『天国の涙』の公演レビューです。
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ジュンスが涙をぬぐった、1500の観客の前で
[公演レビュー]『天国の涙』
シアジュンス(本名キムジュンス)の目元があふれそうになった。
創作ミュージカル『天国の涙』の開幕日の今月1日、カーテンコール時に
主人公'ジューン'を演じたジュンスは涙をぬぐった。
国立劇場1500席あまりには厳粛さまで漂った。
ジュンスは"開幕前日までのシナリオを直し、動線を修正して私もとても緊張していた。
最後に拍手の音を聞くと万感が交差しており、素顔を観客にお見せする感じだった。
これからも舞台ではずっと素直になりたい"と伝えた。
ジュンスの感激の涙と一緒に、今年のミュージカル界の最高期待作の『天国の涙』がスタートを切った。
◆成長と陣痛の間=ジュンス、ファンたちの誠意は限りがなかった。
ジュンスが出演する日には'シャトルバス'という名前のバスが
公演2時間前から20分間隔で会場と地下鉄の駅を行き来している。
南山の中腹に位置し、国立劇場の不便な交通環境を少しでも改善しようと
シアジュンスファンクラブが直接運営している。
『天国の涙』本格的練習に入って以降には当番を決めて、一日も欠かさずに、
すべての俳優とスタッフにお弁当を回ったのも、ジュンスのファンである。
パンフレット·CDなどの公演記念品の販売台に長い列が立つことも、
他の公演ではなかなか見られない風景である。
ジュンスが出演する日には一日売上額だけでも1000万ウォンを遥かに越える。
最も人気のある品目はジュンスが公演の時に着けていたのと同様に作成された
'軍番号列のネックレス'と言う。
熱烈な支持のおかげだろうか。 ジュンスは、一層成熟した姿だった。
昨年のミュージカルデビュー作『モーツァルト!に比べて感情移入が良く、
動きには余裕がにじみ出た。 ヒロイン『リン』との濃いキスシーンが見られる時は、
客席からも感嘆の声の音が染み出てきた。 訴える力が濃厚な声には吸引力があった。
今までの歌詞が正確に耳にとどかないという点は依然として惜しかった。
『虎と鳩』など、彼の歌は、作品の主要なモチーフになった。
単純に歌詞が聞こえて聞こえないの次元ではなく、ジュンスの正確な発音が
ストーリーの表現において決定的な役割をするという意味である。
歌謡の時とは違って、ミュージカル的な歌い方と呼吸が課題だった。
◆底に事情を盛る=世界的なミュージカル俳優ブラッドリトルの歌唱力は相変わらずだった。
比重は助演級に過ぎなかったが、強烈な存在感だった。
ヒロイン『リン』を演じたユンゴンジュも安定した演技と歌で久々に自分の真価を発揮した。
いざ『天国の涙』の本当の主人公は、舞台そのものだった。
2006年のトニー賞を受賞した舞台デザイナー、デビッドカルロは
映像と実物を処理配置させ、'余韻の美学'をプレゼントした。
片隅に布切れのように引き裂かれた舞台は、主人公の破片化された記憶を連想させ、
小さな門が一つだけの関係の復活の断絶を象徴化した。
何よりも傾斜した底面を舞台機構の一つの軸を活用したのは立体感をプレゼントした。
2階の前の座席が全体の舞台を鑑賞するのには絶好の場所に見えた。
音楽や演出も合格点を受けるに十分だった。 ただし、基本骨格のドラマは弱かった。
特に2幕で入って密度が落ちていくかにみえた。
米国は、羨望の対象であり、共産化されたベトナムは悪というふうな、冷戦の論理で、
少しでも脱することができないの考え方は、むしろミュージカル『ミスサイゴン』より退行したように見えた。
文=チェミンオ記者
写真=フリーランスシムジュホ
http://news.joinsmsn.com/article/aid/2011/02/07/4681212.html?cloc=olink|article|default
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ファンの熱く惜しみないサポート、
シアくんのミュージカル俳優としての成長と課題
作品や出演者、公演への賞賛とこれからへの期待など・・
厳しくもあたたかい目で公演を見てくださっていますね。
人も舞台も生きているものですから、
思いも深くなり、力量も磨き上げられ
チームとしての結束も深まるなかで、
まだまだこれから成長をとげていくでしょう。
"これからも舞台ではずっと素直になりたい"
シアくんの この揺るがない純粋な気持ちがある限り
さらにもっと大きくはばたいて輝いていくと そう強く思います。
注目されればされるだけ 愛されれば愛されるだけ
いえ それ以上に
持てる力に魂を込めて最大限に発揮できる人ですものね
期待と 自信と 愛を 胸に
ジュンス ファイティン!^^
公演の写真をお借りしました。
心きゅんとする写真もありますから、お気をつけて^^;
(出処:画像内記載)