からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

ささやかなこの人生 風

2019-11-25 | 音楽
ささやかなこの人生  風



Jackson Browne - For America 日本語和訳付き



山本潤子 フォーク名曲メドレー



Leonard Bernstein Introduces and Discusses Janis Ian's "Society's Child" which She Performs


社会の子

私の(家の)ドアまで来てよ、ベイビー
顔は夜の漆黒のようにけがれなく輝いている
私のママは答えを導き出した。
分かってるでしょ、あなたはとてもすばらしく見えたのよ
今私は判ったの、涙と恥を
ママはあなたを Boy と呼んだ、あなたの名前ではなくてよ
その時ママはあなたを中に入れることはしなかった。
その時ママは振り返って言った
「ねえ、彼は私達とは違うのよ」

ママは言うの、これ以上あなたに会っちゃいけないって、ベイビー
これ以上あなたに会っちゃいけないって・・・。

私と一緒に学校まで歩いて、ベイビー
みんな耳も目もきかないようにふるまっている
振り返り言うまでは
「お前は自分自身がどういう人種か判ってないのか?」
先生達はみんな笑う、彼らの にやけてじろじろと刺すような視線は
私達の関係に深く切り込む
平等の伝道師
考えてみて、彼らはそう信じているのよ
それなら なぜ彼らは私達をただそのままに しようとしないの?

彼らは言うの、私はこれ以上あなたに会っちゃいけないってね、ベイビー
これ以上あなたに会っちゃいけないって・・・

いつの日にか私は自ら聞くことを諦めてしまうでしょう
頭を高く天に向けるでしょう
いつの日にか私は天に向けるでしょう
滑らかに光る翼を、そして飛ぶのだと思います
でも その日はしばらく待たなきゃならない
ベイビー、私達は社会が生んだ子供に過ぎないのよ
私達が大人になったその時、物事は変わるかもしれない
でも今のところ それをそのままにすべきだ っていうのが道理なのよ

私は言うわ、私はこれ以上あなたに会っちゃいけないっていうことを、ベイビー
これ以上あなたに会っちゃいけないって・・・
いいえ、私はこれ以上あなたに会いたくないのよ、ベイビー...



これ、ジャニス・イアンが14歳の時作ったのだそうです。

天才少女とアメリカ社会が注目したとされるけれども、確かに異論はない。

1966年、この曲をを引っ提げて15歳でデビューしたというけれども、数枚レコードを出したあと彼女はプレッシャーに耐えられず、業界から姿を消し、1973年に「ジェシー」という曲で再デビューする。


ジャクソン・ブラウンの曲と併せて聴くとアメリカという国の何とも言えない「苦悩」と今にも続く「病」を感じる。



それにしても、解説者として「レナード・バーンスタイン」というのは凄いな。

だって、日本で小澤征爾さんがポップ・ミュージックの解説をするようなもんだぜ。

ね、・・・凄いだろ。
コメント (4)
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