宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

担う

2008-10-22 11:29:05 | 自由、選択、団体へのコミットメント


今日は曇り。


夜には雨が降るそうです。


明日は子どもの一人が大阪のフリースクールの人たちと野球をする予定なので、雨が降ると残念。


宙(そら)の人気スポーツは相変わらず野球ですね。



先日、20歳を過ぎたばかりの若い人がふたり見学に来てくださいました。先日TBSの『情熱大陸』で放送された「よみたん自然学校」を見て、その際に紹介されたサドベリー・バレー・スクールについての書籍『世界一素敵な学校』(緑風出版)を読んだつながりで宙(そら)に来られました。


三ヶ月ほど前には、まだ子どもがゼロ歳と二歳のご夫婦や小学校入学を控えた双子をもつお母さんが見学に来てくださいました。


若い方たちのあいだにデモクラティックスクールの存在は、少しずつ、でも確実に知れ渡っているようです。


宙(そら)のHPへのアクセスも半年ほど前に比べ倍ぐらいに増えています。



デモクラティックスクールのことを聞いて多くの人は、「学校の勉強をしないで好きなことをしている」という事実に驚きます。


たしかに学校の存在を自明視してきた私たちにはそれは驚くことですね。


でも、学校の勉強をしないで好きなことをするというだけであれば、フリースクールでもそのような状態になっていると思います。


あるいは、日本ではまだポピュラーではありませんが、アメリカの盛んなホームスクーリングもそのようなものですね。


そのフリースクール等とデモクラティックスクールとの最大の違いは、学校の運営を子どもたち自身が担っていることです。


例外なく、学校のすべてのルールに子どもたちの影響力が及んでいるのです。ご存知のようにスタッフの雇用に関しても。


デモクラティックスクールの特徴を「自由」の一言で済ますのは誤解を招くかもしれません。


むしろルールを自分たちで作る「責任」を負うということが、他の学校とデモクラティックスクールとを大きく分ける点です。


実際デモクラティックスクールで毎日働いていると、単に好きなことをするだけでは、とても学校として成り立たないように思えます。


どれほど「好きなことを何でもできる」と言っても、それだけでは学校に来る動機として成り立つとは限りません。


好きなことをするというのは、自分のあり方に責任をもつということです。同時に、学校のルールをつくるということは、団体=社会のあり方に責任をもつことです。


>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
    都会のサドベリー・スクール
    デモクラティックスクール 宙(そら)

 〒662-0837 兵庫県西宮市広田町2-15
 Tel/Fax 0798-70-0777
 公式HP


日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。 


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