、トルーパーゲームは最後のswwから12年出ていないのです。ガリアンもスパロボBXで久しぶりに出た感じですが、(勇者シリーズのブレイブサーガにゲストで出ているかもしれませんが)トルーパーとなるとゲームで新作はヒーロー物のクロスオーバか単体物になるので本当に厳しいと思われます。

2000年代の頭にトルーパーを世界観の想像の余地がいくらでもある英雄譚シリーズに出してもらって今更ですが当時のスタッフの方には感謝です。これからも英雄譚シリーズを下敷きにした新作は定期的に書いて行くつもりですので見ていただければと思います。

 


中々進まなくて更新できません。

2015年09月21日 | 日記

以前から秀と遼の8月~9月の誕生日記念の小説を書いているのですが、思ったより長くなってしまい予定より遅れています。

7月にゆださんに贈った征士と伸メインの小説がゆださんのサイトで掲載されたのでその前に書き終えてアップしたかったのですが、間に合わなかったので書き終え次第アップしたいと思います。
シルバーウイークに突入してから天気が良くて出掛けるにはちょうど良いと感じます。私は予定がありませんが、気候が良いと調子が良いので大型連休に天気が崩れなくて良かったと思います。


最近気候の話題が多いと思いますが

2015年09月11日 | 日記

台風が17・18号と日本列島に上陸、接近した後の関東地方を襲った大雨で北関東の茨城と栃木に被害を出した後に東北の宮城にも大きな爪痕を残していきました。

去年も広島県で大きな土砂崩れがあったけれど、今年は関東と東北で大雨に関連した大災害になるとは思いませんでした。地球の気候そのものが変動している時期で気温や海水温が上がって大雨や台風の勢力が強くなっているので毎年今まで類を見ない気象現象が起こりうるというのなら、これから毎年そのような状態になりうるとして対策をし、防災を等に生かしてもらいたいと感じます。

今までの内容が記事にするのに比較的難しい事だったので書くのが遅くなってしまいました。この記事をアップした前にようやく夏コミの記事をアップしました。思いの外時間が掛かった割にはコミケの内容のみで終わらせたので一日をきちんと書いて後程記事を書きたいと思います。

次回更新予定はサンフェス記事ですが、遼&秀のSSの方も進めて行きます。