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ピーター・フランクルさんの宗教観 【日本が一番】

2014-08-20 15:46:31 | 宗教関係
東京新聞夕刊一面下に「この道」と題した毎日の連載が載っている
色々な著名人が、自分の半生なり一生、ここまで来た道のり
一種の自分史を連載として載せる東京新聞の長年続いているコーナーです
ここに色々な方が、どういう風にして生まれ、どう育ち、どう考え
今の自分があるという事を写真入りで書いていくいい連載です
今までにも色んな人が書いてきました
大体読んできましたが、あまり興味のない人はパスしています
この間は、落合恵子さんも書いていましたし、数えきれない程の人が書いてきてます

で、今書いているのが「数学者・大道芸人」という肩書きの
ピーター・フランクルさんなのです
ハンガリー生まれのユダヤ人、ウィキペディアによると、
ハンガリー生まれのユダヤ系フランス人だそうです
第二次世界大戦によって、その家族はナチスドイツの被害者になっています
そして、その後ずっとユダヤ人差別もあったそうです
呑気な日本人の私には想像のつかない世界です

そのピーター・フランクルさんが、昨日の夕刊第55回ですが
宗教について書いていたので、ここに転載します
私は日本人の「いい加減な宗教観」にやや呆れる部分があるのですが
宗教で苦労してきたピーター・フランクルさんにとって、
その日本人の「緩い宗教観」は一番いいんだそうです

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前略 大統領の演説が必ず「神がアメリカに恵みを与えますように」で終わる国は、無神論者の僕にとって宗教色が強すぎた。
日本のことを思い出した。ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。しかし今は日本人の宗教が世界一だと思っている。宗教によって行動、考え方、食事などは束縛されず、自分の都合で宗教をうまく使う。信仰がとても篤い人たちもいるけれど、初詣や合格祈願など、必要と感じた時しか神社やお寺に行かない、葬式の際しか僧侶に会わないという人が過半数を占める。キリスト教を信仰しなくてもチャペルで結婚式を挙げ、キリスト教系の教育機関に通う。そしてめったに「あなたの宗教は?」と聞かない。日本こそは政教分離と信仰の自由が名実共に守られている。
 そして当時の日本は一億総中流で、お金持ちではなくても大丈夫だと感じた。皆に認められるために、まじめで努力家で和を大切にして、他人に迷惑をかけなければよいと思った。それなら僕にもできると、定職が今もない日本を 選んだ。」
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>ガイドブックには日本人の宗教について、神道九割に仏教八割と書いてあった。それを読んで数字が間違っていると確信した。

ここは、何回読んでも笑ってしまいます(笑
ピーター・フランクルさんは、非常に優秀な数学者で頭の良い人のようです。
そして、数ヶ国語をあやつり、色々な国に住み、どこの国に住むかを、、
日本に決めているという事なのでしょう

私が思う「宗教が根付いていないから、日本人はいい加減なんだ」とか
つまり大事なのは「世間体」だけで、世間体がゆるければ、許せば、
心の良心はないのか、一体?など思ったり
(お天道様が見ている、とかいうのはありますが)
クリスチャンでもないのに、クリスマスにはケーキを食べたり
パーティやったり、プレゼントをあげたり、全く・・・とか、
仏教は葬式仏教で、金ばかり坊主は取って、
宗教家らしい事はしないじゃないの?とか
初詣は神社で、お寺の墓に入って、教会で結婚式をあげて、
そうピーター・フランクルさんの「良いこと」としている事が
私に取っての「いい加減な宗教観」だったのですが、
それは、所謂宗教の怖さを知らない私の、
呑気さ故の物言いでしかないのかも知れません

宗教の名の下に行われた弾圧や、戦争、犠牲、
宗教間の争い、同じ宗教同士の宗派の争い
(みんな大体は、男のやってる事なんですが)
それら、大変な事柄を肌身を持って感じている、あるいは
辛い思いの連続の人達には、宗教はむしろ
人間を苦しめるものでしかないのかもしれません

呑気な無宗教の、「私の家は真言宗らしい」などと言っている私には
宗教の怖さを肌身を持って知る事などずっとないでしょうし
ただ、今まで書いてきた「自己犠牲」一つ取っても
先の「断食」などを取っても(ウィキペディアで読むとシエナのマリア等凄いです)
主人に言わせると、「自殺」あるいは「宗教による殺しみたい」だ、
です
理解は出来ません。
私達はそういう意味で、ピーター・フランクルさんの言う所の
一番いい国、宗教では、ですが、に住んで何も感じてないのだろうと思います

『日本人の宗教観が世界一』


真夏の炎天下に咲く、百日紅(サルスベリ)
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