宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

現実的

2008-11-04 23:20:23 | 学び
デモクラティックスクールの子どもたちの特徴をひとつ挙げるよう言われたら、私は「現実的なところ」と答えます。


デモクラティックスクールの子どもたちは、考え方が現実的です。


彼らは多くの大人のように論理のための論理を振り回すことがありませんし、多くの大人のように自分の意見を主張をするのに感情的になったりもしません。


シンプルにものを考えます。


あるものが必要かどうかを考える時も、「将来あったら便利かも」という考え方はしません。


大人は“不測の事態”というものを考慮したがります。「もしああなったら」「もしこうなったら」と考え、なかなか決断を下せなくなります。


デモクラティックスクールの子どもたちは、今必要かどうかを考えます。


彼らは現実的にものを考えます。


わたしは、彼らは常識という名の偏見にも、また夢のような妄想にもとらわれずに生きていくのではないかと感じています。


多くの大人は、常識や思い込みの苦しみから脱しようと、心理学や自己啓発やヒーリングに取り組みます。


それらはもちろん素晴らしい。


でも、デモクラティックスクールの子どもたちは、そういうものに頼らなくとも、現実をちゃんとみることができる大人になるように見えるし、すでにそうなっているようにみえます。


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満喫

2008-11-04 11:28:28 | 時間


よく言われるように、デモクラティックスクールは一日中が「休み時間」です。


ところで、「休み時間」ってみんなにとってどんなものだったでしょう?


「休み時間」は休む時間ではありませんでしたね。


今、従来の学校に通っている子どもに、学校にいる間で一番楽しいのはいつ?と聞いたら、「休み時間」と答えます。


それぐらい、子どもたちにとって「休み時間」は楽しみな時間です。


休み時間は一番わくわくする時間です。


自分が自由に使える時間。


唯一な時間。


その時間だけ、学校の空気が変わります。


学校がそれまでの時間とは異なる空間になります。


あれはなんなんでしょうね。


あの自由さ。


たしかにデモクラティックスクールは朝から終わりまでそれが続きます。


遊んだり。


あるいは、既存の学校でずっと喋り続けたような時間が朝から続きます。


自分のしていることが有意義かどうかなどは問題になりません。


もちろん「成績」のことはみんな気にしていません(「成績」はないのですから)。


自分のやっていることが将来役に立つかどうかも気にしていません。


大人からみて何もしていないように見えても、何も有意義なことをしていなくても、子どもたちにとっては、それは自由の満喫です。


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