ゆめ363 『何度も繰り返し同じ夢を見ることはありませんか』 2012年03月18日 00時51分17秒 | だれかのゆめのにっき 「何度も繰り返し同じ夢を見ることはありませんか?」 狐のお面を被った医者が訊ねてくる。 「よく分かりません」と答えると、 「そうですか。では、何度も繰り返し同じ夢を見ることはありませんか?」と言う。 「やめてください、頭が痛い」と言うと、医者は「そうですか。では」と言ってお面を外した。
ゆめ362 『下腹部が膨らんだ男』 2012年03月18日 00時49分57秒 | だれかのゆめのにっき 下腹部が異様に膨らんだ男が電車に乗っている。 その腹がなんだか少しばかり動いているような気がして、 友だちとこそこそ話をしていると、目的の駅に到着した。
ゆめ361 『赤いランプ』 2012年03月18日 00時49分01秒 | だれかのゆめのにっき 赤いランプが点灯している間は決して外に出てはならない。 空腹を訴えて飛び出して行った同僚は未だに戻ってこない。 室長が苛々した様子でランプをちらちら見ながら「仕事に集中しろ、馬鹿共が!」と怒鳴った。
ゆめ360 『オナニー』 2012年03月18日 00時48分10秒 | だれかのゆめのにっき その少女は、僕に向かって「オナニー」と言うと、哀しげに微笑んでどこかへ行ってしまった。 僕はその残像を見つめながら「オナニー」と呟いた。 気付くと涙が頬を伝っていた。
ゆめ359 『心臓のみ』 2012年03月18日 00時47分09秒 | だれかのゆめのにっき 銭湯の浴場に心臓が落ちている。 どくんどくんと脈打っている。 心臓のみが突如として出現したのか、それとも心臓のみを残して他の部分が消滅してしまったのか。 どちらにしても怖いので無視した。