甲子園に着いて通路を足早に歩いていると、なぜか「今岡」コールとそれに続く歓声でどよめいていた。
え、まさか?
ライスタの席についてスコアボードを振り返ると、そこにはすでに関本の代わりに「三番サード・今岡」と、2点のスコアが掲示されていた。
今岡が一軍登録されたことを全く知らなかった私は、鳴尾浜に来てしまったかの錯覚にくらくらするようだった。
いや、ここは甲子園。
こんな演出があるとは、ゆめゆめ思わなかった。
復帰一打席目で結果を出すのも彼らしい。
やはり、何か持ってるんよね。
だからファンはいつまでも「今岡待望論」を口にする。
この日、甲子園を訪れた私は、さながら今岡の「サプライズ・バースデー・パーティー」に招待された気分だった。
ありがとう今岡!
次は来年のバースデーまで「お預け」ちゅうことはないよね?
このバースデーパーティーの影の立役者は、前夜に痛い思いをしたセッキーではないかと・・。
軽傷であることを祈ります。
東京ドームで見た金本の意地の弾道に次いで感動的な試合でした。
うんうん九回くるまでほとんど負けを覚悟してましたもんね。
まさかあんな劇的演出が仕込まれていようとは。
さ、これで役者がそろいましたね。
金本もさぞやこの日を待ち望んでいたことでしょう。