ふたり
2016-09-05 | 映画
最近は映画というと、若い人の間では邦画であることが当たり前らしい。
でも、私が過ごして来た青春時代は洋画が全盛で、映画といえば洋画のことを指していた。
邦画はダサくてくさいというイメージが付きまとっていたのだ。
それがいつのまにか逆転して、最近では洋画の人気は下がっているようだが、一体いつからそうなってしまったのだろう。
恐らくそれはジブリのアニメ映画が認められ始めた「となりのトトロ」辺りからだとは思うのだが、そうすると1997年前後ということになる。実写でも”踊る大捜査線”がヒットしたのがその年だ。
じゃあ、それ以前の作品がダサいかといったら必ずしもそうではない。
邦画でも大変優れた作品はたくさんあった。
ただ、話題にならなかっただけだ。
私は前に”さびしんぼう”という映画を自分の小説の中に取り上げたことがあるが、レンタル店には今はもうないようだ。
大林宣彦監督の希代の名作だと思うのに・・・・。
で、いろいろ書いていくと最後にはなにいっているのか分からなくなってくるので結論からいうと、過去の日本映画をぜひ観てほしいということ。
特に1980年~1990年代の映画には佳品がいっぱいだ。
森田芳光、相米慎二、小栗康平、根岸 吉太郎、大林宣彦などなど、いろんなタイプの映像作家がいろいろなタイプの映画を発表している。
ぜひ観てほしい。それらの監督の作品を・・・・。
※最後に、”さびしんぼう”がないようなので、同じ大林監督の尾道を舞台にした”ふたり”という映画の予告編の動画のリンクを貼っておく。
気に入りそうならば、ぜひ観てほしい。(これならレンタル店にあると思われるのだが・・・。なかったならごめんなさい)
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