ねこライフ

うちのねこsがゲストに「シマちゃん」を迎えての徒然。

未知との遭遇:その6:里親募集編

2010-09-15 22:07:37 | たみぃ
猫ライフ212日目。


去年の今頃、2週間ほどエサやりをしただけでがっつり懐いた2頭を捕獲、不妊手術のため病院へ連れて行きましたが、♀2頭のつもりが、1頭は♂、もう1頭はどうやら手術済みらしいということが判明しました。

そうすると、オスの去勢手術はメスの不妊手術より費用がかからないので、用意した資金にかなり余裕が。

そして、動物病院では、ペットホテルと称してお泊りさせてくれるという事が分かったので、じゃあその浮いた資金で預ければ少しでも里親募集する期間が引き延ばせるー、などと考えました。

友人が教えてくれた募集サイト二つに写真と情報を送ると、どちらもすぐ載せてくれました。

うちひとつは、成猫の場合、そうすぐに里親さん候補は現れないので数か月の覚悟が必要ですよと丁寧にアドバイスしてくれました。

今、里親募集サイトを見慣れた目でみると、その通りで、3、4日の時間がかせげるからといって、それで里親募集は、子猫であっても無謀な試みなのです。

しかし、わたしは友人知人にメールを流しまくって「猫いらんかね」と囁き続けました。

三毛はともかく、白の方の里親を何とか見つけたかったのです。

甘ったれで野良猫スキルが低そうだったのと、実は病院で、尿路結石の初期症状が出ていると診断されたためでした。

とにかく動物関係は無知だったわたしですが、猫の結石については偶々友人から聞いておりました。昔風の感覚で煮干しやかつ節を与えすぎるとなっちゃう事が多い、自分とこに昔いた猫がそうなって可哀そうであったと友だちが言っていたのを憶えていたおかげで、そういう危険物を猫たちに食べさせなかったのですが、同時に、それが猫に多い厄介な症状だということもかすかに理解していました。

病院では、療養食をたべていれば、今の段階なら危険はないと言われました。

しかし、外にいたら、わたしもいなくなるわけだし、療養食は無理だろう。そこで、里親さんを激しく募集することになったのです。

さて、2日経たないうちに知人が声をかけてくれました。試しに連れ帰ってみたいとおっしゃいます。お見合いなわけですが、わたしの場合、返品されても困る。しかし、長年知っている信頼できる人で生活環境も申し分ない。これはラッキーとばかりに病院まで来てくれたその人に白を渡しました。

この時点で、すっかり白は片付いた気分になっていたわたくし、全くビギナーでした。

お世話になったボランティアさんにその旨報告すると、まあ、そんなにいいお相手なら三毛ちゃんも引き取ってもらえば?1頭も2頭も変わらないでしょう?とのこと。

確かに、と思い、図々しくもケージを受取に行くのにかこつけ先方に「もう1頭も?」とアプローチしてみました。

ところがそこで判明したのは、先方は、御家族全員の同意はあるものの、気管支系の弱い方がおり、ペットを飼って大丈夫かを不安に思っているので、とりあえず「お試し」にした、ということでした。

嗚呼何たること、とがっくりするわたくし。

でも、そんな所に毛玉を送り込んでしまって、ご家族に何かあったら申し訳ない、ああどうしよう、などと思い悩んでいると、先方から、やはりどうも駄目らしい、との報が入りました。

あああ、ヒトを危険にさらすわけにはいかないが、白だってこのまま元の野良生活に戻れば、必ずや結石が悪化して苦しい最期となるのであろう~というところで苦悩。

そんなことをやってる間に9月も下旬になり、私が楽しみにしていた旅行が目前にせまりました。

白を預かってくれてるお宅は、うちは少しぐらいなら大丈夫だから旅行から帰ったら返すよ、と鷹揚に言ってくれましたが、しかし返されても困るのだ。

でもまあそう言ってくれるなら、旅行中も諦めずに里親探しを、などと思いこみ、飛行機に乗れば二日酔いで気持ちワルイなどと言って同行者を困らせつつ、東京を離れました。

ちなみに、三毛は可能性無しとみて、入院させて5日目にリリース。
いつもの遊歩道でケージを開けると、弾丸スピードで走り去って行きました。

ああもう三毛んぬ(当時かってにそう呼んでいました)にも会えないのね、とさびしく思うわたし。
麻酔にワクチン、ノミとり、便検査、耳掃除、猫エイズと白血病検査プラス入院3泊(病院がお休みの日が1日あり、その日の分を差し引いてくれた)で計26000円が手切れ金でした。

さて旅は、気候もよろしく美味い物てんこ盛り、連れはいつもの旅友だしで楽しさいっぱいのはずでしたが、あの時は75%ぐらい白の里親探しで占められていました。ひっきりなしにケータイメールを操り果ては電話しだしたりするわたしに、同行者はさぞやメーワクだったと思われるのですが、彼女も猫ライファー、気持ちは誰よりも理解してくれました。

しかし、必死の攻勢もむなしく、旅の最終日にはほぼ可能性は尽きたことが判明しました。
帰りの飛行機では口をきく元気もなかったわたし、同行者ーごめんよー


(ああ、あれから1年経ったんだなあという感慨と共に、ツヅク)


去年のたみぃの姿が、一部に衝撃を与えている模様。
あの写真じゃ、違い分かんないかなーと思ったんですが、分かるんですね、やっぱり。

はい、去年は、どっちかっていうと可憐な少女体形でした。
今はどっしりとマダームな体形。

マダームのキャリー上ライフをどうぞ。



今朝は朝ごはんが1時間も遅れたわ。



下僕をそろそろ取り換えた方がいいんじゃないかしら。



ちょっとそこのあなた、かもーん。



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