あなたとお花と猫とエコと健康

日々思ったこと、見たことなどを書いています。

「ヘイトスピーチ」について

2014-09-07 23:01:27 | ネット関係
私が最初にネットを始めた時、1999年頃の話、
「猫の事は、際限なくなりそうだからやめよう」
と、パソコン先輩の主人と話し合った
庭に捨てられた二匹の仔猫を保護して、
その仔猫達の里親探しを初めてネットでした
そこら辺りはまだ何とかだったけど、次がいけなかった
知り合いに頼まれた事が元で、ある情報を得る為に
ネットで猫関係の掲示板を覗いた
それが元で、先行き大変な目にあう事になるとは夢にも思わずに

掲示板で出会った相手は、当時私は何も知らなかったけれど、
彼らが後で言うには「自分達は日本人ではない」と
それがわかって来たのは何年も経ってから、多分五年位後に
詳しい経過は色々差し障りがあるので省くけれど
ただ、彼らが言うには、自分達は日本人に、何と言うか
「差別された」とか
はっきり具体的には分からないけれど、彼らはそう言っていたし、そう思っていた
私はその中の一人(女)に、こう言われた

>◯(私)にとっては在日は差別ではなく
>日本人>在日っていう絶対揺るがない事実なんだよな。
>あたしが「在日」のくせに◯(私)に言い返すのがナマイキで
許せないんだってさw

東京生まれの東京育ちで、はっきり言って「在日」なるものが
何たるかを、具体的に知らずに育った私に、
あたかも差別者であるかのような、決めつけた発言をされ、
正直びっくりした上に、腹も立った
「何だ?」と

国と国において、どちらが上か下か、民族において、どちらが上か下か
そういう事を考えた事はなかった
私が小学校の頃、そういった事でクラスで何かあったという事もなかった
小学校高学年の頃、中国から来た背の高い細身の女の子がクラスに転入してきた
髪を三つ編みにして前に垂らしていた
何十年ぶりかで思い出したけど、その子は多分中国人だったと思う
名前は「高(こう)」さんと言ったようだった
とても控えめでおとなしい性格の人だったように思う
確か日本語があまり上手ではなく、私はあまり話した記憶はない
いつの間にかいなくなってしまった
多分言葉の関係で止めてしまったかもしれない
その子に対して、言葉が通じなくて不便だろうと
何か気の毒に思った感情はあったように覚えているけれど、
差別感情とか、ましてどちらが上とか考えた事もなかった

他には、ベルギー人のハーフの女の子がいた
大人っぽくて、とても綺麗な人だった
何の差別もなく、みんな普通に遊んでいた
その人のお誕生会に家に招かれて、
戸惑いながら選んで買ったブドウの形のブローチを
プレゼントとして持って行った記憶がある
笑っちゃいますが、そういうの珍しかった時代
遠い記憶ですねえ・・(笑
ロシア人とのクォーターの女の子も転入して来た
えらくドッジボールの球のスピードが速くて、怖いほどだった
その人とは、今もたまに電話で話したりする
だから、外国人とか障がい者への差別はなかったように思う

そうだ、小学中学年の頃にはクラスに、
今から思うと、ダウン症らしい女の子がいた
当時、着物姿のお母さんが毎日来て、付ききりで面倒を見ていた
食事の時に、お母さんが食パンをミルクに浸したのを
一口ずつ口に持って行って食べさせていた
あれ、美味しいのかなあ?と思いながら見ていた
(美味しくはないのでは?と思いながら)
その子の事も誰も差別なんかしなかった
ただ、近寄って何かした記憶もない
お母さんの顔も、その子の顔も、今でもはっきりと覚えている
ちょっと年の行ったお母さんで、仲良くしてくれるようにとの思いか、
私達に話しかけてくれたような気もする
授業の途中で教室からいなくなってしまう事もあったような気がする
探したら、ジャングルジムで遊んでいたのだっけ、忘れてしまったけど
その子も、途中からいなくなってしまった
お母さんの体が持たなかったのかも知れない

そんな感じだったので、中学も高校も短大も、会社に入っても、
どこでも「在日」がどうとかいう話は全くなく、
近所も、そういう人がいたかどうかも知らずに育った
だから「在日差別」なんて身の回りになかった
(そのそも「在日」なんて言葉すら知らなかったし)

大人も中年以降になってから、少しそういう問題が近所で起きるようになった
心ない24時間営業の店が家の真ん前に出来て、
昼も夜もうるさくて、寝られない程の騒音被害にあい、
警察、役所、都の騒音公害課とかいうところに相談しても
騒音110番とかいうところに電話しても、全く埒が明かなかった
その辺りから、日本人ではない人達からの被害を受けている事を感じるようになった
それでも、 日本人 > 在日 などと言う差別意識などは生じなかった

で、(溜息) その時に、その掲示板で色々な書き込みを見た時に
ネット特有の「在日ネタ」とかいうものに遭遇する事になった
何かというと「在日」
そして、その書いている内容は何か、というと
「在日はこんなに酷い事をしている」という内容だった
例えば、生活保護の話、
「家や高級車を持っていても、在日なら生活保護が受けられる」とか
「民団」がどうとか「半島の人間はこうだ」とか
「韓国はレイプが世界一多い」とか「精神的におかしな人が多い」とか
「火病」とか、わけのわからない話が、繰り返し何度も何度も書かれてあった
話している内容とは全く関係ないのに、度々「在日」関係の話が書かれる
「パチンコ屋の息子が友達だが、日本人はカモだ、馬鹿だと
その在日の友達が笑っている」と書いてあった事もあった

これらは「在日批判」の書き込みに間違いない
けれど、これらの事柄を書いているのは当の「在日」と称する人
つまり、私への攻撃をしている人だという事だった
私は何でこんなに在日批判を書き込むのか理解出来なかった
おそらく「正義感の強い在日」の人が、批判を込めて書いているのかな、
と思うしかなかった
今でもその真意はわからない
何でそんな事を書いていたのか分からなかった
もうひとつ考えられる事は、仲間同士で喧嘩別れをしていたから
同じ在日同士の「告発」?なのか、とも思えたけれど、真意はわからない
(私は何か書かれる度に「火病」「在日 生活保護」とかで検索し、調べ、
知識を得る事になり、その為に色々な事を知る事になった)

ヘイトスピーチの話を聞く度に思うことは、
これは「日本人」のしていることかどうか、という話だった
一体日本人は「在日の話」にどれほどの関心を持っているのか
そして、日本人はどれだけ「在日」攻撃を表立ってするのか、という話
一部日本人が入っているとしても、どうもおかしい
私がそう思ったように、ネットでも同じような事が書かれている
「ヘイトスピーチは、在日の自作自演である」と

私は関わった掲示板で散々騙された
同じ人間が違うHNを使って敵対状態を作り出し
自分で自分を攻撃している事を知った
騙されます
敵対しているから別人が書いていると思う
それが騙しのテクニックで、そういう事をする事によって混乱を招き、
こちらを困らせる手法だということを知った
そして、このヘイトスピーチなるものをする事の意味
何かの意図があってしている事なのではないのか
その意図とは何か、って私のような
よく知らない人間には想像がつかないけれど
何かの利害が絡んだことのような気がする
(ふと思ったのだけれど、
これも乙武さんの時と同じ法案の為ではないのだろうか?)

それから、もうひとつ、同じ掲示板で書かれたこと
「自分は在日三世」と名乗る、大阪在住の女の人と話をしたことがある
その人は在日について詳しく、おそらく当時30代だったと思われる
彼女は
「生まれてから、在日としての差別を受けた事はない」と、断言した
本人が自らそう言ったので、こちらがそのような事を
話すよう促したわけではなかったから、事実なのだろうと思う
私は、在日の人が差別を受けているか、そうでないかは
この通りなので、知らないし、分からない
ただ、色々な事をされて、大きな被害を受けて、
その中に「怖い人達がいる」と、思っている事実だけはある

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生誕60周年ということで | トップ | 昔の子供の遊び »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ネット関係」カテゴリの最新記事