東京新聞夕刊一面下に「この道」と題した毎日の連載が載っている
色々な著名人が、自分の半生なり一生、ここまで来た道のり
一種の自分史を連載として載せる東京新聞の長年続いているコーナーです
ここに色々な方が、どういう風にして生まれ、どう育ち、どう考え
今の自分があるという事を写真入りで書いていくいい連載です
今までにも色んな人が書いてきました
大体読んできましたが、あまり興味のない人はパスしています
この間は、落合恵子さんも書いていましたし、数えきれない程の人が書いてきてます
で、今書いているのが「数学者・大道芸人」という肩書きの
ピーター・フランクルさんなのです
ハンガリー生まれのユダヤ人、ウィキペディアによると、
ハンガリー生まれのユダヤ系フランス人だそうです
第二次世界大戦によって、その家族はナチスドイツの被害者になっています
そして、その後ずっとユダヤ人差別もあったそうです
呑気な日本人の私には想像のつかない世界です
そのピーター・フランクルさんが、昨日の夕刊第55回ですが
宗教について書いていたので、ここに転載します
私は日本人の「いい加減な宗教観」にやや呆れる部分があるのですが
宗教で苦労してきたピーター・フランクルさんにとって、
その日本人の「緩い宗教観」は一番いいんだそうです
-------------------------------------------
前略 大統領の演説が必ず「神がアメリカに恵みを与えますように」で終わる国は、無神論者の僕にとって宗教色が強すぎた。
日本のことを思い出した。ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。しかし今は日本人の宗教が世界一だと思っている。宗教によって行動、考え方、食事などは束縛されず、自分の都合で宗教をうまく使う。信仰がとても篤い人たちもいるけれど、初詣や合格祈願など、必要と感じた時しか神社やお寺に行かない、葬式の際しか僧侶に会わないという人が過半数を占める。キリスト教を信仰しなくてもチャペルで結婚式を挙げ、キリスト教系の教育機関に通う。そしてめったに「あなたの宗教は?」と聞かない。日本こそは政教分離と信仰の自由が名実共に守られている。
そして当時の日本は一億総中流で、お金持ちではなくても大丈夫だと感じた。皆に認められるために、まじめで努力家で和を大切にして、他人に迷惑をかけなければよいと思った。それなら僕にもできると、定職が今もない日本を 選んだ。」
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>ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。
ここは、何回読んでも笑ってしまいます(笑
ピーター・フランクルさんは、非常に優秀な数学者で頭の良い人のようです。
そして、数ヶ国語をあやつり、色々な国に住み、どこの国に住むかを、、
日本に決めているという事なのでしょう
私が思う「宗教が根付いていないから、日本人はいい加減なんだ」とか
つまり大事なのは「世間体」だけで、世間体がゆるければ、許せば、
心の良心はないのか、一体?など思ったり
(お天道様が見ている、とかいうのはありますが)
クリスチャンでもないのに、クリスマスにはケーキを食べたり
パーティやったり、プレゼントをあげたり、全く・・・とか、
仏教は葬式仏教で、金ばかり坊主は取って、
宗教家らしい事はしないじゃないの?とか
初詣は神社で、お寺の墓に入って、教会で結婚式をあげて、
そうピーター・フランクルさんの「良いこと」としている事が
私に取っての「いい加減な宗教観」だったのですが、
それは、所謂宗教の怖さを知らない私の、
呑気さ故の物言いでしかないのかも知れません
宗教の名の下に行われた弾圧や、戦争、犠牲、
宗教間の争い、同じ宗教同士の宗派の争い
(みんな大体は、男のやってる事なんですが)
それら、大変な事柄を肌身を持って感じている、あるいは
辛い思いの連続の人達には、宗教はむしろ
人間を苦しめるものでしかないのかもしれません
呑気な無宗教の、「私の家は真言宗らしい」などと言っている私には
宗教の怖さを肌身を持って知る事などずっとないでしょうし
ただ、今まで書いてきた「自己犠牲」一つ取っても
先の「断食」などを取っても(ウィキペディアで読むとシエナのマリア等凄いです)
主人に言わせると、「自殺」あるいは「宗教による殺しみたい」だ、
です
理解は出来ません。
私達はそういう意味で、ピーター・フランクルさんの言う所の
一番いい国、宗教では、ですが、に住んで何も感じてないのだろうと思います
『日本人の宗教観が世界一』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/65/efa2dbb735525d2654ddb0e743c14890.jpg)
真夏の炎天下に咲く、百日紅(サルスベリ)
色々な著名人が、自分の半生なり一生、ここまで来た道のり
一種の自分史を連載として載せる東京新聞の長年続いているコーナーです
ここに色々な方が、どういう風にして生まれ、どう育ち、どう考え
今の自分があるという事を写真入りで書いていくいい連載です
今までにも色んな人が書いてきました
大体読んできましたが、あまり興味のない人はパスしています
この間は、落合恵子さんも書いていましたし、数えきれない程の人が書いてきてます
で、今書いているのが「数学者・大道芸人」という肩書きの
ピーター・フランクルさんなのです
ハンガリー生まれのユダヤ人、ウィキペディアによると、
ハンガリー生まれのユダヤ系フランス人だそうです
第二次世界大戦によって、その家族はナチスドイツの被害者になっています
そして、その後ずっとユダヤ人差別もあったそうです
呑気な日本人の私には想像のつかない世界です
そのピーター・フランクルさんが、昨日の夕刊第55回ですが
宗教について書いていたので、ここに転載します
私は日本人の「いい加減な宗教観」にやや呆れる部分があるのですが
宗教で苦労してきたピーター・フランクルさんにとって、
その日本人の「緩い宗教観」は一番いいんだそうです
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前略 大統領の演説が必ず「神がアメリカに恵みを与えますように」で終わる国は、無神論者の僕にとって宗教色が強すぎた。
日本のことを思い出した。ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。しかし今は日本人の宗教が世界一だと思っている。宗教によって行動、考え方、食事などは束縛されず、自分の都合で宗教をうまく使う。信仰がとても篤い人たちもいるけれど、初詣や合格祈願など、必要と感じた時しか神社やお寺に行かない、葬式の際しか僧侶に会わないという人が過半数を占める。キリスト教を信仰しなくてもチャペルで結婚式を挙げ、キリスト教系の教育機関に通う。そしてめったに「あなたの宗教は?」と聞かない。日本こそは政教分離と信仰の自由が名実共に守られている。
そして当時の日本は一億総中流で、お金持ちではなくても大丈夫だと感じた。皆に認められるために、まじめで努力家で和を大切にして、他人に迷惑をかけなければよいと思った。それなら僕にもできると、定職が今もない日本を 選んだ。」
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>ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。
ここは、何回読んでも笑ってしまいます(笑
ピーター・フランクルさんは、非常に優秀な数学者で頭の良い人のようです。
そして、数ヶ国語をあやつり、色々な国に住み、どこの国に住むかを、、
日本に決めているという事なのでしょう
私が思う「宗教が根付いていないから、日本人はいい加減なんだ」とか
つまり大事なのは「世間体」だけで、世間体がゆるければ、許せば、
心の良心はないのか、一体?など思ったり
(お天道様が見ている、とかいうのはありますが)
クリスチャンでもないのに、クリスマスにはケーキを食べたり
パーティやったり、プレゼントをあげたり、全く・・・とか、
仏教は葬式仏教で、金ばかり坊主は取って、
宗教家らしい事はしないじゃないの?とか
初詣は神社で、お寺の墓に入って、教会で結婚式をあげて、
そうピーター・フランクルさんの「良いこと」としている事が
私に取っての「いい加減な宗教観」だったのですが、
それは、所謂宗教の怖さを知らない私の、
呑気さ故の物言いでしかないのかも知れません
宗教の名の下に行われた弾圧や、戦争、犠牲、
宗教間の争い、同じ宗教同士の宗派の争い
(みんな大体は、男のやってる事なんですが)
それら、大変な事柄を肌身を持って感じている、あるいは
辛い思いの連続の人達には、宗教はむしろ
人間を苦しめるものでしかないのかもしれません
呑気な無宗教の、「私の家は真言宗らしい」などと言っている私には
宗教の怖さを肌身を持って知る事などずっとないでしょうし
ただ、今まで書いてきた「自己犠牲」一つ取っても
先の「断食」などを取っても(ウィキペディアで読むとシエナのマリア等凄いです)
主人に言わせると、「自殺」あるいは「宗教による殺しみたい」だ、
です
理解は出来ません。
私達はそういう意味で、ピーター・フランクルさんの言う所の
一番いい国、宗教では、ですが、に住んで何も感じてないのだろうと思います
『日本人の宗教観が世界一』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/65/efa2dbb735525d2654ddb0e743c14890.jpg)
真夏の炎天下に咲く、百日紅(サルスベリ)