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日々思ったこと、見たことなどを書いています。

ネットの功罪 2 炎上

2014-09-02 10:54:27 | ネット関係
今日は、やや暖かい?ようです
ここの所の妙な涼しさ、というか寒さ?何なんだろうかと思います

最近よく新聞などでも「炎上」という言葉を目にします
私は実際にはその「炎上」なる現場を見た事は殆どないです
そのような事がネットに出て、見に行こうかとした事はあるように思うけど
実際目にした記憶がありませんが

この「炎上」というのも、いささか怪しげなものだと私は思っています
まず、私がネットで被害に遭うきっかけとなった一因には
この「炎上」問題と少なからず関連があるような気もします

私達は通常、言いたい事をはっきりとは言わず
できれば相手の心情に斟酌しながら、
遠回しに言ったり、あるいは言わなかったりします
思った事をはっきりと口に出すと、様々な障害が起きます
遠慮もあるし、配慮もあるし、その後の人間関係の問題も生じるし
だから、言いたい事をなるべくなら言わずに腹に納めて
あるいは、他の人に言ったり相談したり、愚痴をこぼす事によって
その件を「処理」しようとします

ですが、顔の見えない場では、メールよりも掲示板とかコメント欄とかでは
本音を出す事が容易になります
従って、「見えない事のメリット」を使い、
本音を直接相手にぶつける傾向が強くなる

それは、必ずしも悪意でもなく、喧嘩を売る事でもなく
まして、相手を攻撃しようとも思ったわけではない
ただし、ここが問題です
「本当の事を言うと怒る」という問題が生じるのです
だから、現実面と向かった相手には、言わなかったり婉曲に言ったりと
様々な軋轢を生まないための配慮をするのです
それは、ある意味「自分を守るため」でもあります

ネットでは顔が見えない
相手の顔が見えないのと同時に自分の顔も相手には見えない
そこで、思わず日頃溜め込んでいる本音を出す場を提供された事になるのです
それは、憂さのはけ口でも、興味半分でもなく
単に「本当の事を言う」という禁じ手の行為が可能になるのです

どうなるか・・・
これは、言われた方の立場からすれば、「傷ついた」という言葉になって現れます
つまり、面と向かった場合に控える「本当の事を言う」事は
すなわち、相手にとっての「嫌な事」でしかない、そうなんです
誰も本当の事を言って欲しい程には「強くない」のかも知れません
嘘でもおためごかしでもいい、柔らかな言葉が欲しい
自分を「いたわって欲しい」のかも知れません

私はAB型ですから、時に辛辣な事もあるのかもしれません
又、人は誤りを指摘されるのを嫌うらしいのです
だから、「それは違いますよ」という言葉が「攻撃」に思われてしまう
まさか、のまさかですが、そういうものらしいのです

私はそこで、・・・話が「炎上」からややずれてきましたが、
相手から「酷い目に遭わされた」という思いを抱かれたそうなのです
それは、相手がそう言ったのでおそらくそうなんだと思います
間違った事を言って「それは違います」というとダメなんだそうです
で、間違った相手は言い訳をして、何とか誤魔化そうとした?
「それはないでしょう」これもペケらしいのです
でしたら、話は不可能という事になります
常時おためごかしに終始し、本音での話はできなくなります
ですが、日常、そういう手法を使って生活をしているのではなかったっけ?

そうなんですね
ネットという顔の見えないツールを、どうしても本音の場にしてしまう
言いたい事を言える場と思ってしまう
これが、様々な軋轢を生んでしまったんです、私の場合
私には悪意はありませんでした
ただ、「これが正しい」と言った事が「いけなかった」ようなのです
そうらしいです

で、炎上の話に戻りますが、この炎上なるものが
噂によると(私は実際にはあまり見た事がないので)
一種の吊し上げになっているのではないかと思われます
確かに非常識な事を言ったり、酷い事を言ったり、見当はずれな
「あんた、おかしくない?」というような事を言った場合
思わず一言言いたくなるのは当然でしょう
ですが、それが、一種のストレス発散や、個人攻撃、虐めのような
歪んだ形態を醸しだしてはいないかという危惧です
私はそういう部分が多分に含まれているのではないかと思っています

思い出しました
私も見た事がありました
乙武さんのブログとツイッターです
確かレストラン?エレベーターがなくて、
身体の不自由な乙武さんが、「運んでくれませんか」と言ったら
拒否された、とかいう話についてでした
ブログとツイッターを見に行きました

私の主人は乙武さんを非難した
私は乙武さんの方が正しいのではと思ったのです

非難している人達は乙武さんを「何様だ」と怒っていました
事前にエレベーターがないのくらい調べて行けよ、という主張です
問題は、店側の人の対応にあったようです
身体障害者の場合、日本はまだまだ遅れています
主人の言い分は「身体障害者は『図々しい部分がある』」でした
主人は過去に何か経験があるようです

ただ、「図々しくないと生きていけない」位の感じが
日本の身体障害者の実情ではないかと思うのです
日本の「厄介者」感覚が私は嫌いです
この間NHKで見た戦中の肢体不自由児の学校の疎開の話
「足手まといになるから、疎開させない。役に立たない」
貧乏な日本の感覚は、弱肉強食と同じです

先の都議会や国会の「ヤジ問題」も同様な土壌から発生しています
(もう、話が終わらなくなってしまいそうです)
男社会もそういう事です
筋力に劣る女は「人間扱い」されていません
もしも、人間の女が男と同じ筋力、体力を与えられていたら・・
どうなっているでしょうね
女も社会的弱者ではあると思います

長くなったので、取り敢えずここまでにします(続く
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